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失くした玄関鍵が電車から出てきた!さあ、どうする?

  1. あなたは玄関の鍵を失くしました。

  2. 帰宅して玄関で気付いたので、いつどこで失くしたかはわかりません。

  3. 鍵は古い物で、金属製のギザギザの物でした。

  4. その日は鍵屋さんに依頼して解錠してもらいました。古いタイプの鍵なので、比較的安価で、すぐに解錠してくれました。

  5. 以降は家の中に保管していたスペアキーを使用していました。

  6. とはいえ、失くした鍵の行方が気になったので、失くした日に訪れた場所のうちいくつかに問い合わせてました。

  7. すると、電車の終点の駅で失くした鍵が見つかりました。失くした2日後、ホームのベンチにて発見、という記録だそうです。

  8. 鍵は、付けていたキーホルダーと一緒に見つかり、玄関を開錠できたことから、間違いなくあなたが失くした品物です。

遺失物事務所にいると、時折こういったケースに当たる。

このとき、「ああ、良かった」と安心して失くした鍵を使い続けようとするお客さんがほとんどである。

わたしも、この仕事に就くまで同じ感覚だった。

しかしながら、これは高リスクな行動なのだ。

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「遺失物事務所歳時記」「児童養護施設のドタバタ日記」ほか、生活の中で面白いと思った事を共有します。詳しくはプロフィール記事をご覧ください。

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