の日記(7月5日)
こんばんは。
翼です。
皆さんと少しずつお話しできるようになってきて
僕はとても嬉しいです。
僕は
6月23日の夜から24日の朝にかけてのうち
どこかのタイミングで自殺未遂をしました。
方法は過量服薬でした。
死にませんでした。
しかし、容態が芳しい方向へ向かわず
僕とほぼ同棲している彼氏が救急車を呼んでくれたおかげで
集中治療室(ICU)で処置を受け
24日の夜、病院内の救命救急センター(LEC)で、意識が戻りました。
24日の夜だということには気付きませんでした。
時計がかけてあるところも見えないくらい
両手、両足がベッドの柵に括り付けられていたからです。
僕は必死に引っ張りました。
ですか抜けません。
意識を取り戻した僕は一生懸命外そうとしました。
その音を聞きつけて、看護師が来ました。
よく覚えています。
看護師はこう言いました。
「死ぬんじゃないかとおもったよ」と。
それくらい、自分が危篤状態にあったのだと気付きました。
(それでも、生きていた人に「死ぬかと思った」と言ったのは不謹慎ですよね)
意識を戻した僕は
「彼氏は無事なのか!連絡をしろ!生きているのか分からないだろ!」
と叫びました。
その叫びは届かず、彼氏に連絡がいったのは、退院の身元引受人として、誰を呼ぶか、看護師に問われた際に「彼氏がいい」「彼氏じゃないと嫌だ」って言った時でした。
看護師に「面会とかお見舞いとか、会えないとはいえ来てくれない人がお迎えに来ないかもしれないじゃないか!」と言いながら、段々不安になりました。
そしたら看護師は「当たり前よ、だって一度もこちらから連絡してないから」と言いました。
病院側は連絡をしてくれてはいなかったのです。
ひどく絶望しました。
リハビリは自主的に積極的に行いました。
先生の判断を待っている訳にはいかなかったので、食事を開始するタイミングも早めました。「そろそろ食べれそう?」なんて聞かれる前に食事をお願いしました。
意欲は十分にありました。
しかし、彼氏の家に帰れない可能性などを考えると途端に不安に襲われました。
そして、問診の時に発覚したのが
「俺は死にたいとは思っていなかったこと」
でした。
彼氏は病院から「来れますか」と電話があった時
すぐに家を出て迎えに来てくれました。
彼氏は、突発的な出来事がとても苦手です。
そんな彼氏が、俺のために電話が来てすぐに支度して迎えに来てくれた
それがとても、とても嬉しかったです。
ですが、その頃の俺は、何もかもに絶望していました。
彼氏が迎えに来てくれると看護師に言われても
嘘なんじゃないかと思い、ふて寝していました。
退院したんだと実感したのは、家に帰ってきてからでした。
家に帰ってきて、体調がすこぶる悪いことに気付きました。
翌日、俺は赤ちゃんのような態度をとり始めました。
それは今でも続いています。
今は中学生くらい。
そんな俺を、彼氏は「育てたい」と思ってくれました。
彼氏に頼っていいんだと思ったら
瞬く間に、社会に色がついていきました。
そしていつか、
彼氏に恩返しがしたいと思うようになって
そして今は支え合って生きていきたいと思うようになりました。
彼氏はすごいです。
本当にお母さんのような、お父さんのような
1番最初に信頼関係を築くのに、これ以上いい人、素敵な人、自慢したい人はいません。
たぶん「おまえのかーちゃん、でーべそ」
と言われただけでブチ切れて、なぐりかかるとおもいます。
好きで好きで仕方ない。
今の俺はそんな、素敵な感情に包まれていて
死にたいとは、やっぱり思いません。