偏見と信頼のあいだ
あなたは一度偏見を持った対象に信頼を寄せることができるでしょうか。
ジブリ作品に「もののけ姫」というのがあります。
もののけ姫は、最後あしたかにこんなことを言います。
「あしたかは好きだ。だけど、人間を許すことはできない」
「人間を許すことはできない」のは、彼女が人間なのにも関わらず生贄として両親に捨てられ、人間から忌み嫌われ、酷いことをされた過去があるからです。
でも、人間はみんな極悪非道だと思っていたけど「そうじゃない」と思える人が現れました。
それが、あしたかだったのです。
彼は命がけで彼女を救い、彼女を守り、彼女を理解しました。
そんな彼のひたむきさと誠実に心を打たれ、彼を信頼し、好きになったのです。
最近、わたしにも似たような経験があったのでその話をしたいと思います。
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