堀川アサコ『大奥の座敷童子』

堀川アサコ『大奥の座敷童子』を読みました。

時は1854年、13代将軍・徳川家定の時代。

借金だらけの貧乏田舎藩からの命を受けて、江戸城大奥で奮闘する少女イチゴのお話です。

命というのが、『50年前にいなくなった座敷童子を捕まえよ』

大好きな幻想シリーズの堀川アサコさんの時代劇ファンタジー。

かわゆいイチゴちゃんの奮闘ぶりに、きゅんとさせられました。

『寂しいときや心持ちがくさくさするときなんか、無性に怪談が聞きたくならない?』

気持ちが暗くなったときには、怪談が荒療治をしてくれるらしいです。笑

不思議な力を持つイチゴには、人間以外にも応援してくれる存在がいっぱい。

堀川アサコさんのファンタジーの世界、優しくて大好きです。