樹齢350年「下萱津のフジ」を観てきました
愛知県あま市、新川に掛かる萱津橋西のすぐ南に樹齢350年の天然記念物「下萱津のフジ」があります。
こう書くと、さも昔から知っているかのような物言いですが、実はつい先日までその存在を知りませんでした。公休日に藤見を楽しもうと県内藤棚の開花状況を調べていて初めてその存在を知りました。この藤は観光名所ではなく普段は未公開。一年に一日だけ公開されるというとてもレアな藤だったのです。
その天然記念物の藤が今年は4月23日限定で公開されるというニュースを発見。それを前日4月22日に気が付いたのも何かのご縁、そんなわけで当日朝9時にワクワクしながら現地まで行ってきました。
この日の駐車場である下萱津コミュニティ防災センターに車を停め、徒歩でお目当の「下萱津のフジ」にたどり着きました。
「こんな場所にあるの?」と思わずビックリするような所でしたが、藤の存在感は漂う香りではっきりと感じます。しかし市役所の方が誘導してくれなかったら間違いなく通り過ぎていたことでしょう。
ファーストコンタクトは衝撃的でした。手入れされたものとは違う無骨な逞しさと、それでも優雅な佇まいの美しさが同時に視界に飛び込んできました。
2018年の台風で倒壊した棚に張り巡らされた黄色いテープからも、タフに「生き抜いてきた」様が伝わってきます。
この地方で350年前というと1672年、二代目尾張藩主徳川光友の時代です。光友公や後の藩主もこの藤をご覧になったかもしれませんね。そんな時代から生き続けている生命を目の当たりにできたことにただ感動です。
この藤を観て三日後、夜20時頃に仕事で萱津橋を渡りました。真っ暗な川沿いにあの藤がいるのだと思うと心がふっと解れました。来年もこの「下萱津のフジ」が無事に公開されることを祈ります。
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