見出し画像

投資インフルエンサー「ろくすけ」さんに投資の質問をしてみた。

2022年に当社に顧問として就任頂いたろくすけさん。
日本株を中心に20年以上にわたり投資し続ける長期投資家で、サラリーマン投資家として2008年から資産を約10倍以上に増やし、2019年にアーリーリタイアを実現しました。

つばめ投資顧問ではアーリーリタイアを実現した経験を元に、実践的な内容から投資哲学まで幅広く会員様にお伝えしています。

ろくすけさんについて

投資歴は20年強。
2019年にアーリーリタイアを実現。
会社員時代は法人営業に従事、現在は専業投資家。

全国各地の株主総会への参加やIR照会等、日本株の長期投資ならではの投資先とのコミュニケーションを楽しむ日々。
日経マネー、ラジオNIKKEI、トウシル等、メディア掲載歴多数。
日経マネーにて2020~2021年にかけ、「ろくすけさんの勝てる株式投資入門」を連載。

ろくすけさんは、ビジネスマンとして取得した中小企業診断士の資格が、企業分析につながる幅広い知識を得るきっかけになり、現在の投資スタイルの礎となったとのこと。

ブログやツイッターなどでも情報を発信しているので、詳しく知りたい方はそちらもチェックしてみてください。

またつばめ投資顧問のLIVE討論会などの動画にも度々参加されていますので、そちらもあわせてチェックしてみてください。

つばめ投資顧問会員サイト内には「ろくすけの部屋」というスレッドがあり、ろくすけさんに直接質問することができます。

今話題のFIRE(『Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)』)を達成済のろくすけさん。
特にFIRE目指し資産運用している人などは、気になったことをぜひ気軽に質問してみてください。

ろくすけさんに質問してみた

ここで会員様の許可が得られた中で、実際に会員サイトでろくすけさんに寄せられた質問と回答の一部を紹介してみたいと思います。

質問 銘柄のストーリー性について

はじめまして、いつも楽しくブログを拝見しております。
洗練された有意義な情報をいつも参考にさせていただいております。

銘柄の持つ「ストーリー性」について質問させてください。
以前「ストーリー性を重視している」とブログで仰っていましたが、そのストーリーを考えるうえで重視されていることは、どんなポイントでしょうか?

例えば【7683】ダブルエーの記事のように、決算の数字からどのように具体的なストーリーを広げているのか非常に気になっております。
差し支えない範囲で教えていただけましたら嬉しいです。

回答 【企業の本来の実力と、現在出ている表面的な数字とのギャップ・歪み】を重視しています

こんばんは。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

ご質問の件ですが、私は【企業の本来の実力と、現在出ている表面的な数字とのギャップ・歪み】を重視しています。
それが過小評価へとつながり、投資利益の源泉となる可能性が高いと考えるからです。

「本来の実力からすれば諸々の事情で不当な評価がされており、それが解消されていく」というのが、一つの分かりやすいストーリーです。
決算数字そのものにとらわれずに、まずは「本来の実力」を把握する努力をするというのがポイントです。

ダブルエーに関して言えば、上場時の資料をベースに情報収集をした結果、「ココは小規模にもかかわらず完成度の高いSPAで、各種指標はエービーシーマートより良好。海外も含めて伸びしろが大きい『婦人靴のユニクロ』。成熟業界で勝ち組として成長し残存者利益を得る資質は十分。」というイメージを固めることができました。
(ご参考記事)https://6suke.com/2021/03/17/wa01/

ところが、香港デモ、コロナ(→都心部の店舗休業・時短営業)、香港と中国との往来消滅等で、本来発揮し得る実力を2019年11月の上場来一度も発揮できないままでここまで来ております。そのさなかでEC強化、企業買収・再建等、攻めの施策は着実に行っていたりはするのですが。
かつ今期に関しては、中長期的なブランディングのための広告投資による減益予想を、製造コスト上昇による減益予想と勘違いされているフシがあります。

本来の実力(価値と言い換えてもいいかもしれません)と価格とのギャップが大きい時こそ積極的な投資をすべきと考えており、ダブルエーはその典型的な事例と考えております。

当初思い描いたイメージ(言語化)をもとに、会社に直接気になったことをこまめに確認していくことで、ストーリーの確信度を高めていくことも大事ですね。

質問 銘柄に関する資料集めについて

いつもお世話になっております。
銘柄の選び方で質問をさせていただきたく思いまして投稿しております。

銘柄に関する資料集めや分析、そこから自分なりの計画を立てて咀嚼するという流れがあると思うのですが、ろくすけさんはどの過程を一番重視していますか?
また、資料集めに関して、どのような資料を集めていらっしゃるのでしょうか。
教えていただけましたら嬉しいです。

回答 分析を最も重視しており、そのプロセスにおいて必要な資料を集めていくイメージです。

流れの中では、分析(長期投資対象に値するかどうか)を最も重視しており、そのプロセスにおいて必要な資料を集めていくイメージです。

まず自分のアンテナに引っ掛かった銘柄について、農林中金バリューインベストメンツの奥野一成さんの売らずに済む会社(「構造的に強靭な企業®」)を見つけるための3つの要素(下記)に照らし合わせ、長期投資に値するかどうかをざっくり考えます。

  1. 高い付加価値(世の中にとって必要か、顧客がより多くを支払いたくなるか)

  2. 高い参入障壁(勝負を仕掛けられても負けないか、そもそも力の差が圧倒的で仕掛けられないか)

  3. 長期潮流(世の中の不可逆的なトレンド)

1.、2.に関しては利益率の高さ、投資効率の良さ(ROE・ROIC)に数字として表れますが、「良い数字の要因は何だろう?」「どこに参入障壁はあるのか?」といったポイントで分析していきます。

※参入障壁については、ある程度パターン化して考えています。以下をご参照いただければ幸いです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOMC166UD0W0A211C2000000/

分析のための資料としては、有価証券報告書・企業ホームページ・決算説明資料等、企業から出されているものが中心で、そこでベースを作りますが、ネットで経営者のインタビュー記事や日経ビジネスなどの企業について深掘りした記事を一当たりしたりもします。

疑問に思った点の確認や自分なりに立てた仮説を検証するために、IR照会をすることも大事だと思っています。
そこで得られた他では得られない貴重な情報が、いわゆる「握力」につながることが非常に多いからです。

日本株の長期投資で資産を増やしたい人はろくすけさんに質問を

日本株中心の長期投資で資産を増やし、早期リタイア達成済のろくすけさん。

そんな彼も最初から投資の知識があった訳ではありません。
どのように知識を積み上げ、そして投資スタイルを確立していったのか?

その詳細は代表の栫井との対談動画の中で語られています。

動画を見てさらなる質問があるという人は、ぜひ会員サイト内の「ろくすけの部屋」で気軽に質問してみてください。

つばめ投資顧問の無料サービス

突然有料会員になるのは怖い、と思う方のために、つばめ投資顧問では無料のサービスを提供しております。

無料メールマガジンと長期投資書籍

現在、無料メールマガジンに登録すると3つの嬉しい特典が受け取れます。

特典①『株式市場の敗者になる前に読む本』
特典②『長期投資マスター講座』第一章を無料公開
特典③『YouTubeプレゼン資料』

これらだけでも投資判断に迷った際の道しるべとして役立ちますので、是非入手してみてください。

無料メルマガ会員になって、あなたも今日からバリュー株投資家になりましょう!

今知りたい情報を分かりやすく配信中!YouTube動画

更に、YouTubeでも投資に役立つ情報を分かりやすく配信中です。
株取引の知識は深めたいけれど、

  • 『本は苦手……』

  • 『文章だけだと分かりにくい』

  • 『隙間時間に最近のトレンドを知りたい』

という方にオススメです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?