「おめでとう」と言われることに違和感
2022年8月、里子を正式委託が決まって、私たちは特に里親をすることを隠すこともなく、職場でも友人でも話しました。
休む時も詮索されると思うので事情を伝えます。
里親制度を細かくは知らないまでも
基本は「すごいですね」「大変でね」と言われることが多いです。
しかし、時々
「おめでとう」
という言葉を言う人がいます。
夫がこれに違和感を覚えるという話をしてくれました。
確かに、めでたい話ではないですよね。
ボランティアや福祉活動ですから。
わたしも細かな事情まで知っている(子育て相談したりもするので)友人に正式委託が決まった時に「おめでとう」とLINEで言われ、違和感でした。
気にせずスルーしてたのですが、夫に言われると改めて考えてしまいます。
そんな中、子連れで知り合いに会ったときに「おめでとう」を言われてしまって焦りました。子供にとっては嬉しい話ではないと思ったので。
特別養子縁組の対象の子供が委託され、縁組成立したら「おめでとう」でいいかもしれません。
普通の里子はいつかは私たちの元を離れます。
成人するまで里親家庭で生活する里子もいますが、実親が引き取る(児童相談所がOKする)までお預かりします。
今までの生活が一変して、わたしは個人事業主で仕事の調整はしやすいですが、休めはその分の収入はなくなります。
しかし、そうするだけの価値があると思って里親をしています。
もしかしたら、そういうわたしの望みが叶ったということに対して「おめでとう」と言ってくれているのかもしれません。
でも考えてみてください
例えば、ボランティアをしたいと思って、ボランティア案件が浮上して、災害ボランティア、行方不明の捜索ボランティアなどに、初めて念願のボランティアに参加することになって、その話を聞いた友人・知人は「おめでとう」というのでしょうか?
福祉の仕事がしたくて、福祉系の資格を取って就職出来た
このパターンは「おめでとう」で違和感はないです。
感じ方は人それぞれでいいと思います。
子どものいる前で、「おめでとう」と言って欲しくないと思いってしまいました。子供は実親と一緒にいることを望んでいるのですから。
わたしたちは、望んで里親に登録して里子を迎え入れて試行錯誤しながら 子育てに奮闘しています。
子供の視点で物事を考えることになると違う目線も広がって面白いです。
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