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ネイチャーフィールドnote

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里山大百科「秋」ドングリ

私たちの祖先は薪や炭、肥料を得るために雑木林を作った。 なかでもクヌギ、コナラなどの仲間は萌芽力も強く、根元で切ってもまたすぐに新たな幹を伸ばす。 そして大量に落とすドングリの仲間は、貴重な食糧にもなったことであろう。ドングリはまた、人以外の多くの生き物にとっても糧となり、その結果として雑木林の生態系はより多様なものになったのである。

里山大百科「秋」セイタカアワダチソウ

里山の秋を黄色く彩るセイタカアワダチソウ。 明治時代に北米大陸から入ってきたこの帰化植物は、繁殖力が強く、休耕田、河川の土手、空地などにたちまちはびこり、今や秋の景色を代表する存在だ。 しかしやがて何年かすると、勢いのあったこの花は衰退し、ススキ原に変わる。人から公害雑草的な扱いを受けてきているが、里山の多様な生きものたちは、この厄介者を生活の場として利用している。

森の動物 第5回 アオバト(ハト科)

 梅雨のころ、緑の生い茂る谷や沢筋を歩くと「アーオー、オーアオー」とまるで人の声のような、また、笛の音のような鳴き声を耳にすることがあります。この声の主が、今回紹介するアオバトです。

森の動物 第4回 ウサギコウモリ(ヒナコウモリ科)

里山大百科「夏」野辺の草花

水田の稲が青々とするころ、田畑の周りの草も一段と勢いづき、草刈をまぬがれた草花が野辺を彩ってくれる。 幼いころバッタやチョウを求めて歩き回った原っぱ、そこで見たウツボグサやノカンゾウは、今でも鮮やかな印象でよみがえってくる。 どこにでもあった野辺の花咲く原っぱも、いつのまにか身近な場所からなくなりつつある。 ツユクサは植物には珍しい青色の花を咲かせる。黄色く目立つのは仮雄蕊(かゆうずい)という飾りの雄しべで、下方に2本伸びた目立たない雄しべが本来のものだ。

森の動物 第3回 ムササビ(リス科)

ムササビ/リス科齧歯類(1992年冬号掲載)ムササビは本州、四国、九州に分布する齧歯(げっし)類、つまりネズミやリスの仲間です。体の大きさは約40センチで、尾の長さも体と同じほどあり、これは齧歯類の中でも群を抜いて大きなものです。

自然よもやま話「オオバンとオナモミ」

河川敷に広がるオナモミ畑 埼玉県の元荒川という川を取材していた時の事です。 河川敷を歩いている途中、ふと、足元を見ると…… うわあ!いったいいつの間に? 改めて辺りを見回してみると、近くに生えている植物は、なんとみんなオナモミ!広大なオナモミ畑になっていました。 オナモミというと、小学校の登下校中に友達に投げつけて遊んでいた記憶があり、その記憶もあって好きな植物です。 しかし、このオナモミはどうやら帰化植物の「オオオナモミ」のようです。在来種である「オナモミ」はこのオ

里山大百科「春」春の野草

命の輝き出す春は林の内外を問わず多くの花が咲き、 里山ウォーキングが最も楽しい季節といえる。 いや、あまりに多くの草花が咲くため、足もとの花に木を取られ出したら 牛以上の牛歩となり、ウォーキングにならないかもしれない。 ジロボウエンゴサクは林の道端などに多い。小さなケシ科の植物。

中川雄三さんへのお悔み

ご遺族への精神的負担を考慮しお知らせが遅れましたが、「ネイチャーフィールドnote」に記事をご提供いただいていた自然写真家の中川雄三さんは2021年6月4日にご逝去されました。 ここに謹んで哀悼の意を表し、お知らせいたします。 中川さんは、「ネイチャーフィールドnote」を立ち上げる際、力強く賛同してくださいました。また、ネイチャーフィールドnoteを運営している「つばめプロ」の映像制作にも、深く携わってくださいました。 万物を愛し、身近な自然に目を向けて日々フィールドワ

里山大百科「冬」定点観察~谷津田~

谷津田は里山を代表する場所。ここでは稲作に注目しながら一年の変化を追ってみた。その変化は里山の四季そのものである。 (観察場所:埼玉県比企郡滑川町) 4月13日

里山大百科「冬」定点観察~丘陵~

丘陵から里山の四季の移ろいを眺めてみた。 オオタカの目に映る里山の姿は、このような景色ではないだろうか。 (観察場所:埼玉比企郡二ノ宮山より比企丘陵を見下す。) 4月15日 4月24日

この鳥ダレの子? Q4.「○○ツグミ」難易度★★★☆☆

幼鳥の写真やヒントから名前を当てるコーナー、「この鳥ダレの子?」の第4回目です。今回は★3個の難易度です。 ・・・というようなイメージで難易度を設定しています。(この難易度は目安です。お遊び程度にとどめてくださいね) 鳥の子どもは、巣にいるときは「雛」、巣立ったら「幼鳥」と呼ばれます。雛や幼鳥は、大人(成鳥)とはちょっと違う姿をしているのが、とっても不思議。 このコーナーを読めば、あなたも「幼鳥博士」!? ▼前回の記事はコチラ https://note.com/ts

この鳥ダレの子? Q3.「○○ゲラ」難易度★☆☆☆☆

幼鳥の写真やヒントから名前を当てるコーナー、「この鳥ダレの子?」の第3回目です。今回は★1個の難易度です。 ・・・というようなイメージで難易度を設定しています。(この難易度は目安です。お遊び程度にとどめてくださいね) 鳥の子どもは、巣にいるときは「雛」、巣立ったら「幼鳥」と呼ばれます。雛や幼鳥は、大人(成鳥)とはちょっと違う姿をしているのが、とっても不思議。 このコーナーを読めば、あなたも「幼鳥博士」!? ▼前回の記事はコチラ Q3.○○ゲラ難易度★☆☆☆☆ 第3