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ネイチャーフィールドnote

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2020年11月の記事一覧

里山大百科「秋」モズのはやにえ

モズはなぜはやにえ(速贄)をするのだろうか。 理由ははっきりしていないが、決してとらえた獲物をムダにしてはいない。 秋にあいだにたくさんあったはやにえが、冬になるとどんどん消えていく。 獲物の少ない冬、はやにえは貴重は食料となる。 モズのはやにえは冬という未来を生きる知恵なのだ。 ▲コガタスズメバチのはやにえを食べるモズのメス/愛媛県松山市(新開孝・撮影)

ふじまる虫時間・第6限「続・カラスウリとスズメガの関係」

スズメガの口吻の長さカラスウリの花には様々な種類のスズメガが訪れます。観察すると、エビガラスズメ、キイロスズメ、シモフリスズメなどを見ることができました。 ▲カラスウリの花の蜜を吸うキイロスズメ そのなかでも特に口吻(こうふん:ストローのような器官)が長いのは、エビガラスズメ。長いものでは11センチになるものもいるようですが、私が調べた3匹では、長くても8センチほどでした。それでも体長の2倍ほどの長さになります。 一方、キイロスズメやシモフリスズメの口吻は、5センチから

ふじまる虫時間・第5限「カラスウリとスズメガの関係」

カラスウリの実と花秋になりカラスウリの実が見られるようになりました。夏の間に木やフェンスに絡まりながらどんどん蔓を伸ばして緑の葉を茂らせるカラスウリですが、その存在を知るのは、鮮やかな朱色をした大きい実をつけたこの時期だけかもしれません。 ▲カラスウリの実 実をつけるのだからカラスウリにも花が咲きます。「……そういえば、カラスウリの花ってどんな花だろう?」と思った人もいるのではないでしょうか。

武蔵野の鳥と里山と/11月「秋の日」

「武蔵野の鳥と里山と」は、1999年に刊行された写真集「野に生きる鳥たち~里山の野生~」(武藤健二・著)をWeb用に再編集、加筆したものです。 秋の日(1994/11/23 三芳町多福寺) ニコンF801S トキナー28~70mmF2.8 f4 オート RDP 木の実を食べるツグミ(1996/11/27 三芳町) ニコンF4S ニッコール500mmF4P ×1.4 f4 1/125 RDP 草の種子を啄むマヒワ(1996/11/9 所沢市下新井) ニコンF801S