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池江璃花子さんのスピーチを聞いて

これは、昨年の12月20日の投稿です。
この時、6年生だったRちゃんは、素敵な中学生になりました。
7月23日、池江璃花子さんが、一年後のオリンピックに向けてのセレモニーで、「希望の大切さ」についてスピーチしているのを見た時、私の心の中にはRちゃんの姿がありました。
英語を勉強しながら、優しさと賢さとが育っている生徒さん達…。ニュース授業のおかげで、子供達の良いところを引き出すことができました。

昨日の小学高学年の英語クラスでのことです。
6年生のRちゃんが、ニコニコして言いました。
「先生、みんな、良いニュースがあるわよ。水泳の池江璃花子ちゃんが退院したのよ😃」

クラスメート達は「え?え?何のこと?」と興味深そうに聞きました。
「ほら、私たち、今年の初めに英語ニュースの授業で習ったじゃない?白血病で入院した、水泳の選手がいたのよ」
「あ〜〜!わかった!」
生徒さん達は、ニュースプリントをまとめたファイルを開いて、プリントを探してくれました。
すると全員が、「池江璃花子選手が白血病で入院」のニュースのプリントを、ちゃんとファイリングして取っておいてくれたのです。(教師の私は、そのプリントを作ったことを忘れていたのに。)
「わぁ〜❗️クリスマスに嬉しいニュースだね❗️」
「やったぁ〜〜❗️」
と、笑顔で喜び合う子供達。

それを見ていた私は、本当に嬉しくて、涙が出そうでした。
数ヶ月前に学習した内容を、Rちゃんは覚えていてくれました。それが心の中にずっとあったから、池江璃花子ちゃんの退院のニュースが嬉しかったのだと思います。
英語ニュースの授業を通して、自分から情報を取りに行く主体性と知恵はもちろんですが、みんな、思いやりの心も育っていたのです。

優しくて賢い小学生の生徒さん達を見ていて、日本の未来に希望を感じたし、私は本当に素敵な生徒さんに支えられているんだな…と思いました。

写真は、今年2月の第3週に配信した教材です。
池江璃花子さん退院のニュースは私も注目していましたが、教材は作っていませんでした。
子供達からこの話題を出してくれて、嬉しかったです😊

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