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オースティンと『傲慢と偏見』

📕"I declare after all that there is no environment like reading!"
「何と言っても、読書ほど楽しいことはないと思うわ!」

現在のイギリスの10ポンド紙幣には、イギリスを代表する作家Jane Austen肖像画と、彼女の恋愛小説"Pride and Prejudice"(『高慢と偏見』)から、この文が引用されているとのこと。

文学YouTuberベルさんの動画で知りました。
https://www.youtube.com/watch?v=wbMGA7V_F5c&t=929s

紙幣の写真は、こちらで見ることができます。
https://money.cnn.com/2013/07/24/news/jane-austen-money/index.html

オースティンの肖像画を紙幣に選んだこと。
しかも、数ある名文から、この一文を選んだところに、イギリス政府の底力を感じました。
さすが、文学性豊かな国!!

話は変わって先日、イギリスのジョンソン首相は引退演説で、
"Hasta la vista, baby. Thank you."
と、謎の締めくくりをしていたので、私はずっこけてしまいました。

これについて、Trevor Noah氏(※私の好きなアメリカのニュース風刺番組Daily Showの司会)が

「シェークスピアやオースティンの生まれた国で、なぜ彼はターミネーターの台詞を引用するのでしょうか…」
と冷静にコメント。

※この番組の4:44あたり
https://www.youtube.com/watch?v=7l_Vos7TUZI&t=101s

Trevorにも、イギリスの国民的作家の代名詞として引用されていたオースティン。

私は20代の頃、『高慢と偏見』をティーンズ向けに易しい英語で書き直されたリライト版を読み、
「これは面白いわ!!」とハマりました。

📕私が読んだのは、この本です

https://amzn.to/3bg8cuS

また、日本人・海外の人を含めて、オースティンのファンの友人が何人かいます。
(大学の卒論でオースティンを選んだ友人が2人。
『高慢と偏見』が『ブリジット・ジョーンズの日記』でオマージュされていることも、海外の友人と話している時、たまに話題になります。)

英語教師なのに、オースティンの原初どころか翻訳も読んでいないことを深く反省したので、
この夏、文学YouTuberベルちゃんの勧めてくれた、こちらのシリーズを購入したいと思います。

恋愛小説の世界 名作ブックコレクション公式サイト 
https://www.hcj.jp/love/y

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