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英検一級 二次面接 合格体験記

🔴椿由紀の「英検一級 面接 合格体験記」
~毎日5分のニュース音読/同じ題材を30日、体に染み込むまで読む~

先日2/19(日)、人生で2回目の英検1級の二次試験を受けました。
先ほど合否発表があり、ありがたいことに合格でした。



16年前に合格した英検一級を再受験した理由は、
最近、自分の生徒さん達の中に英検1級や準1級に挑戦する高校生が増えてきたため、
最新の出題傾向を知りたいと思ったからです。
久しぶりに自分が生徒の立場で試験を受け、勉強になりました✨

面接試験のために役に立ったことは、
(1)毎日の英語ニュース音読  
(2)読書(日本語)

この2つで、今日は(1)をお話します。

私が一級の一次に合格したのは、昨年10月。
二次試験は11月6日でしたが、その日は塾の大切なイベントと重なったため、試験を棄権し、翌年2月に受検することに。

しかし2月は、生徒さん達の英検面接対策や、高校と大学受験の本番で、学習塾が最も忙しい時期…。
自分の資格試験の勉強時間なんて、確保できるはずがないと事前にわかっていました。

「直前に集中して勉強するより、毎日5分こつこつ勉強しよう」
と決めました。

英検1級の面接試験では
① 社会問題について2分でスピーチし、
※その際、「結論→2点の理由/根拠→まとめ」…のように、型に従って話す必要あり

② スピーチ内容について、試験官から質問され、自分の意見を詳しく述べることを要求されます。

要するに「英語が流暢なだけでは、合格は不可能」です。

社会や理科、政治経済や国際問題など、幅広い教養に通じ、日頃から問題意識を持ち、自分の実生活と結びつけて解決策を考えたりすることが要求されます。

そこで、時事問題についてうまくスピーチできるよう、どうしたら良いか考えた結果、
自分で執筆した高校生用の英語ニュース教材を音読するのを、毎朝のルーティーンに組み込みました。

ニュース教材はPDFで作成しているので、
スマホとiPadに写真を入れ、いつでもどこでも取り出せるようにし、
電車の待ち時間や、ちょっとしたスキマ時間に声に出して読みました。
(頑張って読めば5~6分で読めます)

★11/7~30音読ニュース…ペーボ博士、ノーベル医学賞

★12/1~31音読ニュース
 …カタールの人権問題

★1/1~31音読ニュース
…アフガニスタンの女性教育問題

★2/1~2/28(今日)音読ニュース
 …中国で人口が減少

読む題材は、私のニュース教材でなくとも構わないと思いますが、
今回、なぜ自分のニュース教材を音読したのかというと、
「自分で苦労して資料を読み込んで書いたものだから、生きた自分の言葉として体に染み込む」
「面接の時、堂々と自分の価値観として言える」
と思ったからです。

※自分の塾の生徒には、これまで、音読の題材として英検の問題集や、リスニングテストの原稿をお薦めしたことも。

また「30日間、同じものを毎日読む」というのも、私には良かったです。
というのは、「30日くらい毎日ぶっ続けで同じものを読まないと、自分の脳に定着しない」ことが、実行して身にしみて良くわかったからです。

私自身は「30日間」で定着するリズムを付けましたが、
どのくらいの期間、読むか、何を読むべきかは、人によって個人差があると思います。

さて、試験当日。
試験問題は、
Are Japanese government giving enough social and financial support to young parents?
という題で、2分のスピーチをするというもの。
私が話した内容は…

★I’ve been concerned that there is a huge gap between haves and have-nots in Japan .

★I think Japanese government should provide financial support to young parents who have two or more kids.

★Other than financial support, Japanese government can organize after-school classes for children whose parents work until late at night. They need somewhere to spend time with friends and adults. The whole society should support children.

…などと述べました。
その英文がスラスラ出てきたのは、中国の人口減少問題についての英語ニュースを、毎日読んで、身体に英文が染み込んでいたからです。

試験前日は、仕事が忙しく、自分の試験勉強の時間は全く取れませんでした。
今回の面接試験で、手応えのあるスピーチができたのは、
「毎日5分、体に染み込むほど英語ニュースを音読していたから」
それしか考えられません。

今、英語の勉強で煮詰まっている人には、
「毎日、別の英文を読む」のでなく、
「同じ題材の英文を、5日間以上、体に染み込むまで、音読する」
のをお薦めしたいと思います。

合格体験記、残り半分は、また後日書きます😃

🌼椿由紀の英語ニュース 公式ホームページ
https://yuki-tsubaki-news.com/

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tsubaki.yuki1229@gmail.com

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