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世界から見た日本の死刑制度

🔵Death row inmates sue over Japan’s brief notice of execution
死刑執行 “当日直前の本人告知は違法” 死刑囚2人が国を提訴
https://www.theguardian.com/world/2021/nov/05/japan-death-row-inmates-sue-over-same-day-notification-of-execution-report

昨夜から、世界の死刑制度について調べていますが、日本のこのニュースを海外のニュースサイトで知って仰天しました。自分のまとめノートから引用します。

They claim it is “inhumane” that prisoners are notified of the time of their executions just a couple of hours before they are executed. 

要するに、日本では死刑囚が死刑執行1~2時間前に「あなた、後で死刑ですよ」と宣告されるが、それはあまりにも非人道的では?(※アメリカなどでは、少なくとも数日前に宣告され、死刑囚たちは心の準備ができる)
…と、昔から人権団体に批判されており、2人の死刑囚が訴訟を起こしたというのです。

死刑宣告がそんな直前とは…。
自分の国のことなのに全く知らず、愕然としました。
(個人的な意見を言うと、死刑になるほど凶悪な犯罪を犯した囚人のために、そこまで配慮するがあるの?…と思わないでもないです)

The Guardian, BBC, Independent, Washington Postなど、英米の新聞で大きく取り上げられていましたが、
「何それ⁉️自分の国のことなのに全然知らないんですけど‼️」
と、まずは無知に真っ青になり😱…慌てて日本語の記事を探して読みました。(恐らく私の情報収集の仕方が悪いのでしょうが…)

死刑については、高校1年生の時、倫理の授業中、「賛成か反対か?」に分かれて日本語でディベートしました。
その頃、オウム真理教事件が大きな話題になっていたので、「凶悪な犯罪者は死刑にしなければ、治安が守られないのでは?」と自分は主張したことを覚えています。40数人クラスの内、死刑反対のクラスメートは1桁しかいなかったように思います。

また、5年前、友人に会いにスイスに行った時のことを思い出しました。

3人のスイス人の友人と、ZurichからBernへ向かう電車の中で、様々なことを話しました。そのうちの1つが「死刑制度の是非」。

スイス人の友人の一人は
「私の国には死刑制度がない。それはおかしいと思う。日本には死刑制度があって、ちゃんと機能している。ヨーロッパはおかしいと思う」という意見でした。

私はどちらかというと死刑賛成派です。
しかし「世界の7割の国が死刑を廃止しており、日本は少数派」というのがそれまでの自分の認識だったので、
スイス人の彼女が死刑賛成派だとその時初めて知って、意外に思いました(10年以上友達なのに、その話題を話したのは、その時が初めてでした)

自分のニュース教材で、いつかは取り上げたいと思っていましたが、今回は死刑制度について生徒さん達が考えるきっかけになるような高校生用教材を作りたいと思います。
(※リリースは11月19日の予定です)

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