メトトレキサート処方6週間後!
MTXスタート
いよいよリウマチのアンカードラッグ、メトトレキサートの処方がスタートしました。
医師:「肺のX線検査も問題なかったですね。肝炎の疑いもありません。お話していたように、明日からメトトレキサートを飲み始めましょう」
私:「自己注射のメトジェクトというのもあるとのことですが…」
医師:「メトジェクトよりも、カプセル剤の方が用量調整がしやすいですよ。最初は週6ミリグラムからスタートですね。2週間毎に様子を見て、そのあと1ケ月処方になります。血液検査、痛みの様子などからお薬の効果を観ていきます」
じゃーん!!
Wow!何かゴージャス。1カプセルごとに厳重にパッケージングされていますね。日付と朝・夕を記載する欄もあります。
1カプセル毎に丁寧にパッケージされているのは、
間違ってたくさん飲んでしまうことを防ぐための方策なんでしょうね。
しっかりと対策をとっている。ファイザーさんに敬意です。
メトトレキサート、極めて、安心・安全設計ですね。
2週間後、1ヶ月後、体調はどう変化?
2週間後:
首・肩の鈍痛は続くが、痛みはなくなってきた
2週目に下痢・嘔吐を経験した
飲み始めて2週間程度で体が楽になってくるのを感じます。
飲み始め2週目に激しい腹痛、下痢•嘔吐を経験しています(おそらく副作用かな)びっくりしたけれど、30分くらいでケロっとなおりました。
手首の痛み、足の親指の痛み、肩の違和感など。まぁ所々に異変が起こりそうなこともありますが、その痛みの種が悪化する不安感はなくなってきました。
4週間後:
首のこわばりは残るが、体調はとてもよく、元気になってきた
大股でさっさと歩ける、肩の拳上が自由にできる、体操ができる
今までは “痛みの種” のようなものがあって、体中をあちこち散らばって悪さする、そんなイメージがありました。痛みの種がなくなって、安心して肩を動かしたり運動できるようになってきました。
痛みにそのものに効くと言うよりは、体の中で分散している痛みの種を徐々に消してくイメージですね。
今までは、「痛くなりそうだな」と予感・予兆があると、次の日は痛みがひどくなることが多かったのです。ところが、その “脆弱性” が徐々に減ってきて、動いても大丈夫だと言う安心感が出てくるようになりました。
(もちろん、痛みを感じるそうな場合には、我慢することなく、早めに湿布を貼ったり、ロキソニンを飲んだりすることが大事ですね)
私:「肩の拳上も自由に上げ下げできるようになりました。歩くのも今までゆっくりでしたが、大股で早く歩けるようになってきました。なによりも、元気になって、以前のようなアグレッシブさが戻ってきました」
先生:「それはよかった!本当によかったね! 痛みを感じずに日常生活を過ごせることが治療のゴールですから。いやー本当によかったね!!」
先生:「炎症の数値もさがっていますし、よく効いているようですね。この用量でそのまま様子みていきましょう」
6週間後:
首のこわばりはあるが、普段通りに生活できるようになった
リウマチであることを忘れアグレッシブに過ごせる
洗車をしたり、重いメダカ池の水換え掃除をしたり、そんなことをしたら次の日めっちゃ肩の痛みがひどくなっていたはずだけれど、悪化する気配がなくなり、実際に重い物も持てるようになりました。
以前は楽器を弾くと、指がすぐ痛くなってしまったので、弾く気も起こりませんでしたが、ウクレレやギターを弾ける弾きたいと思うようになってきました。
思えば、湿布を貼る回数やロキソニンを飲む回数が劇的に減りました。
アグレッシブさが戻り、痛みやリウマチであることを忘れられる位になってきました。感謝、感謝です。
肩の痛みは一切なくなる一方で、肩や首筋のこわばりが残っています。首を左右に曲げるのが困難。自転車や歩いているときに、後ろ振り返るのは少し困難です。でも、そんなことは些細な困りごと。
当たり前という幸せ
実際にリウマチであることを周囲にカミングアウトすると、職場の仲間たちも様々な病気と付き合っていることがわかりました。みんなそれぞれいろいろ問題を抱えているのだなぁと感じる機会となりました。
痛みに煩わされることなく、病気の不安に怯えることなく、当たり前に当たり前の日常を過ごせる事は、それは当たり前なのだけど、当たり前じゃないと言うことに気づかされます。
こうして痛みから解放されて、しばらく経つと痛みに苦しんでたことや悩んでたことも忘れてしまう。人間は馬鹿な生き物だなぁと。
まずはしっかりと継続してメトトレキサートを飲み続けること。首筋のこわばりを解消できるように可動域を確保して適度な運動を続けること。ストレスを溜めずに悪化しないように穏やかに過ごすこと。
のほほんと、コジコジのように生きていこう。
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