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6/9 第91回「読書のすすめの落語のすすめ」ありがとうございました!

先日6/9は、第91回 「読書のすすめの落語のすすめ」リアル会場&オンラインZoom(家族で観れる❗👀❗)でした。

毎月一回、江戸川区篠崎「読書のすすめ」での落語会「読書のすすめの落語のすすめ」、
今回も引き続き、会場でのご参加の方は、マスク・消毒・禁密で開催させて頂きました。

今回から少し行程を変え、変化をつけ進化へと。

【読書のすすめの落語のすすめ】

◆甲州さとみの開会の挨拶と
本のおすすめ
◆落語なぜなに質問コーナー
◆三遊亭神楽師匠一席
◆三遊亭全楽師匠一席
(師匠方の順番は、毎月交互になります)


落語は、“座布団一枚の上の宇宙、何も無いから何でもできる!”、
今回も“粋”な噺をみせていただきました!

最初の一席は、三遊亭神楽師匠の「看板の一(ピン)」。

長屋の若い連中が、サイコロ賭博を開帳するところへ老親分が現れ、胴元をとって、“場が朽ちるから博打”博打に身を沈めるな、と若い連中を諌める。

そのやり方のかっこよさに、若者の一人留公が他の博打場へ行き、老親分の口上を真似る。

“四十二の時博打をやめて長くなるが… ” と、二十六の留公が老親分の口上をそのまま…(爆笑)

ちぐはぐな口上が続く…

老親分になりきった留公のとんちんかんぶり、神楽師匠の超面白かったです!




そして、三遊亭全楽師匠の一席は「大工調べ」。

大工の与太郎が家賃を滞納、長屋の家主が家賃のかたに大工道具箱を取りあげる。
見かねた棟梁が、手持ちの金で滞納分の家賃に少し足りない金を工面して、家主と交渉する。
きっちりと耳をそろえて払ってもらわない内は道具箱を返さない、と四角四面な人情のわからない家主に、棟梁は啖呵をきる!

与太郎も、啖呵をきることを棟梁に強いられて、棟梁の後について啖呵をきる!が、
自分のことなのに、気が優しいので恐々と…(爆笑)

啖呵とは、筋道を威勢よくまくし立てる早口言葉のようなもの、

超高速スピードで毒づく棟梁に、爽快な気分で胸がすく。

全楽師匠の啖呵はお見事でした!




落語がみせてくれる人間の業、自分の中にもあるそれを、苦笑し笑い飛ばす。

自分以外の誰かになろうとしたり、人のために自分以上の者になったり。

そして、現代に薄れた“粋”を照らします。

“粋”

「看板の一」の老親分の若者への諭し方、若者が足を踏み外そうとしているのを見て、本当の人の生き方をみせる粋。

「大工調べ」の棟梁の、人情のない石頭の家主に、人のために本気で憤る意気地をみせる粋。


ものごとを明らかに見極め、理想に向かって、意気地をみせる“粋”、
私たちは、見失ってから久しい。

落語はいろいろな噺で、痛快に、爽快に、見失った“粋”をみせてくれる。


また、落語なぜなに質問コーナーでは、“落語界は今年を乗り切れそうですか?”という質問が飛び💦

神楽師匠がお答えしたところによると、“昨年の5月から乗り越えられてはいません!”


神楽師匠、全楽師匠、ありがとうございました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

次回は、7月14日(水)
また、8月は11日(水)です。

皆様のご参加お待ちしております!
オンラインZoomでご参加も‼️、ご家族でどうぞ🎵


【逆もの&ドクスメライブ】
◆6月12日(土)長崎逆のものさし講
◆6月14日(月)心学商売繁盛塾(特別講演会)
◆6月17日(木)未來出版研究会19時より
◆6月20日(日)東京逆モノ肚読勉強会14時より
◆6月26日(土)広島逆のものさし講
◆6月26日(土)形山睡峰禅師講義(新刊「非のこころ」について)
◆6月27日(日)静岡清水逆のものさし講
◆6月28日(月)心学商売繁盛塾
◆6月30日(水)【好評】よしかわ編集長の酔いどれ仏教談義
◆7月10日(土)北海道逆のものさし講
◆7月12日(月)心学商売繁盛塾
◆7月17日(土)福岡逆のものさし講
◆7月24日(土)京都逆のものさし講
◆7月25日(日)四国逆のものさし講
◆7月26日(月)心学商売繁盛塾


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