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『4/16 岡山 其の一』岡山「逆のものさし道」.岡山「逆のものさし人参畑塾」

『4/16 岡山 其の一』 岡山「逆のものさし道」
岡山「逆のものさし人参畑塾」

4月16日、岡山「逆のものさし道」でご一緒させていただきました皆様、岡山「逆のものさし人参畑塾」にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

「逆のものさし講」は「逆のものさし道」に、改称されました。

『般若』著者 森 政弘氏(ロボット工学博士)が、技術屋の経験から現代を鑑みて、“技術”より“技道”への変わることが必要と言われています。

“術”は、剣術や柔術など、人を切る、人を殺す術、
“道”は、剣道も柔道も、人を鍛練して、人を活かす道、

「逆のものさし道」も、人を鍛練し、人を活かす道でありたいと、テクニックではなく、心を磨く場になります。

名称が変わっての、今回の岡山「逆のものさし道」は、四国「逆のものさし道」と合同開催で、

広島「逆のものさし道」の翌日に、香川か岡山で開催されます。

今回は岡山で、
私は当日、広島からの移動だけで、午前中時間がありますので、
毎回岡山の名所旧跡を訪れています。

過去数回、儒家・陽明学者 備中松山藩士 山田方谷 生誕の地を訪ねたり、倉敷美観地区を散策したり、幕末に開かれた神道 黒住教の宗忠神社を参拝したりしました。

そして今回、日本三名園の一つ岡山後楽園を巡りました。

岡山二代目藩主 池田綱政により、1687年に築庭、園外の景色(山々)を庭の要素として取り込む“借景”の技法の大庭園で、一歩足を踏み入れると、そこには別世界が広がり、三百年の時が漂っています。

城の後ろにあることから“御後園”
と呼ばれ、明治に“後楽園”と改称されました。

『和するこころ』形山睡峰著(岡山生まれ)を読んで、庭園を歩きながら心を“真空”に近づけてみようと思いました。

いつも私の心は、先のこと、過ぎたことでいっぱいになっています。

それは私の実在ではない。固定したものはないのだから、そう実在と呼ぶのも不確か。

ただ、すべては動いているので、

例えば、ロウソクは周りの酸素が
燃えて真空に、そこに風が入り炎は揺れます。

心も、未来への憂い、過去の出来事でいっぱいだと、風が、外界が入り込めず、“今ここ”と一体になれず、地に足がついていないことになります。

未来への憂い、過去の出来事から離れ、心を真空にして、“今ここ”と一体になる、
それが命の実在で、その命の実在が刻々と移り変わって行く。

知識や思考の自我を超えた“超自我”、“ゾーン”と呼ばれる一瞬の連続が、真の実在。

私は、そこに還ってみようと、未来への憂いや過去の出来事から離れて、心を真空に近づけて…

うららかに降りそそぐ陽光、
そよそよ木々の葉をゆらす風、
きらきら光を浮かべ流れる水、
青々とした山々の稜線、
ひっそりと見守っている観音堂、
遥かな時が染み込んだ巨石、
散策する人々の足を受け止める土、
小鳥の黄金の声が林に木霊して…

心が溶けて広がっていくような、大安心。

それが、本来の心、命、仏心。

私たちは、知識や思考の自我で、心をいっぱいにし固定して、それが自分だと思っています。

が、その真ん中には“真空”があり、常に外界を入れては消えてゆき、絶え間なく変化していっている…



『般若』森 政弘 著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=174026214



『和するこころ』形山睡峰 著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=173643425


【逆のものさし道とは】
「逆のものさし道」はスタートして10年になります。
明治維新後、西洋の物質文明に押し流された日本、大東亜戦争後にさらに物質文明化に拍車がかかりました。
富や名声や物が一番大事とする“ものさし”を持たされて来ましたが、心の崩壊・社会の崩壊が進んでいます。
これまでの“ものさし”の逆の“逆のものさし”が必要とされています。
“逆のものさし”は、時代が変わっても変わらない大事なものを先達や歴史が伝える「縦糸の読書」によって培われます。
“縦糸の読書”を師とした清水代表の牽引する「逆のものさし講」で、“縦糸の読書”をして物事の本質を見極める眼を養い、同じ方向を向いている仲間と切磋琢磨して、一緒に次元上昇して行きましょう。
「逆のものさし道」
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=154570292

【逆のものさし人参畑塾とは】
時代が変わっても変わらない人間の生き方を、歴史・先人から学ぶ“縦糸の読書”を通して、本質を学び今に活かし後世へ伝える勉強会。
明治の福岡の女医 高場乱(たかばおさむ)が、薬用人参畑の中で興した塾で、西郷隆盛の精神を継ぐ頭山満ら玄洋社を育てた。自分の私利私欲に偏らない「殺身成仁」、人にぶら下がらない「天下一人を以て興れ」、その精神を伝えていきたい。
https://note.com/tsubaki3103/m/mdb300ef0c5dc

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