御礼 12/11 岡山・香川「逆のものさし講」 、岡山・香川「逆のものさし人参畑塾」
【御礼 12/11 岡山・香川「逆のものさし講」 、岡山・香川「逆のものさし人参畑塾」】
※勉強会の内容ではなく、主に岡山で出会ったことを綴っています。
12/11 岡山・香川「逆のものさし講」でご一緒させていただきました皆様、岡山・香川「逆のものさし人参畑塾」にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
岡山・香川の勉強会は、広島勉強会の翌日という流れがあります。
岡山・香川「逆のものさし人参畑塾」は午後から、毎回午前中は岡山を散策することにしています。
前回、前々回は、高梁市の山田方谷記念館を訪れたり、倉敷美観地区を歩いたりしました。
今回は、大元 宗忠神社と、神道山を参詣しました。天照大御神と八百萬神と開祖 黒住宗忠を祭神とした神道十三派の一つです。
黒住教は、1814年、黒住宗忠によって立教され弘まりました。
“人みな等しく天照大御神の分心をいただく神の子”として、江戸中期の士農工商の身分差別の時代に、平等とすべてを尊ぶ感謝を説き、
“誠を尽くし、良いことも悪いことも、目の前のすべてのことを有り難くいただいていこう”とする前向き(陽気)な心のもちようを説きました。
天地自然の本来の姿のように、調和・循環の「まること」の精神をもって生きることを、
日の出を拝む「日拝」の祈りを通して教え導きました。
孝明天皇や公家から尊信を集め、宗忠大明神の神号を賜り、黒住教は神道の「大元」と称えられたそうです。
私はこれまで、お恥ずかしながらおぼろげにしか神道を知らず、今回今さらですが神道の心を知りました。
私の故郷は山形県、山深い田舎の暮らしにあった神道は、お正月に床の間に天照大御神の掛け軸を掲げ、居間の天井には、雪山から切り出した赤い水分の多い“水木”(厄除け火災よけ)の大きなりっぱな枝に、尖端にサイコロ状の餅を雪のようにさして、蜜柑や飾りなどをぶら下げて天井に這わせて年神様をお迎えしました。
そして、家中の神様に、台所やお風呂、トイレの神様などに、その水木の小枝にお餅をさしたものをお供えし、元旦には天照大御神様の掛け軸に手を合わせ、お餅と縁起物の料理をいただき、初詣に行き、神道は生活に伝統文化として溶け込んだものでした。
私たちの日々の暮らしの中に溶け込んだ神道、
私の居住いを正し私を生かしている、その神道の大元にある心、
みな等しく天照大御神の分霊(わけみたま)であるという心、
すべての物事は天照大御神からいただき良し悪しはないという心、
森羅万象・万物は繋がっていて森羅万象・万物に私は支えられているという心、
黒住教が神道の大元と称えられたその神道の核心に、今回宗忠神社と神道山で出会い、日本人の原点へ立ちかえれたような気がします。
現代、日本人の精神・背骨が抜け落ちていると言われていますが、
私は今回岡山で、日本人の本来の神道の心に再会して、日本人の背骨・精神を意識する貴重な機会になりました。
天照大御神は、八百萬神の総称でもあります。
“お天道さまが見ている”ということは、現代では言われなくなっていますが、
私の心に細々と灯っていたお天道さまが、光を増したように感じています。
神道の教えを含め、「逆のものさし講」では、仏教や禅、中国古典、西洋哲学、現代の幅広い思想から学び、時代が変わっても変わらない大事なこと“縦糸の読書”を通して、体験や人との交流で磨き、仕事や生活に活かす「人間学」を学んでいます。
今回、宗忠神社へと足を運んだのは、「逆のものさし講」清水代表から以前にお聞きしていたからで、足を運んで本当によかったです。ありがとうございました。
次回、岡山・香川「逆のものさし講」、岡山・香川「逆のものさし人参畑塾」は、
2023年2月26日(日)、香川での開催です。
2022年もお世話になり有難うございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
【「逆のものさし講」とは】
時代が変わっても変わらない人間の生き方を歴史先人から学ぶ“縦糸の読書”を師とする勉強会。
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=154570292
【逆のものさし人参畑塾とは】
時代が変わっても変わらない人間の生き方を、歴史先人から学ぶ“縦糸の読書”を通して、本質を学び今に活かし後世へ伝える勉強会。
明治の福岡の女医 高場乱(たかばおさむ)が、薬用人参畑の中で興した塾で、西郷隆盛の精神を継ぐ頭山満ら玄洋社を育てた。自分の私利私欲に偏らない「殺身成仁」、人にぶら下がらない「天下一人を以て興れ」、その精神を伝えていきたい。
https://note.com/tsubaki3103/m/mdb300ef0c5dc
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?