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環境会計とは

今回は「環境会計」という用語を耳にする機会があり、あまり認識がなかったこともあり、確認しておきたいと思いました。

環境会計とは

まずは環境省のサイトにて定義を確認したいと思いました。

 環境会計とは、企業等が、持続可能な発展を目指して、社会との良好な関係を保ちつつ、環境保全への取組を効率的かつ効果的に推進していくことを目的として、事業活動における環境保全のためのコストとその活動により得られた効果を認識し、可能な限り定量的(貨幣単位又は物量単位)に測定し伝達する仕組みです。

出典:環境省 総合環境政策 環境会計
(https://www.env.go.jp/policy/j-hiroba/04-2.html)

定義は少し固い記載になっていますが、環境保全活動のコストや効果を定量的に見える化するというもののようです。

環境会計の機能と役割

次に環境会計の活用について、どのようなメリットがあるかを見ていければと思いました。

出典:環境省 総合環境政策 環境会計
(https://www.env.go.jp/policy/j-hiroba/04-2.html)

内部機能と外部機能の2つの視点での機能となるようです。

内部機能については、コスト管理や分析を通じた適切な経営判断により、効果的な環境保全への取り組みを促す機能となってます。

また、外部機能については、環境保全への定量的な測定結果を外部に開示することにより、消費者、取引先、投資家等の様々なステークホルダーに訴求していく機能と定義されています。

上記を鑑みると実施することは定量的で理にかなっている気がしますが、ガイドラインの最新版が2005年となかなかの古さでした。このあたりも調べてみました。

環境会計ガイドラインの更新見通し

2016年にガイドラインの改定に関する検討会が開催されているようです。

環境省 環境報告ガイドライン等改定に関する検討会
https://www.env.go.jp/policy/j-hiroba/com/com_gl.html

出典:環境省ウェブサイト

また、該当年度の検討結果について以下のように公表されてます。

「環境報告ガイドライン及び環境会計ガイドライン改定に向けた論点整理」の公表について
https://www.env.go.jp/press/103968.html

出典:環境省ウェブサイト

2項目の最下部になりますが、環境会計ガイドラインは環境報告ガイドラインへの組み込みがなされる形となっているようです。

環境報告ガイドラインについては、2018年に改定がされたものが最新版となっています。

今回はここまでになります。引き続きフォローいただけますと幸いです。

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