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2022年惜別 引退・退団選手

今年も、現役引退・戦力外通告・契約満了などでスワローズを退団していく選手がいる。

☆内川聖一内野手(2001~2022 大分工~横浜2000年ドラフト1位指名入団~ソフトバンク~2021年ヤクルト移籍)
甲子園出場はないものの、高校球界きっての打者としてドラフト1位指名で入団。その評価は正しく、横浜では右打者最高打率の記録を樹立。FAで移籍したソフトバンクではチームの黄金時代と重なり、毎年優勝するチームの3・4番打者として大活躍。WBCでも好守を見せ優勝に大きく貢献と、その活躍は華々しいの一言。しかし2020年、ファームでは3割を残すものの1軍にはほとんど呼ばれず、ソフトバンクでは構想外となってヤクルト移籍。キャンプからオープン戦でアピールし、新外国人のオスナ・サンタナがコロナ禍の影響で来日が遅れるため開幕直後は内川が5番で行く予定だったが自身が感染してしまい離脱。これがなければスワローズでもある程度の成績を残していたかも、と惜しまれる。右の代打が手薄なチーム事情で内川はそこにハマると思われたが、結局スワローズの2年間で目立った活躍はなく2022年シーズンをもってNPBでのプレーは終わることを宣言。来年からは地元大分の独立リーグ球団でプレーを続けるそう。

☆嶋基宏捕手(2007〜2022 中京大中京(甲)~国学院大学~楽天2006年大学社会人ドラフト3巡目指名入団~2020年ヤクルト移籍)
楽天の顔といえる選手のヤクルト移籍。楽天入団後、当時の野村監督にリード面を厳しく叩き込まれたのは古田敦也と重なる。それが花開いたのは2013年の楽天創設初の日本一。田中将大の大活躍を導いた、嶋もまた紛れもなく日本一の立役者だった。そして嶋といえばやはり2011年、3月11日の東日本大震災。チームはちょうど明石でオープン戦のさなか。なかなか仙台に戻れず、そしてホームが大被害に遭ったなかで野球なんかしていていいのかという葛藤。開幕も当初予定から18日遅れての4月12日に決定し、各地でチャリティーマッチを開催したなかでの4月2日、札幌ドームでの試合で嶋が「見せましょう、野球の底力を!」という、まさに伝説となったスピーチを行う。その2年後の日本一。嶋にとってはやはり、野球人生のハイライトといっていいのではないか。その後も楽天のレギュラー捕手として活躍したが、後年は腰痛に悩まされ成績が落ち、2019年オフに事実上の戦力外通告を受け、ヤクルトへ移籍。
2020年はキャンプ・オープン戦からアピールし、さすがと思わせたがまさかのコロナ禍で開幕が無期限延期。そしてやっと開催されたオープン戦で手に死球を受け骨折。これがなければもしかすると、ちょうど中村が腰痛で苦しんだ年でもあったので嶋がレギュラーを手中していたかもしれない。翌年以降は中村が一皮むけ完全にレギュラーとして1人立ち。この陰には嶋の存在、アドバイスも大きかったと思われる。日本シリーズで優勝し、試合終了直後に号泣して嶋と抱き合う中村の姿が印象的だった。2022 年はコーチ兼任となり試合出場もほとんどなく、本人もこの1年で現役は最後と決めていたそう。ヤクルトでの在籍は3年だが、そんな短いとは思えないほど存在感が強かった。来季もコーチとしてスワローズに残ってくれるのは嬉しい限り。

☆坂口智隆外野手(2003〜2022 神戸国際大付(甲)~近鉄2002年ドラフト1巡目指名入団~オリックス~2016ヤクルト移籍)
オリックスでレギュラーとして活躍し実績十分な選手だったが、故障や若手の台頭から徐々にチーム内での立ち位置が微妙になり、結局ほぼ戦力外通告のようなかたちに(規約上限を超える減額提示で自由契約)。スワローズが最初に声をかけたとかでスワローズへの移籍が決定。ちょうど、その年のドラフトで高山俊(明治大〜阪神)を指名し当時の真中監督の今や伝説のフライング(ヌカ喜び)ガッツポーズで高山を外してしまったが、結果的には高山でなくこの坂口を獲得して大正解。移籍1年目から早速センターのポジションを掴み1・2番などで活躍。翌2017年はチームが年間94敗と歴史的な不振にあえぎ山田はじめどの選手も悪い成績な中でコンスタントな打撃を見せた坂口はまさに数少ない光明だった。さらにその翌年は、新たに就任した小川監督と宮本ヘッドコーチのもと、青木がメジャーから復帰したために急遽一塁のポジションを提示されほぼやったことないにもかかわらす必死に練習してこなす姿は感動的。チームも前年の大不振を取り返して2位に躍進し坂口もスワローズで最良の成績を残しこの年がピークとなった。惜しまれるのはその翌年、開幕戦で阪神の島本から手に直撃死球を受け離脱。復帰はしたものの明らかに本来の打撃ではなく結果も残せなかった。2020年はコロナ禍の難しいシーズンのなか、坂口は年間通して出場し意地を見せる。この年は打率は本来のものではなかったがそのかわりスワローズ移籍後最多となるホームランをマークするなど新たな打撃に挑んでいるという期待感を持たせてくれた。2021年、今度は開幕戦からヒットが出ず心配された中、自打球で離脱してしまう。その試合を観戦していたが、明らかに痛そうなのにファールで粘りヒットを打った(そのあと代走と交代)のは坂口の執念を見る思いだった。しかし皮肉にもこの坂口離脱により塩見がチャンスを掴んでセンターに定着し、坂口が故障が癒えてももはやポジションが無かった。チームも功労者の坂口がこのままポジションを失うのを良しとしないというか、この年ならではだが五輪期間中のオープン戦に坂口を積極的に起用するなど模索しているのが伝わってきたが、シーズン再開されるとやはり出場機会は多くなく、なかなか結果も出せない。そんななかチームは夏場から快進撃を見せ優勝が射程圏内に入ったが坂口は内心複雑だったのではないだろうか。
見事にリーグ優勝を果たし、日本シリーズの相手は古巣オリックス。勝手知ったる京セラドーム大阪でスタメン出場機会を与えられ、万雷の拍手を浴びヒットも放ったのがプロ野球人生最後の晴れ舞台ともなってしまった。
2022年はもはや、殆どファーム暮らしで1軍出場機会はほとんどなし。これではファンも覚悟せざるを得ない。引退発表となり、最終戦の引退試合では坂口らしいヒットも放った。スワローズでの7年間、坂口のプレーに魅せられファンになった人は数多い。本当にスワローズに来てくれて良かった、と心から思える選手の引退は本当に寂しい。

☆寺島成輝投手(履正社(甲)~2016年ドラフト1位指名入団)
(2017~2022 36試合1勝1敗 47回1/3 64安打7本塁打24四死球32奪三振 防御率4.37)
高3時の2016年夏の甲子園では大型左腕として注目される中で好投。今井(作新学院-西武)・藤平(横浜-楽天)・高橋昂(花咲徳栄-広島)と共に「高校BIG4」と称されドラフトの目玉という存在だった。ヤクルトはドラフト会議前まで寺島の指名を全く言及していなかったが、ふたを開ければ単独指名。当時はドラフトの目玉を単独指名できたと球団もファンも歓喜に沸いたが、完成度も高く早い段階で戦力になるのではと期待は高かったが1年目はシーズン最終盤に昇格しての1試合登板のみ。翌年も1試合。3年目の2019年も3試合登板と苦しんだが2020年はリリーフ中心で30試合登板、防御率2.48とまずまずの成績を挙げプロ初勝利も手にする。先発左腕としての期待で入団しただけにリリーフでは期待とは異なるが、それでもようやく大器が目覚めてきたかと翌年以降に期待を持たせたが結局、その後は1軍での登板機会は殆ど無し。今季は1軍登板機会はゼロでファームでも30試合登板1勝7敗 防御率6.47と結果を残せず戦力外通告となった。トライアウトは受けたがオファーは無く、現役引退を発表。ドラフト1位が戦力にならなかったのは痛い。プロ入りしてからはフォームに悩んだ感。やはり、プロに適応してプレーするというのは、アマ時代のフォームや技術をそのまま持ち込むとかいう生易しいものではないということだろうか。

☆中山翔太外野手(履正社(甲)~法政大~2018年ドラフト2位指名入団)
(2019~2022 73試合156打数40安打9本塁打23打点0盗塁 打率.256)
履正社時代は春の選抜準優勝。法政大では2年からレギュラーで、リーグ戦通算成績は64試合出場 打率.306(248-76)11本塁打47打点と堂々たる成績。神宮でのリーグ戦を何度も観戦してきた選手だけに、ドラフトでスワローズからの2位指名は驚いたが嬉しかった。筋トレで鍛えたのだろう、筋骨隆々といった体格。スイングはまさに、軽い棒を振り回しているかのような強烈フルスイング。昔ならば大振りするなと矯正されてしまうのだろうが近代野球では長打力・パワーはかなり重視されるし、球団も長距離打者・将来の主軸としてそれこそ広澤克実選手のような期待度だったはず。1年目はシーズン中盤から昇格して早速初ヒットに初本塁打も記録。まずまずのスタートを切ったと思ったが結果的にはここが頂点だった。3年目以降は1軍での出場機会が激減し、優勝した2021年は僅かな1軍での出場9試合に留まり2022年はとうとう1軍出場ゼロ。ファームでも85試合 打率.224(205-46)4本塁打28打点と低調な成績で戦力外通告。それでも、明るいキャラで自主トレやキャンプ時に青木達と底抜けの笑顔を見せたりと愛されたキャラは、戦力外通告後のトライアウトに向けた練習で今季引退した坂口智隆が手伝ってくれたりアドバイスを送ってくれたそうで、トライアウトでもヒットを打つことは出来たが結局オファーは無し。九州の独立リーグで現役続行とのこと。

☆吉田大成内野手(佼成学園~明治大~明治安田生命~2018年ドラフト8位指名入団)
(2019~2022 39試合81打数16安打1本塁打5打点3盗塁16四死球20三振 打率.198 出塁率.343)
明大時代のリーグ戦通算成績は、3年秋からレギュラーで3シーズンが中心だが57試合159打数43安打1本塁打24打点3盗塁9犠打26四死球で打率.270。基本的に1・2番タイプだが4年春は7打点、秋は11打点で打率.424(2位)と打点を稼げる好守好打の内野手として活躍。明大では柳(中日)・星・佐野(DeNA)と同期で4年春秋優勝とチームも好成績を収めた。社会人(明治安田生命)2年を経てヤクルトからドラフト8位と全体でも最後の指名。大学社会人を経由しているだけに即戦力とならなければならない立ち位置だったが1年目は13試合で.188とプロの壁に跳ね返され2年目も8試合。ファームでは内野全ポジションを守れるユーティリティープレーヤーとして貴重な存在だったがそれだけで終わるか・・・と思われたが3年目の2021年は特に夏場、西浦・元山の不調や離脱の穴を埋めて18試合で.225・1本塁打と健闘。打率は低いが四球が多く意外と出塁率.が高いタイプで、吉田の出場時は勝率も良く、その勝ち運がファンの間でも話題になったがやはりレギュラーを務めるには守備打撃とも物足りなさは否めず、西浦・元山の復帰で取って代わられてしまう。結果的にはこの時がピークで、2022は1軍試合出場ゼロ。ファームではチームトップの91試合出場も.182(231-42)3本塁打20打点に終わり戦力外通告。現役引退し2023年からスワローズのスカウトに就任するそう。大学・社会人を経ての人脈も生かしたスカウトに期待したい。

☆宮台康平投手(2018~2022 湘南-東京大-日本ハム2017年ドラフト7位指名入団-2021ヤクルト移籍)
(3試合 0勝0敗 7回8安打0本塁打7四死球7奪三振 防御率9.00)
神奈川県の進学校・湘南高から最高学府の東大に進学し、1年秋からリーグ戦に登板。4年間で38試合6勝13敗(1完封勝利) 175回1/3 178安打11本塁打111四死球123奪三振 防御率4,26と東大の投手としては堂々たる成績。特に3年春は2勝4敗ながら防御率2.05と好投し日米大学野球の日本代表にまで選出されたが、肩痛を発症し3年秋以降は苦しい投球が続くも4年秋には法大から勝ち点奪取する原動力にもなった。日本ハムに7位指名されプロ入りするが、1軍では1年目に先発登板が1試合あったのみ。3年目終了時に自由契約となり、トライアウト後にヤクルトのオファーを受け移籍。2021年は1軍昇格の機会はあったが登板なく、2022年は2試合登板したが2回1/3で5失点と結果を残せず。ファームでは29試合2勝1敗 防御率2.68とまずまずの投球だったが、本人から申し出があったそうで現役引退とのこと。今後は弁護士を目指すそうで、さすが東大法学部出身といったところか。大学時代はMAX150キロ。プロではヤクルトのファームで155キロを出したそうだが、残念ながらプロでは結果を残すことは出来なかった。

☆AJコール投手(2022)
メジャーでの実績もあり、先発投手として大きな期待を背負っての入団。しかし開幕1軍は外れ、中継ぎでの初登板は打ち込まれて大いに不安を感じさせたが、その後は使い勝手のいいリリーフとしてリードした場面でもビハインドでも安定して抑えてくれる、地味ながらも非常に心強い戦力だった。夏場にコロナ感染で離脱し、結局そのままレギュラーシーズン・ポストシーズンともに復帰することなく退団発表。リリーフでの便利屋的な起用でひよっとしたらプライドが傷ついたのかとも想像してしまった。年間通してではなかったが優勝への貢献度は大きい。

☆スアレス投手(2022)
先発左腕として期待されたが、先発すると4回か5回で3失点くらいという、全くダメではないが先発投手として勝ちに結びつくピッチングとも言い難い微妙な内容で結局信頼を得られず。シーズン後半にリリーフとして起用されるのではという時期もあったが、ポジションがある程度定まっていて結局そこにも入るチャンスがなかった。1年限りの在籍となった。

☆マクガフ投手(2019~2022)
(236試合15勝8敗80セーブ59ホールド 232回2/3195安打18本塁打82四死球251奪三振 防御率2.94)
2019年からの4シーズンで236試合に登板。この間、離脱することは一度もなく常に1軍戦力として活躍してくれたまさに鉄腕。当初の2シーズンは主にセットアッパーで石山がクローザーだったが救援失敗が続いた昨シーズン前半にクローザーの座に据えられてからはそのポジションに定着。登板間隔が空いてしまうと打たれることがあり、常に登板しているほうがむしろいいというのもタフぶりを表している。象徴は昨年日本シリーズの最終第7戦。1-1の場面で延長10回裏2死から登板し、12回表の勝ち越しを呼び込みそのまま投げきってゲームセット。歓喜の胴上げ投手となったが、まさかの2回1/3の力投。しかも無得点で引き分けの可能性もじゅうぶんあり得たなかでリミッターを外して回またぎさせた高津監督の采配と、それに期待以上に答える4奪三振の熱投を見せたマクガフに戦慄すら感じた。
制球に苦しむタイプではなく、基本的には150キロ台の速球とスプリットが主武器でスライダーを混ぜる。打たれるときは制球がままならずあっさりと歩かせ、ストライクを取りに行ったところを痛打されるパターンで、特に登板間隔が空いた際の登板時はこの傾向があった。昨年はリリーフ失敗も何度かあったが、今年は開幕から無失点を続けるなど前半戦は昨年以上の抜群の安定感を見せた。中盤頃からリリーフ失敗が何度かあり、今年の日本シリーズでは疲労の影響か本来のピッチングではなく悔いを残した。
それでも、年間通してクローザーを固定できたチームはそうない。セ・リーグではDeNA(山崎)と中日(R.マルチネス)は年間通したが巨人はこれといったクローザー不在。阪神は岩崎、広島は栗林が好成績は残したものの岩崎はシーズン終盤は疲労で配置転換。栗林も昨年のフル回転の影響か今季は登板間隔を空けるケースも見られた。やはりこの2年間、クローザーに悩まなくてすむという安心感はチームにとてつもない力を与えていた。
コロナ禍もあり、またもともと積極的に発信するタイプでもなく、地味に黙々と仕事するというイメージのマクガフ。マウンドでも基本無表情。抑えても打たれても一見淡々としており、外国人には珍しいタイプともいえる。打たれたときも無表情なのでさすがに違和感を感じるときもあったが、マクガフの凄さは、やられた次の登板は必ずやり返すこと。そうやってこの4年間、マウンドに上り抑えるという仕事をこなし続けてきた。シリーズで打たれたときに高津監督が「マクガフへの信頼感は変わらない」と言ったのは当然。この2年、最後はマクガフという戦いをし続けてきたのだから。そして、そう言わしめるだけのパフォーマンスを見せてきたのだから。
活躍中のオスナとサンタナは陽気な中にもガッツ溢れるプレーのまさにナイスガイだが、マクガフの人格面はなかなか表に出てきたものは少なかったと思うが、それでも他の投手からの評はリスペクトばかりだった。言葉の壁もあっただろうが、例えば清水も打たれときのマクガフの言葉にずいぶん力づけられたと言っていた。その振る舞いが、その存在が自然と周りの人を引きつけていたのだろう。
まだ退団を受け止めきれていないが、間違いなく連覇の立役者。正直来季のクローザーが心配だが、マクガフには感謝と次のステージ頑張れ!という想いが強い。

☆キブレハン外野手(2022)
サンタナの故障離脱によりシーズン中の緊急補強として獲得。2021年の東京五輪に米代表として参加しており期待されたが、なかなか1軍には上がってこなくて、結局サンタナが戦線復帰しオスナを含めて外国人打者3人がスタメンに名を連ねることも多々あった。結果的にはコロナで離脱したコールと入れ替わったかたち。打撃でなかなか結果が出ず、守備には不安があり拙いプレーで敗戦につながったこともあった。体格も外国人打者としてはそう大きい方でもなく風貌もいかにも知的というか優しそうで、これで結果が出ていればギャップというか頼もしいのだろうが、なかなか結果が出ないとどうしても頼りなく見えてしまう。しかしキブレハンの真骨頂はなんといってもベイスターズ戦。ここだけは無類の強さを発揮し、ハイライトは8月27日のベイスターズ戦。NPB第1号ホームランを放つと突如大爆発しこの試合で3ホームラン。チーム状態が悪く、ベイスターズに猛追されて青息吐息だった時期にまさかの3タテで優勝に大きく近づいたカードだったが、キブレハンも大きく貢献した。シーズン終了し打率.241 6本塁打。日本シリーズでも出場チャンスがあり、保険的に第3の外国人打者として来季も残してもいいのではと思えたが、結局契約更新はなく1年限りの在籍。内川・坂口・嶋の引退試合でホームランを放ち、ホームインして内川と抱擁していたシーンが印象深い。コメントでは、キブレハンがファームにいた時期に内川によくしてもらったとのこと。キブレハンいい奴じゃないか!そして内川もグッジョブ!と感動してしまった。

☆内山泰嗣捕手(八戸工大一〜トヨタ自動車東日本〜栃木〜ヤクルト)
独立リーグから育成契約でのプロ入り。強肩を評価されてだったが、アマや独立リーグでも打力は課題だったよう。残念ながら支配下登録はならなかったが、入団時から比べるとファームでも打率は残せるようになり成長は見せた。結果的にはファームの試合構成要員で終わったかたちだが、紛れもなくチームスワローズの一員だった。

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