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2024/4/27(土)東京六大学野球春季リーグ戦 法政6-2慶應@明治神宮球場

第1週に東大と対戦し連勝で勝ち点を挙げた慶應。中1週おいて法政との対戦となる。
法政は前週からの登場で立大相手に2勝1敗で勝ち点。月曜日の3回戦まで戦ったので中4日となる。
昨年の対戦は春は法政が2勝1敗で勝ち点を取り、法政2位慶應3位という順位結果。秋は4回戦にもつれ込む激闘の末に慶應が2勝1敗1分で勝ち点を取り,そのまま勝ち点5の完全優勝で神宮大会まで制してしまった。一方法政は秋は春と違って大苦戦。東大にも1敗するなど結局6勝7敗1分で勝ち点2の4位とBクラスに甘んじた。
共に開幕カードは勝ち点を挙げ、優勝を狙うにはここで勝ち点は落とせない。逆に、ここで勝ち点を落とすと優勝戦線から大きく後退することになる。
この両チームは、法政は武蔵小杉、慶應は日吉と近接したエリアに練習拠点がある。それこそご近所さん、東急東横線ダービーなどといってもいいと思うのだが、そんな言われ方をしたことはない。
六大学ではやはり早慶戦、早明戦(これはラグビーからなのかも?)、そして血の法明戦といった、長年のライバル関係といわれるカードが有名だが法慶戦はさほどフォーカスはされていない。しかし特に近年、このカードは昨年の対戦もそうだが結構バチバチの熱い試合をしている印象があり、見逃し厳禁と思っている。
今週、もう1試合は早稲田ー明治。正直、推しではないので観戦見送り。せっかく現地に来たのだから観戦しないのも勿体ないのはあるのだが、体力温存ということで。

H 001 002 111  =6
K 000 110 000  =2

H)篠木、永野、山口凱、安達
K)外丸、沖村、小川、広池

本塁打 松下2号(3回表)、本間1号(5回裏)

法政スタメン
5松下、8藤森康、6中津、4武川、2吉安、9姫木、3田所、7鈴木照、1篠木
慶應スタメン
7古野、5本間、6水鳥、3清原、8横地、9常松、4斎藤快、2森村、1外丸

1回表、松下初球いきなり左腕に死球、藤森投前送りバント、中津左飛で松下三進、武川三ゴロ。送球が高く浮いてセーフにも見えたが。その裏、古野フルカウントからセンター前に落ちるヒット、本間フルカウントから中飛、水鳥左飛、清原変化球を空振り三振。
2回表、吉安ニゴロ、姫木投ゴロ、田所ライト前ヒット、鈴木ニゴロ。その裏、横地一ゴロ、常松空振り三振、斎藤レフト前ヒット、森村フォーク?で空振り三振。
3回表、篠木一ゴロ、松下レフトスタンドへのソロホームランで先制(1)、藤森右直、中津ニゴロ。その裏、外丸直球を見逃し三振、古野右飛、本間遊ゴロ。
4回表、武川空振り三振、吉安一ゴロ、姫木ニゴロ。その裏、水鳥一塁内野安打、清原遊内野安打で中津よく止めたが二塁悪送球で水鳥三進、記録はヒットとエラー。このとき、二塁武川が走者と交錯したのか治療のためいったんベンチに下がる。なかなか出てこなかったが戻ってきた。プレー再開で横地。ここは法政は前進守備は取らない。横地空振り三振、常松フォーク?空振り三振で2死となり篠木凌ぐかに思えたが、斎藤の4球目が一塁側に逸れ、水鳥本塁突入。吉安からの送球を篠木ベースカバーに入りタッチも判定はセーフ。このタイミングもかなり際どかった。このプレーで今度は篠木が走者と接触したか、治療でベンチに下がったがすぐに戻ってきた。斎藤四球、森村三飛。
5回表、田所中飛、鈴木左飛、篠木右飛。その裏、外丸遊ゴロ、古野フルカウントから中飛、本間初球をレフトスタンドへのソロホームラン(1)で慶應1-2と勝ち越し。水鳥レフト前ヒット、清原三ゴロで水鳥ニ封。
6回表、松下三ゴロ、藤森一ゴロ、中津フルカウントからセンター前へクリーンヒット、ここで慶應堀井監督マウンドへ。もちろん外丸続投で打者武川。初球に中津ニ盗成功。ここで武川レフト前タイムリーヒット(1)で法政2-2の同点。吉安のとき初球に武川ニ盗成功と捕手の二塁悪送球で武川三進。吉安レフト前タイムリーヒット(1)で法政3-2と逆転。姫木センター前ヒット、ここで投手沖村に交代。田所フルカウントから四球、鈴木中飛。その裏、横地死球、常松の代打真田空振り三振、斎藤左飛、森村の代打権藤ニゴロ。
7回表、真田に代わり森谷が捕手、代打の権藤がライトに入る。篠木の代打西村レフト前ヒット、松下送りバント、藤森左飛、中津センター前タイムリーヒット(1)で4-2。武川の2球目にニ盗成功、武川ニゴロ。その裏、投手永野登板。沖村の代打二宮四球。球が明らかにうわずっている。古野凡退、ここで投手山口凱に交代。本間空振り三振、水鳥三飛。 
8回表、代打の二宮に代わり投手小川登板。吉安ゴロで抜けるライト前ヒット、姫木送りバント2球ファールもライト前ヒット。ここで田所ライト線タイムリー二塁打(1)も、一塁走者姫木は一気に本塁突入もタッチアウト。ここで投手広池に交代。鈴木脚に当たる死球でかなり痛そう。山口の代打内海左飛で、いったん二塁に戻ってから三類を狙った田所も三塁送球タッチアウト。これは東大にもあったが判断の悪い走塁。その裏、内海に代わり安達登板。清原捕邪飛、横地凡退、森谷の代打今泉見逃し三振。
9回表、代打の今泉に代わり捕手坪田。松下右飛、藤森一ゴロ、中津四球、武川の2球目に中津ニ盗成功、武川中越えタイムリー三塁打(1)で法政6-2。吉安中飛、その裏、斎藤空振り三振、権藤の代打佐藤空振り三振、古野の代打林左飛で試合終了。

法政先制も中盤に慶應逆転。篠木は内容的にはいい投球をしており、それでも捉える慶應打線と、外丸も5回2安打1失点の好投で慶應ペースと思ったが、6回表2死1塁の場面で堀井監督がマウンドに向かったのはやはり危険な兆候を感じ取ったのだろうか。ここで中津ニ盗から武川同点タイムリー。さらに武川もニ盗成功から吉安逆転タイムリー。このあたり、慶應捕手の森村の二塁送球がいずれも乱れて盗塁を許したのが失点に直結した。イニング間の送球練習を見る限り、コントロールは良いように思ったが。
慶應は結局、6回以降で5失点。外丸以下の沖村・小川・広池の3投手がいずれも失点とリリーフの弱さが露わになった。許盗塁がそのまま失点に直結したのも痛い。
法政は対照的に、7回、走者を置いてリリーフした山口が本間・水鳥を抑え、安達も8・9回をパーフェクトリリーフと立教戦に続く好投。打線も12安打6得点と機能し快勝となった。

神宮のいちょう並木


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