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#Ctalks2020 に参加してきました!


こんばんは、あんなんです☺︎
昨日、デザインカンファレンスの Ctalks に参加してきたので、そのレポートをまとめたいと思います。

デザインの知識不足により解釈が間違ってたり、文章の拙さが目立つ部分が多少あるかもしれませんが(汗)そこは温かい目で見て頂ければと思います...!


* もし何か違う部分や改善の余地があれば、ぜひぜひコメント頂けると有難いです!


『 ビシネスとデザイン 』


が今回のテーマということで、プロジェクトの事例や仕事上の経験談から抽出されたお話が多かったです。
その中にあった概念をメインに取り上げていきます。

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①河野道成さん
『グローバルビッグカンパニーの事業開発におけるUXやデザイン』


社会的寄与・責任 > 利益

例えば、ポケモンGOの流行による
ながらスマホが大きな社会問題にもなった通り、

絶対儲かる!流行る!確信があるプロダクトであっても、その裏にある社会的問題も考えないといけない。
(これは大企業であればあるほど重い)

別のしがらみとしては、
関連会社や関係者の要望を無視できないため
シンプルな機能の商品が作れなくなることも。


▶️ 1ユーザーである視点から見て、有名な会社だからネームバリューで売れたりメリットが多いのでは?と思ってたが、それ故の苦悩があったり、上手く立ち回らないといけない義務色が強いのを思い知れた。


デザインの構成・流行の仕方・価値体験の優先度の違い は国や地域ごとに違う 

🇯🇵全国的に見てバスや電車よりも、車を使う人のが多い(都市部地方でも変わるが)

⇄ バスや電車が一般的

🇯🇵男女が、青と赤の色で区分されている
⇄ 差別と捉えられる

🇯🇵文字や案内が視覚的に多く、パッと見て分かりやすさを重視する
⇄ シンプルな空間美を大切にする、情報は誰かに聞けばいい

🇯🇵地味な配色の方が売れる
⇄ ビビッドカラーのが売れる


▶️ まずこういった概念を知っておくことと、グローバル化が進む今、日本人である自分の感覚以外に海外向けに、サービスやプロダクトを届ける相手によって、配慮をしていく必要がある。
ただ上の図を見てても、日本と海外の価値観が真逆である場合も多く、その両者の間のギャップが大きい。プロダクトのデザインは個別に作れるからいいが、空間のデザインでは共存させる必要があったり、場面によってはそのギャップの埋め方が難しいのかなと思った。


UXは会議室で起こってるんじゃない!体験させろ!

説明よりも、まずサービスのリアリティを体験してもらう。
(パワポ提案よりも先に、プロトを見せるなど)


▶️「百聞は一見にしかず」で、体験すれば全てが分かるし伝わる。
むしろ言葉で納得させて使わせるよりも早いし確実だなと。



河野さんの座右の銘

知識や体験は奪われることのない財産

:たくさんチャレンジをして色んな体験をしていこう

相手を知り、罠を張り、誘導してはめる

:相手が罠にハマったと思わせないように仕掛ける

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②坪内陽佑さん
『ビジネスとしてのUXデザイン』

〜7年間、UXデザインというキーワードと向き合い続けた話〜


課題解決の落とし穴


ただ課題を解決をするだけでなく、その先にある
ユーザーのなりたい姿になれているかどうか
に意識を向ける。

ユーザー自身でゴールを想像させる環境を作れるか
例えば、身に付けてウキウキしてる自分を想像して高級なブランド物を買うとか。


▶️ UXは課題を解決してなんぼではなくもっと深い、その先にあるユーザーの生活に寄り添ったり、想像してた以上の価値を見出すことが求められる。


ユーザー視点だけでなくビジネス視点(利益を上げる)も大事

▶️ 学生に抜けがちな視点だなーと最近思ってたこと。
このWhyは分かっても、マネタイズしていくHowやWhatが分からないのが本音。これは現場で経験積んでノウハウが分かって、実感が伴ってくるんだろーなと。サービスを考えるがメインで、マネタイズがサブにくる感じがあった。


クリエイティビティを保ちつつユーザーに価値を与える

昔はユーザーに応じてサービスを作る傾向があったが、それだとオリジナリティやクリエイティビティが失われ、面白みがなくなってしまう。今はユーザーとサービスを結び付けて引っ張っていく力が必要。


▶️ 最初に開発者が抱くクリエイティブな形を作って、その後にユーザーのレビューと開発側のビジョンが合わさって改善されていくイメージを持ってたから、右みたいなことなのか、と当てはめれた気がする。


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③岩井信之さん
『デザインにできること』

〜価値の創出・想像・伝達〜

価値の伝達

機能的な価値は「言葉」で正確に伝わるが
情緒的な価値は「感覚」でしか伝わらない。
だから、表現(UI?)や体験(UX)を通して伝えていくこと。


プロダクトの立ち位置を変えてみる

「必要に迫られて買う(機能的)」から「欲しくて買う(情緒的)」へ。

プロダクトの市場的が縮小傾向にある今、
企画側は今までの観念を取っ払って
違う切り口でアピールしていかないといけなかった。
(=イノベーション)

というのも、今まで通りのプロダクト路線で考えていた時に、プロジェクト外の同僚から「今それはダサい」と痛い一言をもらい、薄々どこかで感じていた気持ちに気付けたそう。

▶️ 当事者側は主観に陥りやすくなったり、自分のやっていることを正当化したくなるっていうのは同感で、第三者の客観的な一言でブレイクスルーできたりする。ただ、それを素直に受け止められるかもキーポイントになる。


物と事はセット

今の時代、物の質は世界的に向上してきてて差別化が図れないので
(=コモディティ化)
事(想いやプロセスなど)を可視化させてユーザーに心に響かせる。

▶️これはプロダクトだけでなく、人の魅力を伝える時も言える。
学生目線で考えると、就活が正にそうで。
表面上だけの小手先を使っても意味がなくて、本質的な意志や想いの部分に重きが置かれるのに通ずるなと。


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④坂本貴史さん
『どこから考え出すのか』


課題 → ビジョン

・課題ドリブン( Issue )

= HOW(最適化、改善)

「いま何が問題で困っているのか」をベースに答えを出していく。

製造を生業としてきた日本人が元来持っている部分。
デジタル系デザイナーもこれが得意で慣れてて気楽らしい。

・ビジョンドリブン( Vision )

= WHY, WHAT(意義)

先行して未来のものを作っていく。

リーダーシップを持ち進めるのは日本人が苦手とする部分
メーカーだと特に自発的な提案を求められる。
「何でもいいからアイデアを考えてみてください。」
と言われ、始めはどう創造するか戸惑ったそう。


データ → 指数

・過去のデータ

ただファクトが集まってるだけで
効果的に目的を持って集められている訳ではない事が多い。
それゆえ、使えないデータであることも。
(効率的な部分は知れても、欲しい要素が無かったりする)

データを拾うために自分の仮説を立てるのが重要で
「この仮説のためにこのデータが必要だよね」
と逆算し目的を持って収拾する。

・新たな指数

満員電車を例に挙げて、観測ポイントを考えてみる。

△ 過去のデータだと
「満員電車はどう計測してるのか」
:もし、重さで測るとなると巨体な人が何人かいたら計算は変わってくるし、問題の本質はそこじゃない。

○新たな指数だと
「満員電車のストレスを測る」
:不快に思う人の割合や快適指数はどれくらいなのか
この問題の打開になりそうなデータを集められる。

こう言ったサービス観点を業務に取り入れて
マーケティングやデータなどの指標が必要。
この考えで進めないと、数年後を考慮すると遅れを取る。


業績評価 と 市場評価

・業績評価( Performance )

UXデザイナーのスキルをどう見積もるか

→ 評価者なのか、評価軸で決めるのかで大幅に変わる。
もし評価者になるとそのレベル以上の人は
組織の中に存在しないのがほとんどなので頭打ちになってしまう。
軸を設けて評価する方がシンプルで良い。


・市場評価( Market )

一般的なデザインという言葉は
造形 と 装飾 のイメージが強い。
業界人としては 計画 であると思っている。


→ この認識のズレを乗り越えるために
自分の意見を整理して分かりやすく事がより求められる。
デザインの定義を伝えるのが目的ではないから
違うワードや視点を取り入れ話すこと。


UXデザインをどうプロセスに組み込むか

バラバラなプロセス

・企画
・デザイン
・開発
・実験

時系列に並んでるため、タイムロスも生じやすい問題。
(企画以外の部署は時間差で実行タイミングがやってくる)

→ 早い段階でUXデザインを具現化する必要があるので
上流工程の企画とデザインが協力関係を結び、UXリサーチをしていく。
(現実はそこの相互関係が難しかったりするが。。)


言ったもん勝ち

こういう意味ではデザインよりも、イノベーションのがしっくりくる。
思ったことをすぐ実行していくことで、
悩んでいる思っている事が解決していく。

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ということで、とてもビジネス色が濃いデザインのお話で
正直に実務経験がない私にとっては意外性の連続でした👀

数値などのデータや、抽象概念を言語化していて
そのフワッとしたものを形づけできる
デザイナーさん方の力量にただ凄いなと圧倒されましたね。

なかなか奥が深い内容で勉強になりました!
私自身もまだまだ学習続けて行きます!

最後までお読み頂き、ありがとうございました😊



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