見出し画像

堤アナの2023年。(前編)

こんにちは。

今回は、堤アナの、アナウンサーキャリア最大の転機ともいえる、2023年の大異動について、振り返ってみたいと思います。

※実際のところは、ご本人ならびにフジテレビ社内の人間でないと、わからない部分もありますので、いち視聴者として、想像を交えながらになることを、あらかじめご了承ください

2022年の秋以降、番組編成に関して、二つの出来事がありました。

2019年4月からの放送開始以来、深夜の報道番組「FNN Live News α」のメインキャスターを、約4年間務めてきた、三田友梨佳さん(「ミタパン」の愛称が有名ですね)が、第一子を妊娠し、出産のため、2022年いっぱいをもって、同番組を降板することになりました。

このあとに出てきた、もうひとつの出来事が、永島優美さんが、2023年3月いっぱいで、メインMCを務めていいる「めざまし8」、及び朝の情報番組からの卒業を発表したこと。

三田さん(右)と永島さん(左)

メディアを通じて発表されたのが、2023年初頭だったので、フジテレビ社内では、もちろん、もっと早い段階で、話が出ていたはずです。

永島さんといえば、2014年の入社以来、「めざましテレビ」「めざまし8」に出演してきた、フジテレビの「朝の顔」

その永島さんが卒業とあっては、「めざまし8」は、後任のメインMCを選ばなければならなくなります。
「朝の顔」が交代となるなら、それこそ、同番組リニューアルくらいの感じだったはず。

「めざまし8」の人事については、以下の3パターンが、案として、あったようです。

➀「後任が、永島アナと交代して、他の出演者は変わらず」

コンパクトな人事ではあるのでしょうが、たぶんこれは、すぐに、なしになったでしょう。

例えば、永島さんの先輩(ちなみに、永島さんの同期の女子アナは、おりません。。)に当たるアナウンサーを、後任に選んだとしたら、
番組リニューアルになるかもしれない変革期において、フレッシュさに欠けてしまうのは、否めません(先輩アナのみなさま、ごめんなさい💦)

かといって、後輩ならいいかというと、微妙です。。

なぜなら、堤さんがいるから。

年功序列じゃないですけど、新メインMCに、堤アナより後輩な誰かを選んでしまうと、

…やっぱり、微妙ですよねぇ💦

実際、永島さんが「めざましテレビ」を卒業した2021年、新MCに、井上清華さんが就任しますが、このタイミングで、先輩の堤さんも、同番組を卒業し、「めざまし8」に移行しています。

では、それぞれの問題を解決できそうな、
「永島さんの後輩であり、かつ、堤さんの先輩でもあるアナウンサー」は、いるのか…?

いるのです。

谷間というか、唯一、2015年入社の世代が😉

宮司愛海さん、小澤陽子さん、新美有加さん。

ただ、いずれも、担当番組との兼ね合いで、移行が難しく、この案は流れてしまったようです。。

②「堤アナが、メインに昇格」

この場合、永島さんといっしょに出演している堤さんなら、もちろん、スターティングメンバーなので、番組については熟知していますし、回し方も大丈夫なうえ、今まで堤さんのポジションだった「サブMC」は、堤さんの後輩から選べばいいから、➀に比べたら、かなり自由度は高いように思えますが。。

「めざまし8」の(ほぼ)リニューアルに際していえば、どうしても、フレッシュさに欠けてしまうんだなぁ(堤さんごめんなさい💦)

なかなかうまくいかなかったところで、フジテレビの上層部から出た声が、

「堤を、αに移したい」

という声だったのではないかと。

確かに、堤アナは、エレガントで、上品、かつ、聞き取りやすい声なので、深夜番組には、向いているのかもしれません。
それに着目した上の方々は、慧眼だったといえるのかも

つまり、

③「永島・堤ともに卒業」→「新MCふたりを迎えて、番組リニューアル」

が、選択されたことになります。

こうなると、「めざまし8」の後任ふたりは、堤さんより下の若手世代から選ぶことができ、

メインMC:小室瑛莉子さん(2021年入社)
サブMC:岸本理沙さん(2022年入社)

という、とてもフレッシュな体制に、まとまったようです。

小室アナ(左)、岸本アナ(右)

永島さんといっしょに、「めざまし8」を卒業することになった堤さんですが、新たなポジションが「ニュースα」のメインキャスターということで、言わば、かなりの昇格人事ですから、結果的に、よかったのかなと感じますね。

今までは、メインMCを支えるサポート役が多く、言い方悪いけど「番組出演者のひとり」という立ち位置だった堤さんが、ついに、主役として、抜擢されたのです!

「ニュースα」を担当するにあたって、前任の三田さんからは、

「私にならなくていいからね」

と、アドバイスをもらったそうです。

「堤は堤らしく、堤の番組にしていってくれればいいから」

とも。

それが、「めざまし8」最後の出演回にて、

「私らしく、私なりに、がんばっていきたい」

という、卒業のあいさつに、つながったのでしょう。

ただ、深夜の報道番組(「ニュースα」)と、朝番組(「めざまし8」)を両立させるのは無理なので、三田さんの「ニュースα」卒業から、永島さんの「めざまし8」卒業までの3か月間、「ニュースα」は、それまで、木・金曜を担当していた内田嶺衣奈さんと、小澤陽子さんが、中継ぎ的に、メインキャスターを務めることになったのだと思います。

実際、就任当初の「ニュースα」は、だいぶかたい印象もありましたが、現在では、堤アナの性格などを反映してか?、だいぶ明るいというか、かなりライトな感じになってきてますよねぇ♪

さらに、もうひとつ、あったのが、

「みんなのKEIBA」の卒業。

2019年1月から、約4年間、MCを担当してきたので、「そろそろ(交代)…」という声は、あったかもしれません。

ただ、テレビ業界と、競馬界のシーズンの区切りは、多少異なっています。

テレビ番組の改変期は、1月、4月、7月、10月。

一方、中央競馬はといいますと、

4月→3月末から、春のG1シリーズが開幕
7月→6月から、夏競馬に先行して、函館競馬がスタート
10月→9月末から、秋のG1シリーズが開幕

と、少し早いタイミングで、大きなシーズンが始まるんですね。

なので、番組改編と、中央競馬の区切りがピッタリ合うのは、1月期しかないのです(実際、堤アナは、2019年はじめに、「みんなのKEIBA」MCに就任しています)

それが、2023年、春のG1シリーズ開幕となる、高松宮記念の回をもって、卒業というのは、やはり、「ニュースα」への移行に合わせた対応だったのかもしれません。

「ニュースα」は、深夜の報道番組だから、堤アナは、もちろん、夜勤という、今までとは真逆の時間帯勤務になります。

「みんなのKEIBA」は、「ニュースα」のオンエアがない、日曜の番組ではありますが、

「堤には、夜に専念させたい」

という、局の意向が、あったのかなとも思います。


後編につづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?