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北海道マラソン2023「完走戦」

2023年8月27日(日) 午前8:30出走。
出走時の気温、街頭の温度計で30度越え。
真夏、唯一無二の大会。

夏こそ自身のパフォーマンスを発揮できるランナー、
秋以降に向け、この時期の貴重な本番として選択するランナー、
真夏の旅ランとして参加するランナー、
思い思いの2万人近いランナーが参集する。
規模、歴史をあわせ、今回で35回目となる、国内屈指の伝統のマラソン大会だ。

自身、2014、2015、2022、2023の今回と4回目のアタックになる。
夏は大好きなのだけど、身体はオーバーヒートしやすい達で、夏のマラソンは「得意」ではない。
暑いのは大好きだけど、パフォーマンスは上げにくい。
なんとも思いが交錯する夏のマラソンだ。

2023年の猛暑は敢えて言うまでもなく、北海道も記録づくめ。
大会前日の土曜の最高気温はなんと35.6度。
木曜日の36.3度から4日連続でこのあたりの気温だった。

大会当日も同様で、スタート時から30度越え。暑さにもだいぶ慣れたとはいえ、この気温下で何時間も身体を動かし続けるには気合いだけでは太刀打ち出来ない。
実際、10km地点で早くもリタイアする選手も多く見られた(月刊「ランナーズ」の記事によると、スタート後2㎞で早くも歩いていたランナーもいらしたとか。。。)。
とにかく、暑さが苦手なランナーは給水所で身体を冷やしながら進むしかない。

この大会は給水所が本当に充実している。
夏の大会だけに2〜3km毎に設置されている(秋〜春は4〜5km毎)。
1カ所の給水所につき、長机4〜6台からなる島が6つから8つ縦にならぶという、長大な列。
そこを「給水〜頭から水掛け〜給水〜水掛け」と繰り返し、これを2〜3キロ毎にかかさず実行。
オーバーヒートを抑えられれば走れる!
そう信じて、とにかく身体を冷やすことを最優先にし、多少のスローダウンは覚悟して歩みを進めた。

10時過ぎから土砂降りになる予報が出ていたが、実際もほぼ予報通り。
スタートから90分。ハーフ地点に差し掛かる頃だった。
ここに至る過程で、体温上昇、オーバーヒートから、身体の動きが鈍くなっていたところだったので、まさに天からの恵み「天然シャワー」となった。
流石に夏の雨なので雨温は高め。身体を冷やす、とまではいかないものの、気温は上がらないから本当に助かった!

そうこうしているうちに30㎞ポイントを通過。ここからがマラソンの本番。今回は「脚が残って」いてくれた!
予定通りのペースアップ。2月のいわき以来のこの嬉しい感覚。
しかし今度は気合が入りすぎて、5㎞も持たずにペースダウン。このあたりの加減がいつも難しい。
マラソンは「我慢」のスポーツであったことをこんな時に思い出す。
それでもラスト3kmは再ペースアップに成功。最後まで痙攣が出ず、しっかり地面を脚で捉えることができた。

これが本当にうれしい。

4月から始まった月一本のフルマラソンチャレンジプロジェクト。
実は4月から7月までの4本とも、後半は痙攣などで身体が動かなくなり、残念な結果が続いていて、少々自信も無くしかけていたところだっただけに、この1本は大いに自信になった。

7月の月山山麓ウルトラマラソンの経験が生きたかもしれない。
暑さ、土砂降り、強烈なアップダウンの状況のもと、体中の痙攣と疲労を伴いながら12時間近く格闘した一本が、今回の土砂降りを「天然シャワー」と思えた余裕に繋がったのかも知れない。

完走率81.1%。
昨年2022年は90.3%だったと言うから、やはり天候は厳しかったか。
しかし、これが昨日来のように35度越えになっていたら自分も。。。
来年、再訪するまでに、7月までの走り込みを見直し、暑さに慣れ、パフォーマンスを上げられるようにしておきたい。

さて9月のマラソンは初の道東「オホーツク網走マラソン」。
前半のアップダウンを我慢して1h45m、後半の平坦路を1h35m、のネガティブスプリットで、3h20mを切って快走したい!
出走は明日9/24(日) 8:45。網走刑務所前スタート!

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