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ロンドンのトスカニーニ

85歳のトスカニーニが1952年に英国に招かれ、当時名手揃いのフィルハーモニア管弦楽団を振った演奏会のライヴ録音。このコンサートはEMIによって録音されたが、トスカニーニがRCA専属だったためレコード化されず、お蔵入りとなっていた。2000年になってテスタメントによりやっと日の目を見たのがこのCD。
演奏は裂帛の気合とそれを完全にコントロールしきった意志の力、そして力強いカンタービレというトスカニーニ本来の魅力に加え、より自発性のあるオーケストラ独特の伸びやかさが演奏全体を支配している
ブックレットのオケメンバーリストには首席ホルン奏者のデニス・ブレイン、第2ヴァイオリンにネヴィル・マリナー(エキストラだったらしい)の名前が見えます。探してみてください。

アルトゥーロ・トスカニーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団
(拍手)
(英国国歌)
ブラームス
●悲劇的序曲
●交響曲第1番 ハ短調
●交響曲第2番 ニ長調
(英国国歌)
ブラームス
●ハイドンの主題による変奏曲
●交響曲第3番 ヘ長調
●交響曲第4番 ホ短調
録音:1952年9月29日&10月1日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール〈モノラル録音〉

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