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カラヤンの「幻想交響曲」

幻想交響曲は名曲中の名曲であるにもかかわらず、カラヤン&BPOの録音としては発売当初から評判が良くない。ほとんどの評者、聴者から長年スルーされている。非常に珍しい。ベスト盤は複雑多彩なオーケストレーションを忠実に再現したアバド盤、標題音楽としてのドラマ性を劇的に表現したミュンシュ盤と言われている。知らんけど。このカラヤン盤は例によって美麗、繊細、艶やかで、まるでR.シュトラウスの交響詩のようにクールに演奏されている。この作品に標題が無く、あと60~70年後に世に出ていたらベスト盤だったね。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリオーズ
幻想交響曲 作品14
(録音時期:1974年10月、1975年2月)

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