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福岡旅行2日目その1

2日目は福岡市科学館にて開催されていた「人類絶滅後の動物図鑑」アフターマン展に行ってきました
1980年代に刊行され、日本国内でも数度にわたって出版、かつて展示会も開催され、更にはテレビ朝日で特番まで組まれたという伝説の思弁進化書籍、アフターマンを題材にした久々のイベントです。初っ端から原作者Dougal Dixon氏が「Welcome to my world!」と動画で序文代わりに語ってくれましたが、原作者の協力あってのものだったのか、どうやら(自分もだいぶうろ覚えですが)原作で学名が載っていないスカーンの学名まで記載されていたようで、ここでしか今のところ見られないコンテンツということを含め、希少価値の高いイベントであることは間違いないかと
Atolier Popokiとして活動されている画家、大谷望氏が描かれた立体図、アフターマンの表紙と言えばこれ、な独特な2種、ナイトストーカーとリードスティルトの原作者直筆イラストの展示、それに準拠したナイトストーカーのロボット、更に巨大化したペンギンの子孫、ヴォーテックスとポーピンを原作者が考え出した際にどのようなプロセスで考案したかという図など、思弁進化ファンにとっては希少価値の高い展示が並んでいます
驚くべきは今回オリジナルに考案された、大陸と陸続きの高地になった未来の日本列島に暮らす、ニホンザルの子孫、「マカクウェティ」です
かつてテレビ朝日で放送された際にも「トゥア・チュート」という知性の高い鳥の子孫が考案されて今いたが、今回の展示に合わせてマカクウェティが考え出されたとなると、もうこれも「幻のドゥーガロイド」と言わざるを得ないでしょう、必見です
更にマカクウェティは担当した画家こそ不明ですが、原作者の考案図も載っていたりします
お土産コーナーには子供が楽しめる「未来の〇〇」を考えるコーナーや、アフターマンおみくじ、グッズとしては学研から出版された児童書版や様々なグッズ、アフターまんじゅうなどが売られていました
思わず散財してしまいましたが、図録とかあったらもっと良かったかもしれません
ネット上では、イベントに合わせた未来生物投稿コンクールも起きていましたね
そんなわけで、思弁進化Speculative Evolutionにまつわるニュースが多かった今年を締めくくるようなこのイベント、来年の1月半ばぐらいまでやっているとのことなので、興味のある方々は、これを機に5000万年後の世界に飛んでみてはいかがでしょうか

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