呪術廻戦考察確認 天元の住う薨星宮は生得領域か?
この記事では、最近呪術廻戦を読み始めた人が考察に参加出来るように、疑問点や仮説、情報を書き並べます。そのためネタバレを含みますので、まだ読んでない人や自分で考えたい人は注意してください。この記事は単行本9巻までの情報で書かれています。
単行本時点で分かっている天元の情報は
・天元は呪術界の拠点に結界を張っている
・補助監督の結界術を強化している
・これらのことから術式範囲は日本全土に及ぶ
・呪物蔵に繋がる寺社仏閣の配置を日々変えている
・不死の術式を持つ
・500年毎に星漿体と同化しなければ高次の存在に進化してしまう
(不死の術式ではなく進化の術式である可能性がある)
・薨星宮と呼ばれる場所に住んでいる
このようになります。
今回は最後に挙げた薨星宮に関する内容になります。
薨星宮は高専の最下層、地下にあります。全貌は映っていませんでしたが大樹を中心に家屋が立ち並びドーム状になっていると思われます。広さについても東京ドーム程度の規模はあるでしょう。
そんな薨星宮ですが、私は正体は生得領域ではないかと疑っています。
まず常識から考えて欲しいのですが、地下にこれだけ巨大な空間を作ること自体が難しい上に中心にはビルよりも太い大樹があり、その周りには石造りの家屋、そこに続く場所も石で作られています。
作れないことはないでしょうが、国をあげての大事業、それこそ大仏やピラミッドを作る以上に大変なことです。これを秘匿しながら作るのは至難と言わざるを得ません。
また高専は京都と東京にありますが、京都はかつての日本の首都であり人口が最も多い地域であったことや呪術の伝統から、そこに高専(術師の拠点)があることは妥当です。東京は江戸時代からの最大都市であるため人口が多く呪いが集まりやすいことから、ここに高専が作られるのも妥当です。
そうすると遷都と同じように薨星宮の場所も変えられたはず(夏油は都立高専の敷地から薨星宮へ入った)ですが、先述したように薨星宮は作ること自体が困難です。一度作るだけならともかく二度も作るのは無理です。
ここで考えられるのは二つの可能性です。
・京都にある薨星宮が天元の呪術により、どこでもドアのように東京高専と繋がっている。
・薨星宮自体が生得領域であるため作る必要がない。
呪物蔵の説明から一つ目の説もあり得ますが、私としては二つ目を推します。
序盤に宿儺の指を取り込んだ少年院の特級呪霊が出てきましたが、この呪霊は施設内に生得領域を展開し、非現実的な建築物の世界を作っていました。虎杖たちが入ってきた出入り口は消え、別の場所に再配置されていました。
非現実的な建築物は薨星宮と類似しますし、出入り口の再配置は呪物蔵と同じです。特級呪物が納められている呪物蔵の入り口が安全のために日々再配置されるなら、唯一天元に繋がる薨星宮の入り口も同じようになっているはずです。
少年院の特級呪霊や陀艮のそれも、現実世界で領域が展開されている空間以上の広さを領域内で実現していました。薨星宮が生得領域であるならば、建築が大変であるとか巨大な地下空間の隠蔽が難しいとかの話は無視できます。
よって薨星宮が生得領域だと色々筋が通るというわけです。
以上でこの記事を終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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