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呪術廻戦考察確認 虎杖悠仁

この記事では、最近呪術廻戦を読み始めた人が考察に参加出来るように、私自身や私が観測した範囲で考察勢の間で挙げられた主要な疑問点や仮説を書き並べます。そのためネタバレを含みますのでまだ読んでない人や自分で考えたい人は注意してください。この記事は単行本12巻までの情報で書かれています。

虎杖について話題になった疑問点や仮説は以下になります。
・虎杖呪骸(人外)説
・小沢優子と再会したときの態度


虎杖呪骸説


まず一つ目の呪骸説について説明します。主人公である虎杖は化け物じみた身体能力と宿儺の器になれる適性、そして他人に偽の記憶を植え付ける通称「存在しない記憶」を持っています。



これらの特殊な能力を持っていることや祖父以外の家族が不明であること、虎杖が通う学校に宿儺の指が都合良く置いてあったことなどから、人間ではなく宿儺の器にするために用意された呪骸なのではないかという説が出ています。

私は獄門疆や天逆鉾などが呪詛師側の手に渡っていたことから呪術高専の管理能力をあまり信用してませんが、それにしても宿儺の指が一般学校の百葉箱に納められていたのを今まで放置していたのは不自然です。

学校側も指のミイラが百葉箱に入っているのを放置するとは思えません。意図的に仕込まれたものと考える方が自然でしょう。

虎杖が呪骸であるとする根拠は以上のものですが、呪骸説はパンダという前例がいたからこその説でしょう。パンダは夜蛾学長が作った魂を持つ呪骸です。パンダがいるのだから虎杖が呪骸でもおかしくはない、と。また夜蛾学長には不審な点があります。それについては別の機会で。


小沢優子と再会したときの態度

単行本8巻にて小沢優子という女性が登場します。彼女は中学時代の虎杖と同級生なのですが、中学時代と現在が別人というレベルで違います。

具体的には身長が15センチ伸び、体型がデブからスリムになり、髪も染めています。

普通であれば同一人物であるとは気付かないでしょう。しかし虎杖は何の躊躇いもなく彼女が小沢優子であると確信して挨拶をしました。

一見ただ虎杖の人の良さや誠実さを確認する話に思えます。しかし虎杖には忘れてはならない特別な能力があります。それは「魂の輪郭を感知出来る」能力です。

真人の推測によると、この能力は宿儺の魂と同居しているから得られたもの、らしいです。この能力によって一級術師の七海ですら傷を負わせられなかった真人の無為転変による回避を無効化しています。

つまり虎杖は小沢優子のことを覚えていたから本人であると理解出来たのではなく、魂の輪郭を感知することによって小沢優子であると理解したのではないか、という疑惑です。

またこれは私の個人的な予想ですが、この魂の輪郭を感知する能力は宿儺の器になる以前から有していたのではないかと思っています。

小沢優子の回想で虎杖がクラスメイトに好きな女の子を聞かれた際に、虎杖は「強いて言うなら小沢」と返しますが、「デブじゃん」という反応がきたのに対して「そう?」と応えています。

中学時代の小沢優子がデブであることは誰もが頷くことでしょう。しかしここで「そう?」と返したのは違和感があります。

このときから虎杖には見えている世界が普通の人のそれとは違っていたのかもしれません。

先ほどの呪骸説と絡めて、宿儺の器として機能するために魂を感知出来るように作られたと想像することも出来るのではないでしょうか。

以上でこの記事を終わります。読んでいただきありがとうございました。

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