呪術廻戦考察 秤の術式予想 プログラミング説
秤についてはかなり前から実力者であることだけが分かっており、死滅回游編において「ノッてる時は僕より強いよ」との乙骨の発言(禪院真希によれば「それはナイ」)があり、その後虎杖の説得のときに能力の一部が判明しました。
そこで判明した能力は
・現代技術と絡む術式
・電車のドアのようなものを具現化
・呪力がヤスリのようにザラついている
また乙骨の模倣の能力から
・乙骨に模倣されても困らない術式
ということが分かります。これらの情報から秤の術式について予想していきます。
・現代技術について
現代技術と絡む術式の例として、パンダは呪いのビデオを挙げました。VHSは最早過去のもので使っている業者も人もあまりいないと思いますが、呪術の観点からは現代的なものと判定されるようです。
呪いのビデオは貞子が有名ですが、小説『リング』の発行年は1991年で、VHSの開発は1976年です。少なくともその年代付近や以降に発明されたり普及したものは現代技術と判定されそうです。
・電車のドアについて
秤は虎杖を攻撃する際に電車のドアのようなものを具現化させていました。
じゃあ直球で電車が術式かというと、電車は100年前からあり、蒸気機関車は200年前からあるので現代技術と言えるかは微妙なところです。リニアモーターカーまでいけば現代技術になるかもしれません。
電車ではないとすると、再契象のように何か一つ工程を挟んでドアを具現化させているか、fateのゲートオブバビロンのように物質を貯蔵して出し入れしているかになるでしょう。その場に残っていないので構築術式系の術式ではないです。
・乙骨に模倣されても困らない術式
乙骨は術式を模倣できます。作中で呪言、ドルゥヴの術式、烏鷺の術式をコピーしました。攻めるにも守るにも強い術式です。相手が強い術式を持っていれば更に強化されます。
しかし乙骨がコピーしていない術式があります。無下限呪術、呪霊操術、赤血操術、投射呪法です。
石流の推測から現在の乙骨の模倣の条件は相手の血肉を摂取することですが、その条件はおそらく満たせる状況だったはずなので意図してコピーしていないとします。また呪霊については肉体がなく模倣できるか予想できないため除外とします。
何故乙骨はこれらの術式を模倣しなかったのでしょう。どの術式もかなり強力です。強力であるにも拘らず模倣しないということは、模倣できない術式なのではないでしょうか。
無下限呪術は六眼とセットじゃないと使えない。呪霊操術は呪霊を貯蔵しておかないと使えない。赤血操術は血を使うため事前に用意するか脹相のような体質が必要。投射呪法は天性のコマ打ちセンスが必要。
つまりどれも事前の準備や本人の特別な才能が必要な術式になります。おそらくナナミンの十劃呪法も訓練で弱点を狙えるようになるまではコピーできても使えないでしょう。
秤の術式もそのような性質を持つ術式である確率が高いです。
これまでの意見をまとめると
・少なくとも1976年付近や以降に発明や普及された技術
・再契象やゲートオブバビロンのような効果で電車のドアのようなものを出していて、構築術式的なものではない
・事前準備や才能によって模倣できない術式
このようになります。
これらから私が出す予想は「プログラミング」です。
プログラミングはコンピュータに命令し実行させるためのプログラムを書くことです。コンピュータの発明自体は古いですが、普及され商業や個人で利用されるようになったのはこの数十年でしょう。例えばファミコンの発売は1983年です。現代技術という条件は満たすと思います。
またプログラミングにはプログラミング言語という特別な言語を用います。乙骨がそれを知らなければ当然術式も使えません。よって模倣できない術式という条件も満たします。
術式の内容としては、プログラミングした内容を実現するというものになります。ドアはそれで出現させたということです。実行したプログラムが持続せず自動で消えるか、消えるようプログラミングすれば二つ目の条件も満たします。
データの量やプログラミングする時間などに制限があるかもしれませんが、詳細については考えません。プログラミングについては全く分からないので詳細な仕様は予想できません。
ただこの説には欠陥があって、公式ファンブックで秤の座学のステータスはかなり低めとなっていて、彼がプログラミング言語を使えるかが問題となります。不良だから授業を受けてないだけで勉学はできるという可能性もありますが。
以上でこの記事を終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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