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呪術廻戦考察確認 偽夏油の正体予想 九十九由基説と天元(星漿体)説

この記事では、最近呪術廻戦を読み始めた人が考察に参加出来るように、疑問点や仮説、情報を書き並べます。そのためネタバレを含みますので、まだ読んでない人や自分で考えたい人は注意してください。この記事は2020年12月6日時点の情報で書かれています。

偽夏油の正体については考察勢の中でも意見が分かれています。有力説は以下の通りです。

・加茂憲倫説
・九十九由基説
・天元(星漿体)説

前回加茂憲倫説について書いたので、今回は残りの九十九由基説と天元(星漿体)説について書いていきます。

まずは九十九由基説について

九十九由基は五条悟・夏油傑・乙骨憂太に並ぶ特級術師の1人です。術式は不明ですが、東堂の回想と簡易領域使用時の解説から式神のようなものを使うことと簡易領域が使えることが分かっています。東堂の癖である「相手の女の好みを聞く」のも元々は彼女の癖でした。

また現状の術師の在り方に疑問を持ち、呪霊を倒すのではなく呪霊が生まれない世界を作ろうとしています。このことについて九十九は夏油と話していましたが、これが夏油が呪詛師となり世界を変えることを決意するきっかけとなりました。

九十九由基が偽夏油の正体であるとする根拠は以下となります。

・表情や仕草、口調が似ている

基本的にはこれだけです。しかしながら無視できない要素でもあります。例えば笑い方ですが九十九は口を大きく開けて「あっはっは」と笑うことが9巻で確認できます。偽夏油も夏油の身体に反抗されたときに同じように笑っているのです。

また偽夏油が登場する場面を見ていくと若干ではありますが女性っぽいところがあります。陀艮の領域でビーチチェアに座っているときに脚を組んでいたり、五条悟に偽者だと見破られたときに「キッショ」と言ったり、所々柔らかさを感じさせるような身体の動きや仕草をしています。特に「キッショ」という発言はとても現代人的なもので、現代よりも1世紀以上前を生きた加茂憲倫や天元のイメージとはズレます。

以上が九十九由基説の根拠となります。



次に天元(星漿体)説です。

天元は不死の術式を持ち、呪術界の拠点の結界や補助監督の結界術の強化をしています。盤星教についての話から、少なくとも奈良時代から生き続けていることが分かっています。

この不死の術式は天元が一定以上老化したときに肉体を作り替え、人より高次の存在に進化させる効果を持ちます。そのときには意志が消え、最悪の場合人類に敵対する可能性があるため、500年に一度の周期で"星漿体"と呼ばれる天元と適合する人間と同化させることで進化を防いでいます。

余談ですが、私は天元の術式を不死ではなく進化の術式だと予想しています。一度または複数回の進化をした結果不死になったというわけです。

閑話休題、この天元が偽夏油の正体である根拠は以下になります。

・長く生き続けたかのような言動
・死体を乗っ取る術式
・天元について詳しい
・術式を明かしたときに溢れた脳漿と星漿体をかけているのではないか

最初については加茂憲倫説でも書いた通りです。「最近の術師にしては」「後悔の味など忘れた」というような発言をしていることから、常人よりも長く生き続けていることが窺えます。

二つ目については、天元の同化と偽夏油の乗っ取る術式が似ていることから天元との関わりがあるのではないかという予想です。偽夏油が夏油の身体に反抗されたときに「初めてだよこんなの」と言っていますが、これはすでに何度か身体の乗っ取りをしてきたと読み取ることも可能です。天元は最低でも2回は星漿体と同化しているはずです。その経験から出た発言であるかもしれません。

三つ目ですが、天元について呪霊たちに説明しているときのシーンでまるで見てきたかのような話し方をしていることが理由です。少なくとも過去編で夏油が天元を見たという描写はありません。にも拘らずそのような話し方をしているのは、本人あるいはその関係者だからではないでしょうか。話しているときに不思議な表情を浮かべていたのも印象的です。

四つ目はこじつけです。脳漿と星漿体をかけているのではないかというだけです。

以上が天元(星漿体)説の根拠です。

そろそろ本編で偽夏油の正体が明かされるかもしれません。果たしてこの中に正解はあるのでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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