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呪術廻戦考察確認 偽夏油その弐 何故現代なのか〜そして津美紀の呪い

この記事では、最近呪術廻戦を読み始めた人が考察に参加出来るように、疑問点や仮説、情報を書き並べます。そのためネタバレを含みますので、まだ読んでない人や自分で考えたい人は注意してください。この記事は週刊少年ジャンプ2021年5・6号までの情報で書かれています。

偽夏油については幾つか疑問がありますが、今回はその中でも「何故偽夏油は現代で陰謀を企てたのか」について書いていきます。

偽夏油は他人の身体を乗っ取る術式を使えます。そして彼の正体の一つとして加茂憲倫であることが分かっています。加茂憲倫は明治時代の術師であり、偽夏油は最低でも150年以上は生き続けていることになります。加茂憲倫は複数ある呼び名の中の一つらしいので、おそらくはもっと古い人間なのでしょう。

ここで一つの疑問が浮かびます。

「偽夏油は五条悟対策のために獄門疆や宿儺を用意したが、偽夏油は殆ど不死の存在なのだから五条悟が寿命で死ぬのを待てば良かったのではないか」

五条悟は現代最強の術師ですが、あくまで人間なので最後には老いて死にます。偽夏油や天元のような不死ではないですし、死んで呪霊になるという選択も取らないでしょう。

偽夏油は獄門疆による封印や宿儺の復活によって五条悟を無効化せずとも、ただ待っていれば五条悟に勝てるのです。彼なら真人の無為転変を高専や世界を巻き込まずとも手に入れることは可能でしょう。

ならば何故待たなかったのか。
考えられるとしたら「待てなかった」のかもしれません。

本編の時間軸は2018年、この時期にやらなければいけない何かがあったとしたら、偽夏油のリスクある行動にも納得がいきます。

本編の12年前、2006年は五条悟と夏油が星漿体護衛の任務に当たり失敗しました。(九十九由基曰く「星漿体のことは気にしなくていい。〜天元は安定している。」)

本編の1年前、2017年4月頃に伏黒の姉である津美紀が呪いにより寝たきりになっています。この呪いは全国的に発現しているようです。

私はこの津美紀にかけられた呪いが、偽夏油が現代で行動しなければならなかった原因なのではないかと予想しています。これ以外に2018年付近で謎が残されている事件というのは特にないという消去法と、この伏線らしきものを回収するとしたらここしかないというメタ的な予想でもあります。

この呪いは全国的なものですが、それだけ広範囲な呪術を行使できるのは現状メカ丸と天元しかいません。メカ丸が無差別に人を呪う理由はないので除外すると、あとは天元だけになります。

天元は未だ顔も出ておらず謎に満ちた存在です。そのため考察勢の間では偽夏油の正体候補の1人に入っています。全国各地の呪術界の拠点や補助監督の結界を強化できる力を持っている天元ならば、津美紀の呪いを実行できてもおかしくはないです。

何故そんなことをするのかについては今のところ全く分かりません。しかし実行する能力はあるのです。

偽夏油は五条悟に偽者であると明かしたとき、頭蓋を外し脳を見せましたが、このとき液体が溢れています。脳を満たす液体のことを脳漿と呼びますが、漿という漢字は星漿体にも使われています。

存在がギャグである東堂に「存在しない記憶」をカモフラージュさせたように、もしかしたらこれも伏線、天元の不死の術式に関わってくるのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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