ラグビートップリーグ「ドラクエ的戦力分析」:開幕節②ヤマハートヨタ

昨日は神戸製鋼対キヤノンの試合を「ドラクエ的戦力分析」してみましたが、正直この組み合わせについては、ある程度選手のピックアップをしている中でも想定ができた内容でした。
実際、僕としても8試合中的中した4試合のうちの1試合でもありました。

ということで、本日は僕が予想を外した2試合。それも、かなりトップレベルの拮抗した実力を持つ4チームのラインナップを分析することで、その制度について考察をしていきたいと思います。

ドラクエ的戦略分析設定の振り返り

ということで、まずは改めまして、ドラクエ的戦略分析の設定について振り返っていきたいと思います。

①ポジション別キャラクター設定

・PR・HO → トルネコ
・LO → ライアン
・FL → クリフト
・No.8 → アリーナ
・SH・SO → 勇者
・CTB → ミネア
・WTB → マーニャ
・FB → ブライ

1〜5番が主に体力重視のトルネコ&ライアン、FLとCTBが防御型のクリフト&ミネア、攻撃的ポジションのNo.8、WTB、FBに機動力のあるアリーナ、マーニャ、ブライを配置。司令塔ポジションであるSH、SOはもちろん勇者、という形で設定しています。

②同一ポジションに複数の代表キャップホルダーがラインナップした場合

同一キャラクターのポジションに複数の代表キャップホルダーがラインナップした場合は、スタメンだけでなく、控え選手も含めその全ての選手の経験値を合計。合計値を当該キャラクターの経験値テーブルに当てはめてレベルを設定する。

チームの総合力をドラクエ4のパーティで可視化するため、例えばトルネコであればPR、HOがスタメン、控えで最大6名代表キャップホルダーがラインナップする場合があります。
チームのフロントローの総合力を可視化、という意味ではそれらの全ての選手の経験値を合算し、それで導き出されたレベルというのが一番総合力を表すと考え、このような計算方法を採用させていただきました。

大熱戦のヤマハートヨタのラインナップをピックアップ

ということで、上記前提を受けてまずは早速大熱戦となったヤマハ対トヨタの試合を分析していきます。まずは代表キャップホルダーのピックアップは下記の通りとなりました。

<ヤマハラインナップ>

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ヤマハはかなりFW第一列、第二列にキャラクターの被りが多いようです。これをルールに則りレベル補正をすると、

<トヨタラインナップ>

スクリーンショット 2020-01-15 01.05.56

以上のようになります。
代表キャップホルダー数は、ヤマハが11人に対してトヨタが10人。拮抗している印象です。
ちなみに最多キャップはトヨタのNZ代表キャップ127のキアラン・リード。
時点もトヨタで南ア代表キャップ61のルルーです。

ここから、同ポジションの合算値を計算し、両チームのパーティLv.を導き出してみました。

平均レベル2.375を覆した要因とは?

両チームのキャラクター別のレベルを並べてみると、このような形になりました。

スクリーンショット 2020-01-16 01.29.54

比較的拮抗して見えた両チームですが、こうして並べてみるとチームの強みである部分が浮き上がってきました。

タイトファイブ(1〜5番まで)で優位に立つヤマハと、FLやFBなど、機動力のあるポジションで強みを見せるトヨタ、という構図が見えてきます。

ちなみに、キャラクター別のレベルの平均をとると、ヤマハが17.25で、トヨタが19.625。こちらは僅差ではありますが、トヨタが上。
この、2.375ポイントを覆す要因となったものは、果たして何なのでしょうか?
ゲームを振り返ると、ヤマハはスクラムトライをとるなど、トルネコ・ライアンのレベルの差を点数に上手く繋げるシーンが多く見受けられたように思います。
その意味では、このトルネコ・ライアンのポジション特性が他のキャラクターより重要性をもつということか。
あるいは、ヤマハにとって忘れてはいけない存在、「スクラム番長」こと長谷川慎さんの経験がこのトルネコ・ライアンポジションに加わってもう少しレベルが上になり、2.375ポイントを覆したのか。
そう考えると、「覇者(はせがわ)の剣」という、強力な武器をヤマハは装備しているのかもしれません。

この辺りは、他の試合の分析も交え、かつ第2節以降も非常に興味深い要素としてチェックしていきたいと思います。

ということで、次回は開幕節第3回のドラクエ的戦略分析「サントリー対東芝」を行いたいと思います。
ひょっとすると、その前に明日1月16日にはトップリーグ第2節のスタメンが発表されますので、その試合結果予想とそのための分析を優先するかもしれません。その際は何卒ご容赦ください。

ぜひ、この分析が「面白い!」「次も気になる!」と思った方は、フォローやファボをお願いいたします。

次回もお楽しみに!

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