歳を経ること
この年齢になって、思うところがあります。
それは、『自由』『Free』を身近に感じる。ってコト。
なんだそんなことって、思うかな?
私だって、若かりし頃は、こんなこと、思う余裕もなかったし、自由だと思っていた。
今は、時間があるってこと。かな。
学校を卒業して、就職して、責任を持つ役職について、そして、退職を意識する年齢になると、あゝ、組織に属する関係性が薄れていくって。
家庭では、こどもを産んで、育て上げ、自立したら、ひと段落つくし。
親の介護があるんだけど、協力してもらえる機関があるし。
責任というものから、解放されてゆく。
じゃあ、いままで、何に、縛られたんだろう?
ガンジガラメに自分で自分を動かなくしていたのかと、気がつくのです。
元来、自由なハズなのに。ね。
退職して、年金をいただいて、生きていく様になると、死を迎えるまで、どういうふうに過ごすか?って考えたときに、今、こう思うのです。
住まいは、どこだって、自由に選べばいい。行きたいところに行けばいい。
朝日と共に起き、食べる分だけ、土を肥やし、作物を育て、魚を釣ったり、狩猟に励み、明日の予定を考えながら、床につく。
身体が動かなくなったら、先に逝った、親や友のことを考え、心に留める。
あゝ、やっぱり、理想論なのかな。
何処へだって、行けるんだ。よ。
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