東京へ GO!は遠い昔


私が、高校卒業後の進路を考えた時、とにかく、家を出たかった!

家庭の金銭状況を考え、家族会議も幾度と開催され、関西圏まで、という条件付きで、許された。

結局のところ、京都に2年間、進学という形で、『家を出る!』という、大目的を手に入れた。

今、自分が、親の立場になり、これが、いかに、無意味で、不毛なことだと即、わかるのだけど。

でも、親から、離れたかった。

結局、寮生活を余儀なくされ、100㌫の自由は得られなかったのだが。

でも、親の立場になって、わかるのは、私でも、心配で、きっと、こうする。

とにかく、家を出たかった。

そうして、せっかく京都に居たのに、貧乏でバイトに明け暮れ、長期休暇も実習とかで、2週間とか、拘束されたものだから、観光なんて、少しもしなかった。

古都の観光に興味もなかった。

若いってことね〜。

実家から通学の地モピーは、不二家でお茶したりしてた。お洒落もしてた。他校のテニスサークルなんかにも、入ってた。

この時の劣等感みたいな、地方出身者ならではの感覚は、彼女らには、わからないだろう。

今、我が子供達はどうだろう。

これが、進学の話をしていると、全く、都会への憧れみたいなものが、ない!

家から通えるところが、イイって言う。

待て待て!

東京へ行きたくないのか⁉︎

うるさい親元を離れたいだろ⁉︎

いな。
理由は、中央に行かなくても、ネットがあるから、問題ないし。
にぎやかなところ、住みたくないし。

いやいや、どんなところか、

知らないだろ?

ああ、時代は変わったのね。

ものごころついた頃から、SNS網に絡まりまくっているヤツ(我が子)らには、全く、私とは、別の感覚を持った人種なんだろうね。

それか、
我が家がよほど住みやすいのか。

最後に、ムスメよ、ムスコよ。

どこにでも自由に羽ばたいて行っていいからね。

#エッセイ

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