【古文】活用の見分け方

活用を見分けることが何の役に立つのか。
正確に読み取るために必要なんだよ。
とは、よく言いますが、活用を問題なく理解できる頃には、正確な読み取りができるようになっている。という矛盾は気づいても言わないお約束のアレです。

とはいえ、古文は、当時はともかく、現代では筆記された文学ですから、じっくりと前から後ろからじわじわと攻めながら読むしかありません。そこで、紛らわしい解釈をスッキリさせるのが、活用なのです。要するに、識別をするということ。

基本的に、言葉には「つながり」、今風に言うと「絆」、学術的には「接続」があるので、接続さえ覚えれば、前の語の活用がわかり、知りたい助詞・助動詞の意味もわかるというものなのです。

言葉を話すときには、大して気にしない「接続」が読解のときには、重要になるのだから、文法を利用した読解は面白いなと心底思うのです。

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