【古文・漢文】反語の訳

反語の訳はいつも話題になる。

反語とは何か?
を、振り返っておくと、現代語だとこんな感じ。

(明らかな毒を目の前にして)
こんなもの食べる人いるの?(いるわけないよね)

古文だと、と思ったが、漢文は、要するに訓読の現代語訳なので、共通ですね。例文を挙げておきましょう。

盍ぞ各爾の志を言はざる
どうしてそれぞれが自分の志を言わないのか(言えばよい)

まあ、ちょっと変化球の例文だけども、大抵の学習者が通る例文だからいいでしょう。これを、次のように訳してもよいという考えがあります。

それぞれが自分の志を言えばよい

意味内容は一緒です。だから、どっちでもいいといえば、どっちでもいいのです。が、個人的な考えを下に述べます。

・反語を理解しているかを聞かれていそうな時は、表面的な訳と反語の意味内容の両方を書く。
・意味内容がわかっているかを聞かれていそうな時は、反語の意味内容だけを書く。

とはいえ、出題意図を理解するのは、難しいので両方書いた方が出題者の気持ちに寄り添った答え方なのだろうと思っています。要するに、高3までは両方書くことを基本にしたほうがいいよということです。

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