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弱さをさらけ出す〜実践編〜


強みを最大限に生かすために弱さをさらけ出すという記事を書いたところ
読者の方から実践編を知りたいというお声がありましたので書いてみました。

前回の記事はコチラ→強みを生かすために「弱さをさらけ出す」

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一番わかりやすい方法と、そしてとても大切なことは、


「私はここが弱いです、こういうことが出来ません、苦手です」
「だからこうしてほしくないです。こんなふうに協力してください」
と自分からいうことです。

本来は何か問題が起こる前に、事前に弱いところを伝えられる方がいいんですが、前もって弱さを伝える場面がないのが普通なので

問題が起こってからでもいいので、弱点に触れるところが出てきたら

それを率直に、ストレートに、恥ずかしがらずに相手に知ってもらうために伝えることが大切です。

弱さを刺激しないようにお願いし、弱さをカバーしてもらうように協力をお願いする、これがとても生きやすく、強みを生かすために大切です。


でないと、ここで

弱さを正当化して自分の弱さを弱さでなはいと強がって仕舞い込んでしまうと関係性が戦いになってしまいます。


人間関係においてこうなるパターンが残念ながら多い。
そうなると、弱さをさらけ出すという方法はたちまち崩壊してしまいます。


本来弱さが否定されたり、拒絶されたり、攻撃されても
別に傷つくことではないんです。

相手がそう思いたいから、やりたいからやっているだけなので、
弱さを受け入れず、認めず、材料にしたり、有利に立とうとする人とは、
どうあがいても良い関係性を築いていけないので。


泣く、というのも弱さのわかりやすい実践です。

悲しくなったとき、情けなくなったとき、どれだけやっても気持ちが上手く伝わらないときは泣けばいいです。

大泣きして感情をアウトプットすることが大切です。

それを相手がめんどくさそうだとか、ウザそうにするならそれもまた
その相手とは良い関係性を築くのは難しいです。


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泣く方は、自分の弱さを刺激されたことに対して正当に泣く。


感情というのは気分が乗ってくると増幅していきますので
不必要な感情を感じて泣きまくるっていうのは、ただの甘えだと思います。


何でも泣けばいいというものでもないですし、
大泣きすれば良いというものでもないです。
わかってもらうために、見せるために泣くなんてもってのほかです!


弱い自分として、

普段からできるおそらく一番良い方法は頼るクセをつけておくことです。


これは自分は弱いというのは感情面もそうですが、
実践面で劣っている、苦手なことにも使うようにしてみてください。


頼るというのは、自分は弱い×相手は強い。
その強い力を貸して、ということ。


甘えるというのは、自分もある程度強い×相手も強い。
力を貸して、ということです。


甘えるのがいつもダメなわけではないですが、


弱い自分を上手く実践するために、
優れた力がある人にその力を借りるということであって


弱さを不必要に拡大解釈して、
自分でできることまで弱いことにして


人の力を使うのであれば、それは頼ることとはまた別です。


使われて嬉しい人はいないけども、
頼られて嬉しくない人はいないです。


さらけ出し、泣き、頼る。


弱さの資質を生かすための基本戦略。


ここで気をつけて頂きたいんですが、


実際には「やっているけどウザがられる。相手と合わない?」という人が結構いると思います。


それはですね、
弱さを出しているのに相手が受け入れてくれないのかを疑うんではなくて、

さらけ出し方がオーバーだったり、過剰反応だったり、感情的だったりしていないか、泣き方が感情増幅させていたり、正当化していたり、攻撃材料として使っていないか、甘える一方だったり、ちょっと言った程度で諦めたりしていないかということを自分で振り返ってみてください。


弱さの適切な実践は、


自分の弱さが何かを正しく理解していて、

それをどのように協力してもらえればベストかよくわかっており、

弱さの全部をさらけ出すけども、感情の押しつけはせずに説明し、

傷ついたらもちろん泣くのだけど、弱さに対してのみ泣き、

相手が上手く力を貸してくれるように働きかけをする。


それでもその弱さに無理解なのであっても

自分ができないことを責めたり、自分への取り組みを苦行のように行うのではなく、尊厳を守るためにその相手とはご縁を切ればいい。


弱さへの攻撃は尊厳を著しく傷つけるということを知っておいてください。


その場面に遭遇したら、

自分にも問題があったんだとか

これは越えられない山なんだとか

自分が変われば相手も変わるはずだとか

傷ついたのだから攻撃してやるとか

くだならい正当化発言を止めて、

弱さを持った自分を真っ先に守ること。

尊厳を犠牲にしてまでトライすることなどなにもありませんので。

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