見出し画像

忘れてはいけない言葉

年末年始は日常生活のいろんなものから離れて夢のような生活を送りました!夢から明けた最初の週末はやる気が起こらず、昼食もフクタン長夫妻と共に一緒にさせてもらいました。

忘れたくないなと思ったことがあったので書き留めておきたいと思います。

何気ない会話の中で気づかされることがあるのが、異国の土地での生活です。

年末になると、日本と同じで掃除が着々と進められていました。
カーテンやソファーカバーなど。朝、見慣れない人が家事をしていたのですが、お手伝いさんをお願いしたらしく、いろんなものを洗っていました。

ある時、「年末は忙しいですね、私は、足で衣類を洗ってますよ」って話しかけました。そしたら、お世話になっている家の奥さんが、「洗う時に何を使ってるの?」って聞いてきました。

私は、はたと気が付き、いつも見ている光景が思い浮かびました。
みなさんは分かりますか?
こちらの人たちは、頭も体も何もかも固形石鹸を使っています(食器は液体洗剤みたい)。それは一番安いからです。といっても、収入から考えると高いです。固形石鹸を使う場合、衣類に石鹸をこすりつける必要があり、どうしても手で洗う必要が出てくるのです。そうなると、家事のしやすさが変わってきます。そして、最貧層はきっと洗濯の頻度はとても少ないでしょう(汚れた服を着ている子をよく見ます)。

この発言で、貧国の中でも層があるということに今更ながら気がつきました。
この地で生活していくにあたり、このことを理解して行動していこうと頭に焼き付けたいと思っています。

たとえば、石鹸の場合、固形石鹸→粉末石鹸→洗濯用洗剤の順に高くなります。洗濯用洗剤は、工業製品で中国やフランスからの輸入のため高いのです。
料理の場合にしても同じく、木材→炭→ガスや電気となり、使えるお金に応じて生活は一変します。

と、皆さまお気づきの通り、先進国での生活は、環境に負荷がかかっています。洗濯用洗剤は水を汚染しますし、洗濯機は電気を使います。
固形石鹸は裸のまま売られており、油や砂糖、小麦粉などは量り売りです。ですので、プラスチックごみはほとんどでません。

一方、洗濯のための時間、水汲みの時間など、生活のための時間は必要になります。
どちらの生活がいいのか一概には言えませんが、日本や先進国でも、参考になる生き方があるのではないかと思いました。

ところで、首都の大きなスーパーマーケットには何でも揃っていますが、加工品(=輸入品)は驚くほど日本と同じ価格です。外国人だけではなく、マダガスカル人もよく見かけます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?