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日本語は簡単!?

言語好きにお勧めの一冊をご紹介します。
「言語世界地図」町田健 著(新潮社)
世界の46言語を取り上げ、話者の分布地図とともに、それぞれの言語的特徴が解説されています。2008年刊行なので古い知見があるかもしれませんが、世界の言語事情を概観するには十分。何度読んでも飽きません。

一般に日本語は難しいという先入感があると思いますが、同書によると「(日本語の)言語としての特徴は極めて『普通』である」とのこと。そもそも、日本語のような膠着語の類型に属する言語は世界でも「多数派」だそう。そして、日本語の章の見出しは、ずばり「規則性の高い覚えやすさ」。

一方、格変化のあるドイツ語は日本人学習者には難しいと感じられるものですが、世界を見渡せば、もっと手強そうな言語は沢山ありそうです。例えば、子音60音に対して母音2音しかないというアブハズ語(カフカス諸語の一つ)とか。子音14音という日本語の話者である私には想像もつきません。

というわけで、世界中の超難言語に思いを馳せて、語学学習のフラストレーションを紛らわせる、という効用がこの本にはあります。

ちなみに、弊社には #日本語教師資格 を有する経験豊かなスタッフがおります。各人のニーズに応じた #個人レッスン やグループレッスンをオンラインで提供可能。在宅勤務中のドイツ人スタッフのモチベーションを高める施策として、社員教育に #日本語講座 を取り入れてはいかがでしょうか。「覚えやすい日本語」を誘い文句に。

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