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速報:ユーロチャレンジ日本対フランス戦

第3ピリオド残り3分を切り、6人攻撃で鮮やかに2点を返すも、2-4で敗れる

全日本選手権が日光アイスバックスの優勝で幕を閉じてからわずか3日。

日本代表がハンガリー・ブダペストで国際親善試合・ユーロアイスホッケーチャレンジに参加。初戦は現地12/11 16:00(日本時間12/12 0:00)より世界ランク13位のフランスと対戦した。

第1ピリオド序盤はフランスのスピードに対応し押し込まれる状況が多かったものの、GK福藤を中心にしっかり守って試合をコントロールしていた日本だが、5分過ぎに自陣から展開しようと繋いだパックを相手に奪われカウンターから失点。その後1点差でしのいだものの第2ピリオド開始直後にDFの足が止まった瞬間を狙われ、ゴール前にキラーパスを通され0-2とされる。

残り3分30秒から日本は6人攻撃に出て意地の2ゴール

第3ピリオドも中盤に、相手のシュートリバウンドが味方DFのスケートに当たってゴールマウスに吸い込まれる不運な失点があり0-3に。
その後は淡々とした展開で、そのまま終わるかと思われたが残り3分30秒という早めの段階で日本ベンチはGK福藤を上げて攻撃選手を1枚増やす6人攻撃を選択。この大胆な策が功を奏し、まずは残り3分を切ったところで上野拓紀がゴール正面からGKの左肩上を抜きゴール。さらに日本は6人攻撃を継続。試合残り20秒を切ったところで、寺尾裕道がテクニックで相手GKをかわし2点目。なんとか意地は見せた形となった。

課題はやはり得点力。次戦対ハンガリー戦で先行できるか?

残った時間は12秒。日本は同点を狙って、ラストプレーはセンターフェイスオフから一気に相手ゴール前へ持ち込もうとしたが、さすがにフランス選手はそれを許さず、パックを奪うとあっという間に無人の日本ゴールへパックを流し込み残り2秒でエンプティネットゴールを決める。

最終的には2-4というスコアで日本は今大会黒星発進となった。

世界ランキングで日本は23位。ランキングで10位上のフランス相手にそこそこ善戦したとも言えるがやはりこのクラスに勝ちきれないと、五輪出場も世界選手権トップディビジョンに上がることも難しい。第1ピリオドには何度か得点のチャンスがあっただけにそれを決めきる力があればまた展開も違っていただろう。毎回クローズアップされる、日本の永遠の課題でもある得点力強化だが、諦めずに取り組んでもらいたい。

次戦は体格を生かしてフィジカルのぶつかり合いで押してくるため、日本が苦手としている開催国ハンガリー戦だ。
11月にポーランドで行われたユーロチャレンジで日本は2点を先行しながらハンガリーに逆転負けを喫しているがぜひその雪辱を果たしてもらいたい。

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ポタやんです。基本的にはライター&編集者ですが、最近は映像制作も精力的に行っています。現在アイスホッケー&アイスクロス情報サイト「IcePressJapan」を運営中。冬スポーツ色々を盛り上げるべく頑張ります!