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アイスホッケー男子日本代表、地元ハンガリーに2-1で勝利

相手のホームでも堂々のパフォーマンス

ハンガリー・ブダペストで行われているユーロアイスホッケーチャレンジ。日本代表はライバル、ハンガリーを相手の地元開催ながら2-1で勝利しました。内容的にも第1ピリオドに先制し、2点をリード。ハンガリーの反撃をGK成澤優太(王子イーグルス)が素晴らしいセービングで1点に抑えての、先行逃げ切り型の勝利。
11月のユーロチャレンジで逆転負けを喫した雪辱を果たしました。

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↑好セーブを連発した成澤優太が福藤豊の祝福を受ける

先制点は鮮やかに池田一騎が決める

第1位ピリオド11分過ぎに、相手のゴール裏で相手DFと身体をぶつけ合いフィジカルに競り合う状況を制するなか、中屋敷侑史(王子イーグルス)がゴール前で待ち構える池田一騎(ひがし北海道クレインズ)にドンピシャのパス。それを池田がGKの左側を狙って撃ち抜く素晴らしいコンビネーションで先制。

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↑池田のゴールの形

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↑喜ぶ日本選手

↑ゴール後ベンチ前での池田
さらにその4分後には、右サイドから中島彰悟(ひがし北海道クレインズ)が打ったシュートのリバウンドを、ゴール左で待ち構えていた秋本デニス(ポーランド1部・GKS Tycky)が押し込んで追加点。これで日本がこの試合の主導権を握る形となりました。

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↑気合いの入った表情の秋本デニス

動きの量も質も上がった日本。ハンガリーに力負けせず

日本からの移動直後だった前日のフランス戦と比べても、今日の試合の日本代表は明らかに攻撃に割く時間が増えたほか、選手の動きの量と質が向上。日本が目指す「速く正確にパスを繋いで攻め込むホッケー」の実現に向けて着実に進化している感じを見て取れました。
ハンガリーには、前回11月の対戦で第3ピリオドにたて続けに3点を奪われて試合をひっくり返された経験があるだけに、試合終盤の守りにも注目していましたが、今回は2-1と1点差しかない状況で第3ピリオドをしっかり守り切れたというのも収穫です。フランス戦ではGK福藤と成澤がほぼ30分ずつの出場時間でしたが、この試合はGK成澤がフル出場。「国際試合での試合感覚を思い出してもらうためにも、成澤を多めに出場させたい」と岩本祐司監督は話していましたが、その起用に成澤は合格点を上回る出来で応えてくれました。

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↑成澤の身体を張った守りで終始試合の主導権を握った

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↑試合後勝利を分かち合う日本代表チーム

次戦はBグループ2位国との対戦 貴重な国際試合の経験を生かせ

さて、この大会は1日の休養日を挟んで、最終日はAB各グループの1位同士、2位同士…という感じで対戦します。
まだこの原稿執筆時点では相手は決まっていませんが、韓国(世界ランク17位)かウクライナ(25位)のどちらかとの対戦が濃厚です。
厳しい日程の合間をぬっての日本代表の国際試合参加ですが、ハンガリー戦での試合ぶりを見るにやはり国際試合を積むことが代表の強化には一番で、一定の効果も意義もあると思えます。

まずは来年2月の北京冬季五輪3次予選(@スロベニア)に向けて意義ある内容の試合にするべく、日本代表には休養日を挟んで良い準備をして最終戦に臨んで欲しいところです。

※写真はPCに映したhttps://m4sport.hu/の映像を当方のカメラで撮影したものです

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↑岩本監督もこの表情。着実に日本代表は進化しています

ポタやんです。基本的にはライター&編集者ですが、最近は映像制作も精力的に行っています。現在アイスホッケー&アイスクロス情報サイト「IcePressJapan」を運営中。冬スポーツ色々を盛り上げるべく頑張ります!