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エキスパートカップから見えるブライト大会環境(青ブタ環境編)

twin_swordです。

今回はビルディバイドブライトのエキスパートカップを多く参加している私が個人的にビルディバイドブライトの大会環境について書いていこうと思います。

◆ エキスパートカップとは

大会で優勝する事で絵柄違いのテリトリーを入手できる大会。それが「エキスパートカップ」です。なので、ショップグランプリ級の緊張感はあります。

現時点では各作品からテリトリー1種類ずつ作られているから非常に良いです。特に作品推しの人は頑張って集めたいですね!

過去に配布された限定テリトリー2種
現在に配布されている限定テリトリー2種

ここからは個人的なtier表をまとめました。情報量が少ない為かなり主観的な要素マシマシなので、その点だけご了承ください。また、デッキレシピのサンプルを掲載しておりますので、構築の参考になれば幸いです。

◆ ブライト大会環境tier表

・tier0

「喫茶リコリコ」

大会参加者の8割以上と言っても良いくらい圧倒的使用率を誇る人気テリトリー。ブライト環境における絶対王者。そのタイプは大きく分けて3パターンあり、ショットの枚数を大幅に減らしテリトリー効果を最大限に発揮にする黒白40枚構築。人気の構築パターンである黒青白の50枚。ミラー戦や対策カード入れたデッキを意識した上で、6コスト以上のユニットを採用した4色50枚構築があります。それぞれの構築に特徴はありますが、共通点は毎ターンキャラが出る可能性が高いため攻守安定して動きやすいです。特にエースである「最強ハッカー クルミ」と「出会いを求めて 中原ミズキ」の制圧力は他のエースよりも一つ抜けている印象です。

デッキコード:IXVNvfDoqQ
デッキコード:GJkj8oiF3C
デッキコード:mHL5MtteZ1

・tier1

「天の光はすべて星」

現時点で唯一と言って良いほど、「喫茶リコリコ」の対抗馬で使用率の高いテリトリー。相手にユニットを展開されても、テリトリーの効果を駆使して積極的にアタックする事で、自分が優位になりやすいです。また、ゲーム中盤以降になればヒット2のユニットでアタックする機会が多くなり、自然と優位に立てます。

しかし、『天元突破グレンラガン』のショットは条件付きの要素があるため癖がかなり強めです。また毎ターン強力なユニットが展開できる可能性が必ずしもあるとは言い難いため、この位置です。

デッキコード:pwCuGvwV2O

「君に朝が降る」

相手のユニット展開されていても、自分のBPが高いユニットで攻め込むとい必然として相手に与えるプレッシャーはかなり大きいです。ただし、相手のユニットはあくまでバウンスするだけので、ゲーム時間がかかってしまうと不利になってしまうので油断は禁物です。

デッキコード:xE9e6pb9eW

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」

『アニメ「青春ブタ野郎」シリーズ』最強の刺客。時には相手のユニットを無視して相手にダメージを与え続ける「シュレディンガーの兎 桜島麻衣」や1ターンで2回攻撃可能な「ラプラスのプチデビル 古賀朋絵」の強力なエース2種がいるため、どのテリトリーの中でも瞬間的なダメージを与える強さや相手に与えるプレッシャーはまさにブライト界の「陸上戦艦 グラドミラル」。

「ラプラスのプチデビル 古賀朋絵」の対策を取られてしまうと、必然的にデッキの動きが鈍くなりやすいです。ゲーム環境上位に食い込める要素はありますが、デッキの弱点が多い為この位置です。

デッキコード:4l5aKXSd2Y

・tier2

「最強のふたり」

バトルで勝てる展開に持ち込めればトップクラスのテリトリー。問題はエース2種しかない上に、テリトリーを開放するだけの存在になっているため、テリトリー開放後から勝負。ゲームスピードが早くなっている傾向なので、構築難易度も少々上がっています。

デッキコード:amRDodWzAQ

「リコリス・リコイル」

エナジーが毎ターン増えるため、テリトリー開放した次のターンに7コストのユニットを展開できる。エナジーから欲しいカードを回収できない事が多いため、6コスト以上にユニットを毎回展開できれば、比較的有利に展開できるが、世の中そんなに上手くいかないため、この位置に。

デッキコード:5zM3Z6IWGm

「俺達、無敵のグレン団!!」

「燃え立つ魂 カミナ」の能力で相手のライフを削りながら、地道にリソース差をつけるデッキ。後半になるほど、リソース差が明確につく。最終的には「魂を継ぐ者 シモン」の能力でヒット3にして一撃で決めていく流れになります。難点として、バトルできる状況が必ずしも自分が有利な状況ではない事とエースがどれだけドロップゾーンにあるかで最終的なリソース差とつけれれるかが鍵になります。

デッキコード:rj3hAO75jV

「転がるぼっち」

バトルしてドロップするだけでドローできるため、デッキ自体安定して使用できる部分はあります。テリトリー効果を生かすために、自分のユニットをバトルでドロップする状況を作り上げるとゲームが有利に展開できます。

『ぼっち・ざ・ろっく!』が発売してから使用率は高い水準はあったものの「喫茶リコリコ」の使用率が高水準な上に、わかりやすい方法で対処されます。加えて、ゲーム環境を日頃から意識しなければ、テリトリー効果を最大限に発揮できないため、デッキ構築の難易度とプレイスキルが如実に出るため、上級者向けのデッキになってます。

デッキコード:Q2UlH5mGyi

・tier3

「Direct Attack」

積極的に攻めれるが、ブライト特有の動きをしなければならない為、上手く使いこなす必要あり。また、ゲーム展開でバトルする機会が少なりつつなるため、手札が増やすよりもどのようなゲーム展開をしつつ、盤面を築き上げるかが課題になっています。

デッキコード:nJkB27qIkM

「日常の一幕」

汎用テリトリーの一種。『ぼっち・ざ・ろっく!』のカードプールよりも搦め手が多いため、作品とテリトリーの相性は良い。手段が相手のBPしかないため、細かな部分で痒い所に届かないのが現状です。

デッキコード:5xHvyRzdzA

「お前のドリルで天を突け!」

汎用テリトリーの一種。デッキの鍵になるのが「スナイパー ヨーコ」で、テリトリー開放し、そのままバトルで勝利して効果を発動させてば次のターンに7コストのユニットを展開できます。その部分を毎ゲーム出来れば、使用する価値はあります。ただし、『天元突破グレンラガン』において、ショットカードが他の作品よりも癖が強い分強力ではあるものの、ユニットカードが少々物足りない印象です。

デッキコード:zR7eJbTjFk

「限界を超えて」

汎用テリトリーの一種。攻守安定して使いやすいものの、ゲーム環境がバトルをしない傾向になりつつあるため、少々扱い辛いです。また『天元突破グレンラガン』はブライトを使いやすいマーク構成にはなっているものの、それを活かせるカードプールが作品内ではもの足りないのも事実です。

デッキコード:fWNOVIYDFX

「ギターヒーロー」

汎用テリトリーの一種。BPで攻めるならブライト環境ではトップクラス。『ぼっち・ざ・ろっく!』に細かい対処方法が少ないため、押し引きが苦手なデッキではあります。

デッキコード:Crv34kMa2t

「ぼっち・ざ・ろっく!」

汎用テリトリーの一種。『ぼっち・ざ・ろっく!』の除去性能は高いものの、BPが高いユニットを多く採用されているデッキは苦手です。

デッキコード:c4QwWRzNvG

「僕と彼女たちのよくある話」

汎用テリトリーの一種。搦め手がある程度存在し、テリトリー効果は比較的使いやすい分類になります。押し引きが得意なテリトリーではあるものの、BPの低さが所々目立つため、守りの部分をプレイヤーの中で落とし込められるかが課題になります。現時点ではかなり未知数なデッキですが、ポテンシャルは高めです。

デッキコード:3zBEgRDAq4

「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」

《ブライト》を持つユニットを守れるテリトリーで、攻守で使える効果があります。テリトリー効果の魅力はかなり高いものの、現時点でのカードプールでは使いにくい部類の印象です。《ブライト》を持つユニットに《デコイ》”登場した時~””ドロップした時~”のような能力があれは、テリトリーとしての魅力がさらに向上したと思います。BPが高いだけでは、個人的には、もの足りない上に使いたい理由を見つけるのに苦労します。

デッキコード:xoK3Nfo988

「やさしい夢に包まれて」

汎用テリトリーの一種。「脱お留守番宣言 梓川かえで」を上手く活用する構築にすると、比較的盤面展開に苦労する事は少ない印象です。序盤のゲーム展開をどのようにするかで、このデッキの運用方法が変わります。

デッキコード:GLXvoaLKSO

◆ゲーム環境について

・絶対王者「喫茶リコリコ」

現状のエキスパートカップで「喫茶リコリコ」がいない事はほぼありません。そのため、対戦相手に「喫茶リコリコ」を想定する場合多いので、テリトリー効果を最大限に活かすよりも、「喫茶リコリコ」を意識しなければならない構築になりやすいです。同じテリトリーを使用した上で「リリベル部隊」や「HAPPY NEW BIRTHDAY」などを採用し、ミラーを制する構築にしなければなりません。また、他のタイトルは白の「浅き夢見し」や黒の「急激なストレス」のような全体除去をショットで頼る事が多くなります。

・環境が不変の理由

これは至ってシンプルな理由が3つあります。それは「毎ターンユニットが展開できる可能性が高い」「デッキの構築難易度がどのテリトリーも楽」「どのデッキに対しても勝率が高く見込める」である事です。また、新規のテリトリーが増えたり、大会で活躍しそうなデッキが見つかった場合は、対策を取りやすいのも事実です。

さらに拍車をかけているのは『リコリス・リコイル』と他の作品のカードプールにおける構築の自由さが圧倒的に違います。作りたいテリトリーに限って、欲しいカードがその作品内になかったり、採用する予定のない色に存在するため、結果的にデッキ構築の難易度が生まれてしまいます。

ガンダムネタがわかる人向けの例えではありますが、「喫茶リコリコ」は地球連邦軍、”他のテリトリー”はジオン公国であると表現できます。

・最後に

ユーザーがどれだけ研究しても、最終的に「喫茶リコリコ」を選択する環境は非常によろしくない状況であると考えてます。これは、ディバイドバトル中部大会での使用率30%を越えたテリトリー「焼炙の門」よりも使用率が高い状況が常に発生しています。私の体感で「喫茶リコリコ」の使用率は80%を超えています。これは私が今まで経験したTCGのなかでも未曾有の出来事です。

本家のビルディバイドとは違い、クイックで使用できるカードがないブライトにおいてユーザーが「喫茶リコリコ」を選択するのは納得できます。ですが、「喫茶リコリコ」に対して何かしらのてこ入れがない限り、ブライト環境は永遠に変わりません。これは偽りなき事実で、緊急性が非常に高いです。

本家の2ndシーズンが終わるまでにはブライト環境の変化が起きて欲しいです。新商品売る努力も必要ですが、ゲーム環境を正しく追って欲しいです。頼みましたよ、運営の皆様。

それでは、次回のnoteで。

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