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12弾『風よ、竜の叫びを聞け』環境考察 ~ディバイドバトル3rd関西大会~

例のnoteは諸事情により、公開まで少々時間を要しております。
twin_swordです。

今回は、先日開催されたディバイドバトル関西エリア大会について諸々書いていこうと思います。

◆ 12弾発売以降の公認・公式大会関連の大会結果

『風よ、竜の叫びを聞け』が発売以降に開催された公認大会や非公認大会などの様々な大会結果で優勝報告があったテリトリーを集計しました。個人で調べたものになりますので、ズレについてはご了承ください。

<公認大会>
-7名-
・魂霊招来・百段御明
-5名-
・超越者の揺り籠
・多目的構築機構 フォートビルダー
・拳赫竜 アンスラーグ
-4名-
・夢幻の狭間
-3名-
・水の呼吸(竈門炭治郎)
・爆散の小劇場
・焼炙の門
・轟炎魔人 アグニ
・大空洞の司令塔
-2名-
・創霊器・青鳳
・海底神殿 アレイネ
・転生の柩
・反撃の鐘楼
・荒魂の霊域
-1名-
・瘴気の魔宮
・陸上戦艦 グラドミラル
・地下武装庫 アーセナルフォート
・猟奇と倒錯の居城
・spring song
・最強のふたり
・リコリス・リコイル
・自律型突撃戦闘車両 ヴァナルガンド
・群蜂機界 ヴェスパイン
・AGE OF CRAFT
・鏡花水月

<プレマ争奪戦>
-7名-
・超越者の揺り籠
-3名-
・転生の柩
・焼炙の門
-1名-
・瘴気の魔宮
・海底神殿 アレイネ
・Lost Butterfly
・夢幻の狭間
・影を呼ぶもの

<非公認大会系>
-1名-
超越者の揺り籠
爆散の小劇場
撃装竜峰 ブラキベルク
異空間・無限城

12弾新規テリトリー4種が大会結果を残しているので、立ち位置として悪くないポジションにいます。

ここからは注目してたカードについて書いていきます。


◇ 個人的注目ポイント

今回は新要素であるDデッキに関連するカードがどの程度使われるか注目してました。

・黒

ユニットである「暗影の民 同志 ザイド」「影霊師見習い ルル」、そしてショットアイコン付きの除去「影よ、仄暗き牙となれ」。この3枚は、Dデッキから好きなユニット1枚を墓地におけるため、墓地ギミックを上手く使いこなせるかが鍵となります。

・青

序盤から終盤まで使い道が幅広くある「マロウスオフィサー ブレンダ」。破壊された際、その時にあったコマンドを手札に加えられるため、今後も活躍が見込めます。Dデッキをメインに構築しないデッキにも採用できる「プリサイススポッター ロジータ」は、相手のライフを減らすパターンや相手のユニットを殲滅するパターンなど、状況に応じて戦術が変えられるのが魅力的です。

・白

BPのマイナスを無効化する「濁流精霊 フリュ」、ヒットを減らさない「岩漿精霊 ラヴァ」、この2つのユニットが並んだら、マイナス以外で対処しなければならない為、テリトリー次第では構築そのものを見直す必要があります。荒魂属性のカードが増えれば、専用サポートカードの使用率が上がっていくと思われます。

・赤

バドラトスの新たなサポートを得つつ新規テリトリーがある「慈愛の竜姫 レダ」、Dデッキからユニットをエナジーにおける「常緑の樹精 グリフィス」。これによりバドラトスやマルガレータなどの優先すべきユニットを選択できるため、デッキ構築の幅が大きくなりました。

・混色

Dデッキからコマンドを墓地における「要撃班 橘のケイティ」。主にレガシーを持つカードと組わせてる事で優先すべきバスターを選択できるようになりました。テリトリーを変える今までにない効果を持つ「白狼衆の守護職 夕顔」。主に「千尋の大渓谷」を選択する事が多いですが、構築次第では様々なパターンが生かせる為、今後の活躍も見込めます。

ここからは、個人的使用率の高いテリトリーを分析しました。


◇ 個人的使用率tier予想

今回新要素であるDデッキに関連するカードを採用されたデッキがどの程度使用者がいる事、それとプレマ争奪戦の序盤に多くの結果を残したのは「転生の柩」、中盤は「焼炙の門」終盤は「超越者の揺り籠」になっていました。この2点が大阪で使用するデッキが選択されるか検討していました。

・tier1グループ(目安:10人以上)

「超越者の揺り籠」は前回のディバイドバトル2ndファイナルでも使用者が多かったテリトリー。他のテリトリーも群を抜いて手札が安定して確保できるため、基本的に隙が無い状況を毎試合できる唯一無二の存在です。次に「多目的構築機構 フォートビルダー」は攻めにおける強さはトップクラスです。守りはいわゆる接続血晶ギミックも搭載できる為、攻守バランスよく対応できます。最後に「拳赫竜 アンスラーグ」2ターン目でテリトリー開放、3ターン目には最大エナジーが7枚状況に持ち込めると、どのテリトリーでもユニットの処理対応が間に合わなくなり、勝利を導く事になりやすいです。

・tier2グループ(目安:10人前後)

制限改定から帰ってきた「焼炙の門」と「喫茶リコリコ」。かつてのパワーはないものの、ポテンシャルは未だに健在。「白狼衆の守護職 夕顔」とDデッキでさらに強化を得た「魂霊招来・百段御明」。「常緑の樹精 グリフィス」の影響でデッキの構築の幅が増えた「爆散の小劇場」。

・tier3グループ(目安:5人前後)

「濁流精霊 フリュ」の登場によりBPマイナスに耐性を得た「転生の柩」、万能コントロールデッキの代表格「超古代遺物 ヴァレリア・キティラ」、除外でお馴染み2ndシーズンファイナルの覇者「CYBER SURVIVOR」、「魘魅蠱術」で大ダメージを狙う「原初の霊域」。各テリトリー自分が一番動きやすい方法を取りつつも、何かしらに特化した構築が多い傾向にあります。

各tierごとに使用者が多いと予想されるテリトリーを区分してみました。今回紹介していないテリトリーが全くいない訳ではないですが、使用者がいても最大で3名程度と予想していたため、自分の中では留意する程度の評価になります。


◆ 使用デッキと戦績

・使用したデッキレシピ
様々なデータを予測し、自分なりの結論として今回使用したテリトリーは「爆散の小劇場」(デッキコード:zq4ltqvY7Q2)です。

メインデッキの詳細
Dデッキの詳細

基本的な動かし方は今回省きますが、特徴的なカードをメインデッキから紹介します。


・白狼衆のおてんば巫女 昼顔

基本はエナジーに置き「赫灼竜 ヴォルガネード」のエヴォルを使うためのカード。エナジーが8枚以上になったときに稀に「爆砕の白雪姫 マルガレータ」をスタンドさせるために使用します。

・崩落の堕天使 アンドラス

「爆散の小劇場」において「ランプの魔人 ジニー」を採用する人が多いですが、特徴的なのは使用コストに白3要求されてます。これは「整然の聖兵 ネブリナ」をコスト軽減して登場される時に相性が良いです。さらに、テリトリー効果と相まって場に残しておく明確的な強みがあります。

・勤勉な鉱士 ベアトス

「燈火の玉兎 ラビアン」に近い動きができる非バスターユニット。状況によっては3ターン目で開放できる可能性を秘めています。このカードを使う際、自分のエナジーに白3発生できるようにエナジーの置き方を間違えないようにしましょう。

・常緑の樹精 グリフィス

地味ながら「爆散の小劇場」で最大級に恩恵を受けたカード。主に「赫灼竜 ヴォルガネード」のエヴォルで登場させたいユニットを選択する事が多いです。それ以外にもエナジーで欲しい色のユニットを置く事もあります。

ここから「常緑の樹精 グリフィス」の効果でエナジーに置くDデッキのユニットについて解説します。


・発現する因子 バドラトス

エナジーにエースが2枚おけない状況の場合、最優先にエナジーに置くカード。主に「赫灼竜 ヴォルガネード」のエヴォルコスト要因。コマンドを多く使用するデッキ相手に終盤で起動コストを使用し、相手のアクションを減らしてゲームに勝利する展開を狙います。

・君臨する大賢 ネフェルクセス

基本は白のエナジー要因として利用。「赫灼竜 ヴォルガネード」のエヴォル効果で登場させ、相手の【デコイ】を持つユニットが多い場合、稀に登場させます。

・忌まわしき麗人 リノシス

状況に応じて、アタックとブロックどちらにも切り替えられるのが強みです。「爆砕の白雪姫 マルガレータ」か「赫灼竜 ヴォルガネード」を優先的に手札に加える事になります。

・未曾有の惨劇 アルゴラ

デッキにコマンドがないため、確定でBP-6000できます。いざという時のためのカードです。

・慈母竜 ペリドバイト

相手のユニットをバトルで処理したい時に使用します。アタック時、BP11500になるため、テリトリー効果を使用せずとも、ほとんどユニットを倒せます。

・白狼衆の水守 花蓮

自動効果で墓地に2枚以上あるカードを再利用したい時に使用します。「赫灼竜 ヴォルガネード」が最優先で、それ以外のカードについては状況に応じて回収します。

ここからは、ディバイドバトルの対戦結果を書いていきます。


◇ ディバイドバトル予選

1回戦:赤白「撃装竜峰 ブラキベルク」先手 ×
初手にエースがない為マリガン。マリガン後エースなし以外は及第点。
相手は初ターンからユニット展開。ダメージから「無謬の謀略 モリアーティ」が2回出るもバスター4枚捲りジリ貧に。テリトリー開放しても、時既に遅し。5分で負けたため、プレイを振り返り。間違った選択はなかったため、相手が上振れが相当良かったと判断し次の次の対戦に切り替える。

2回戦:赤白青「爆散の小劇場」 後手 ◯
相手マリガンなし。自分エースない為マリガン。2ターン目に「勤勉な鉱士 ベアトス」登場からアタックしてショットから「ランプの魔人 ジニー」登場。次のターンに「常緑の樹精 グリフィス」出して積極的に攻める。4ターン目でエナジーが8枚ある状態だったので、そこから「赫灼竜 ヴォルガネード」をエヴォルで登場させ、120点ムーブ。そこからは、丁寧に相手のユニットを処理して、勝ち。

3回戦:青黒「焼炙の門」後手 ◯
相手マリガンなし。自分エースない為マリガン。マリガン後エースない上に、エナジーには赤しかない絶望的状況。相手1ターン目動きなかった為致命傷で耐え。自分のダメージでショットユニット2回登場して出て「勤勉な鉱士 ベアトス」と組み合わせて3ターン目にテリトリー開放。そこからは「抱擁の天使 エルヴィーユ」が来るまで相手にダメージを与えずに耐久ムーブ。その間、相手は「邪欲の令嬢 イシュタルテ」に「魘魅蠱術」ムーブを繰り返す。ショットカードが「呪われた切札」が2枚以上見えたので、赤のない「焼炙の門」と判断。「復讐の誓い」だけ警戒しながらユニットを大量展開して勝ち。

4回戦:青黒「多目的構築機構 フォートビルダー」後手 ×
相手マリガンなし。「新兵器開発」から「マロウスオフィサー ブレンダ」、「リーサルショット グリゼルダ」と完璧なムーブ。一方自分はエース無しのマリガンするも、ショットユニットしかない状況。開放ターンで「獣爪の赤頭巾 ペローナ」出すしかないのは流石に無理。3分で負けたため、そのままゆっくり昼休憩へ。

会場近くのカレー屋さん。
色々トッピングされて700円とお手頃価格。

5回戦:青白「至純なる聖廟」 後手 ◯
4コスユニットがほとんどいない構築。自分が「勤勉な鉱士 ベアトス」で攻め込むも「開かれる道」で時間稼ぎされる。テリトリー開放してからは、相手の展開が鈍いうちに自分がユニットを展開して、ライフ詰めて勝ち。

6回戦:「魂霊招来・百段御明」 後手 ×
序盤から無理矢理攻められて、自分のライフが地道に詰められる。マルガレータいない。4ターン目、手札にエースはいないが「獣爪の赤頭巾 ペローナ」を登場させ、効果でエースが見えたため致命傷にならず。相手が「白狼衆の守護職 夕顔」の効果でテリトリーを「千尋の大渓谷」にされた事によりライフ詰められ、意地でも耐えたが一歩及ばず。

7回戦:「轟炎魔人 アグニ」×
知り合いとマッチ。決勝トーナメントに出れないのが確定してた為、ほぼほぼ消化試合。今日は手札にエースが来ない日でした。5分で負け、こんな日もあるさ。

私のディバイドバトルは、想定外のテリトリーと対戦する機会が圧倒的に多いのが仕様になりつつあるので、次回以降の大会に切り替えていきます。


◇ ブライトツアートリオバトル

予選6回戦の結果が出た時点で、自分は決勝トーナメントの可能性がなくなっていたので、2人集めてトリオフェスに参加へ。

・チームの詳細
チーム名<twin_sword組合関西支部>
先鋒:ユウケン「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
中堅:twin_sword「喫茶リコリコ」
大将:ワタリ「or not to [B]e」
※敬称略、メンバーは全員関東プレイヤーなのはご愛敬で

・チームの配置について
今回、緊急でメンバーを集めた要素も含みつつ、対戦中にチーム内相談が可能であり、ブライトの立ち回り相談された時に早い判断できる自分が中堅にいる事が最優先すべきと判断しました。

・使用したデッキレシピ

デッキコード:R7MqFqk0bwD

今回のデッキコンセプトは、「どのテリトリーに対しても対応出来る」「テリトリー効果でユニットが出ない事が当たり前」「どの状況でも隙なく」の3つです。まずはテリトリー開放するためにエースを多く採用し、色のバランスで「リコリコ看板娘♪ 錦木千束」を含めて11枚に。

次に「喫茶リコリコ」に対して有効な「HAPPY NEW BIRTHDAY」と同様の効果を持つショットカードが採用される事が予想出来ました。そのためテリトリー効果と相反する「アランの祝福 吉松シンジ」をあえて採用し、「喫茶リコリコ」から想定されない動きが出来る事を意識しました。

最後に、自分のエナジーが7枚あれば最大限に行動できるように「2人の関係」「命を蝕む」を採用しています。吉松シンジ、”2コスト+5コスト”もしくは”3コスト+4コスト”の3パターンの意識をするだけで、プレイのブレが生じにくくなります。

・チーム戦績
1回戦:「天の光はすべて星」 個人勝ち チーム2-1で勝ち
2回戦:「or not to [B]e」 個人負け チーム1-2で負け
3回戦:(失念しました…orz)個人勝ち チーム2-1(だったはず?)で勝ち

負けた試合について、自分のライフが0で次のターンがない状況で「アランの祝福 吉松シンジ」をプレイし、テリトリー効果で「作戦サポート クルミ」が登場しました。相手のライフが5枚あり、ショットカードが残り5枚でデッキ構築から「ハッキング」が3枚で「ブラックボックス反応」と「淡い好奇心」が各々1枚と予想出来ました。またバスターカードが5枚ある状況だったため、念のためチームで相談して、その結果「作戦サポート クルミ」でアタックしたものの、「淡い好奇心」が捲られて詰みました。

結果論ですが、「アランの祝福 吉松シンジ」でアタックしていたらバスター4枚埋まっていたので勝ちを拾えてました。分の悪い状況だったからこそ、あえて悪手を選択すべきだった、と魔が差すべきでした。

チームの順位としては3位と良い結果でした。

こちらにチームのメンバーが使用したデッキレシピも掲載してありますので、構築の参考にしてみてください。

ブライトの環境については、「ライザのアトリエ」のデッキレシピと合わせてnoteにて公開いたします。


◆ 大会の結果を受けて

今回優勝したのは「超越者の揺り籠」で上位4名のうち3名が使用してました。その中で2位の「多目的構築機構 フォートビルダー」は、かなり衝撃的な構築でした。

個人的見解ですが、今回の「超越者の揺り籠」の使用者が多いのは単純に安定した行動が取りやすい上に、どんなデッキに対しても有利になる可能性が高いからだと推測します。

運営のレポート待ちではありますが、個人的に運営から何かしらアクションがありそうな予感はしてます。

大会終了後、1人でなんばへ向かっていたらややすこ組の皆様と合流し、何故かなんばまで案内してました

それでは次回のnoteにて。


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