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M-1グランプリ 準決勝オカルト

M-1グランプリ2021の準決勝が目前となった今、
準決勝の傾向と考察をしてみました。

※今回の考察はあくまでも僕の中の妄想の話であることをご理解ください。
ただ、結構面白くなったと思います。
また、考察に関しては新M-1(2015年以降)のデータのみで行っております。

準決勝の基本をおさらい


まず、簡単におさらいをしたいと思います。
準決勝は大きく4つのブロックに分かれて行われます。
Aブロック、Bブロック、Cブロック、Dブロック
となっており、Aブロックが始まる前と各ブロックが終わるごとにMCの方々が次のブロックまでつなぎます。

近年は26組で行われることが定着しており、時間は約2時間半で行われ、26組のうち9組が決勝に進出します。

各ブロック別データ


各ブロック別の決勝進出する組数とそのデータを2015年〜2020年でまとめました。

Aブロック
(4/42組) 決勝率 9.5%   10.5組に1組が決勝
【1年あたり0〜1組】

Bブロック
(16/43組) 決勝率37.2%  2.6組に1組が決勝
【1年あたり2〜3組】

Cブロック
(16/40組) 決勝率40%   2.5組に1組が決勝
【1年あたり2〜4組】

Dブロック
(16/40組) 決勝率40%   2.5組に1組が決勝
【1年あたり2〜3組】

B〜Dブロックはそこまで変わらないことがわかりますが、Aブロックに関しては決勝に進出した最小組数の年が0組。最大組数の年で1組と、かなり厳しい結果となっています。

Aブロックについて


Aブロックに決勝進出者が少ない理由で考えられることとしては、
・準決勝が始まる前に盛り上げるための前説がないことや審査員紹介などで緊張感が漂っていること。
・Dブロックが終わった時点で、審査員への印象があまり残っていないこと。

などが考えられると思いますが、やはり個人的には準々決勝の通過順位なども影響していると思います。

準決勝の出場順がランダムで決めているとは僕はあまり思わなくて、大トリは準々決勝の評判が良かったコンビが多かったり、Aブロックには必ず初準決勝進出のコンビがいたり、あまり決勝進出経験者がいないからです。

したがって、Aブロックには準々決勝の順位や過去の実績が少なからず影響していると考えます。
このようなことから、Aブロックから決勝に進出する組が少ない傾向に至ると私は考えます。

Bブロック以降について

比較的B〜Dブロックは変わらない傾向であるとわかると思います。
しかし、最小組数がどのブロックも1組以下の年がなく、基本2組〜3組が決勝に進出します。
決勝進出者が大きく偏らないこともわかると思います。
そもそも、9組しか決勝に進出しないので1ブロックから4組とか5組はすごい確率なので、そんなことなかなか無いですよね。

考えられる可能性は低いですが、ブロック別でウケ方が違った場合に一つのブロックに決勝進出者が偏ってしまうので、ブロック別で決勝に進出する組数を最大3組とかに決めている可能性もなくは無いのかなと思います。

2019年のCブロックは4組が決勝に…


ただし、2019年のCブロックに関しては4組決勝に進出しています。
インディアンス、ミルクボーイ、オズワルド 、かまいたちの4組でした。
あくまでも、これは僕自身の考察に過ぎないですが、決勝進出者の発表の際に呼ばれた順番が1番目インディアンス、2番目ミルクボーイ、3番目オズワルドで、この3組は審査員に上位評価されていて決勝には必ず進出させたかったと思っていたと思います。
かまいたちに関しては、準決勝のウケはボーダーの少し下くらいだと考えられるデキで、他の組の方がデキは高かった組もいたと思います。
かまいたち本人らも準々決勝終わってから準決勝のネタ(トトロ)をブラッシュアップし始めたと言っていて、決勝で披露した際よりも少し物足りないデキだったのかなと思います。
また、敗者復活戦の際に準決勝の10位以下の順位が発表された際に10位がアインシュタインでした。

つまり、自分が何が言いたいかというと準決勝のデキでいえば、かまいたちよりアインシュタインの方が上だったが、アインシュタインが決勝に進出した場合、決勝経験者が見取り図のみとなってしまう。
初決勝進出者が8組で決勝経験者が1組だとテレビ番組として考えた時に良くないと審査員が考えたと思います。
そこで審査員は、かまいたちと和牛、ミキを天秤にかけた際に準決勝のデキを考えればかまいたちが上だった。ラストイヤーでもあったこと。などが考えられる。

また、3年連続で準優勝中だった和牛が準決勝で敗退したというのが話題にもなって、注目が浴びると考えたのではないかと思います。

また、M-1グランプリの当日に放送されるOPのVTRでナレーターの方が「俺たちが1番面白い」と言った際に、1番最後に映る人が過去のM-1を盛り上げた人を映すことが恒例になりつつありました。
2017年は和牛の川西さん。
2018年はスーパーマラドーナの武智さん。
2019年は準決勝のメンバーメンツだと、かまいたちかミキが濃厚で、上記などの理由があり、かまいたちを決勝進出の後押しにもなったのではないでしょうか。
実際に2019年のOPのVTRの最後が山内さんになった。
以上のことから、かまいたちを決勝に進出させたのでは無いかと私は考えます。

2020年の準決勝で
インディアンスが敗退した理由


また、これは余談ですが、準決勝の審査員をしているくらもとみつるさんがインディアンスとのYouTube撮影の際にインディアンスは2020年の準決勝の順位が上位9組であったと言ったような発言がありました。その際に敗退させた理由としては、パチンコのくだりがインディアンスのネタであり、錦鯉と被っていることから決勝でのネタ被りを避けるために落としたと言っていました。しかし、自分が僅かな記憶ではありますが、パチンコのくだりはそこまで長くなかったような気がします…
ちなみに、インディアンスは2020年のCブロックでCブロックには、東京ホテイソン、おいでやすこが、オズワルドがいた為、そこと比較されて4組は多いことから落とされた可能性もあるのではないかと考えています。

したがって、各ブロックで4組決勝に進出することは何か理由がないと起こらない!
これが私のオカルト!私の考察です。
(今年、普通にブロックから4組決勝進出したら笑ってください。笑)

2021年の俺たちが1番面白い予想


話は逸れますが、2021年の「俺たちが1番面白い」に関しては、該当しそうなのが

屋敷さん(ニューヨーク)
伊藤さん(オズワルド )
田渕さん(インディアンス)

テレビでの露出や今の勢い。M-1の視聴率や平場の盛り上がりなどを考慮すると、ニューヨークの屋敷さんが濃厚なのではないかと私は予想します。
俺たちが1番面白いに関しては、決勝にストレートで進出した人なので、もしこんな感じの都市伝説があるなら、ニューヨークさんはある程度ウケていなくても通過するのではないでしょうか…
また、来年以降ニューヨークがM-1に参加するかどうかも微妙な感じもあるので、ここで上げて俺たちが1番面白い枠に使った方が良いと思うんですが…

別のデータ

今度は、各ブロックごとの前半の組と後半の組どちらが有利かを調べてみました。
A,B,C,Dブロックの前半の組、A,B,C,Dブロックの後半の組のどちらで決勝進出する組が多いのか。

各ブロックの前半
【21/75】決勝率28%

各ブロックの後半
【26/75】決勝率34.7%

※ただし、ブロックの組数が奇数の場合、真ん中の組はカウントしない。

上記のようになっています。ブロックの前半後半で特に差はなく若干ブロックの後半の方が決勝に進出しているなといった感じです。
各ブロックのトリが含まれる後半の方が有利かなと思いましたが、思っていたよりもトリは決勝に進出していないので変わらないことに気がつきました。

ブロックの組数が奇数の場合(1ブロックあたり、6〜8組なので、7組の場合のこと)の真ん中の組のデータですが、以下の通りでした。

つまり、1ブロックが7組の際の4番目の組。
ブロックの組数が奇数の場合の真ん中の組は、
【5/15】 3組に1組 決勝率33.3%
と特に特徴はない。

各ブロックのトップとトリを比べてみました。

トップバッターの決勝組数
【6/24】決勝率25%
B〜Dブロックだけに絞ると
【6/18】決勝率33.3%

トリの決勝組数
【6/24】決勝率25%
B〜Dブロックだけに絞ると
【5/18】決勝率27.8%

各ブロックのトップは不利という先入観がありましたが、準決勝に限ればそのような傾向は特にないことがわかります。
むしろ、各ブロックのトリの方が決勝進出者が少ないですね。
したがって、ブロックのトップだろうが、トリだろうが、真ん中だろうが有利不利はないと言い切れます。

最後に

色々データやオカルトを述べてきましたが、準決勝でのデキや審査員が決めるテレビ番組のしてのバランスが結局1番重要だと思います。

ネタ被りしないことや同じタイプの漫才師、同じブロックの漫才師との戦いも重要になってくると思うので、なぜこの組が決勝に進出したのかを読むこともM-1の視聴者としての面白さのひとつなのかなと私は思います。
無事に全漫才が実力を発揮出来るように願っています!


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