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Xデザイン学校 ベーシックコース2023 #04_23.08.19

私のリフレクションはその日だけのものではなく、その前からの関連するものやそうでないようなものも含んでおり、備忘録のような日記調になっておりますがご容赦ください。。


第3回〜第4回の間

#04に向けてチーム皆でリサーチをしているが、これをしている今、今更ながら#03がビジネスリサーチで聞くべきことがいっぱいあったと悔しくなってくる。今自分がやっているのは#03が始まる前にすべきことだった。何も知らない人間が、質問なんかできるわけない、お客様になっている、#03の時の私はその状態だった。だから聞くべきことが思いつかなかった、と今頃わかる。。
今はリサーチしていて聞きたかったことがいっぱいあって、自分を呪っている。悔しすぎて鼻水も出るほど。事前に会社の名前も聞いていたのに。知らないから、空っぽだから「質問したい」にならないんだ。質問て興味や知識がないと、しない(できない)んだなと改めて体感する。
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毎週のようにチームでミーティングをしてきたが、まだ「これだ!」みたいなものを見つけられていない。ニュースに変に感動し引っ張られ、そこが発想の起点で思いを馳せてしまいがちだった。
ニュースに感動している時点で、どんだけ世の中知らないんだ、ってことだと思う。 でも同時に悲しい現実も突きつけられるわけで、先生が陰謀論のように語るのも頷けた。
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新規サービスはスマートシティを見据えたものであるという条件ではあったものだったが、サービスではなく、だんだんスマートシティのあり方のほうを考えるようになってきた。
私は今マンズィーニの講座にいることもあり、今更ながら「日々の政治」を最近読んでいる。これをみていると先生の言うことが全て合致する。
この本で(まだ半分もいっていないが)「習慣の終焉」と言うパワーワードをもらう。 習慣というものは生活の中でゆっくりゆっくり時間をかけて浸透してきたもので、多くは長い間それを覆す必要もなかったし、覆す術もなかったが、『物理的、および、デジタルのつながりによって、残されていた暗黙知が形式知に置き換えられ』ることによって「ポスト伝統社会」ができていると。『人々が新たな問題に直面し、まだ誰も経験していない状況で動かさなければならない場合、自分が好むかどうか、どうなりたいか、何をしたいかを、自分自身で決めることになる』と言われると”自由でいいじゃないか”と気軽に思えるかもしれないが、何もかも(正しいかどうかの意味で)習慣を疑うという判断が逐一発生する。これは実は流されて生きてきた人が多い日本では結構大変なことだと思っている。
以下の文はもはやうなずきしかない。

人間にとって、自律性とは、自己に閉じることを意味しないし、実際にそうできない。プロジェクトを判断し、行方を左右する考え方や行動が、幾重にも織り混ぜられる話し合いから引き出される。特に活動を志向する話し合いからだ。自律性に富んだプロジェクトは、批判的な分析、創造性、開放性という人間の能力が生かされた話し合いから生まれるのである。よって、自律的にデザインする事は、これらの能力を用いて、僕たちが今過ごしている習慣的な日々のコンテクストから離れ、自分の考えに基づき、自分の足で立つための活動や成果を構想する話し合いに参加することだ。自律的なデザインがうまく進まないと、つまり話し合いにおいて批判的な分析がうまく機能しないと、はからずとも他者が考えたライフプロジェクトを信奉することになってしまう。

「日々の政治」エツィオ・マンズィーニ

面白いのが、調べ物の中で「生活総研」というページを見つけたのだが、今年「消齢化」という事象を発見したという。各世代のアンケート結果の隔たりがなくなってきている=年齢差がなくなってきている=消齢化、としている。「すべき」から自由になってきていると。「できる」「したい」が増えていくと。マンズィーニに近い事象が、すでに始まっているのは良い発見だった。

第4回 質的調査、ユーザリサーチ

チームワークを効率よく

実はチームでの講座直前最終MTGが、当初の予定では講座の1週間前だったが、お盆休みに入って(私も含め)いつもと違う生活になったりしてか、体調不良で延期になり続け、結局講座の前日になった。「明日か。。」と重ためな空気のまま始まったが、1時間のMTGは2時間半くらいになっていた。
でもそのおかげで翌日の講座では、振り返りする必要がなく、スムーズに開始できた。これはいい発見だった。
講座直前にMTGをやっておくと当日スムーズに話が進むので、できる限りこれをやれるといいなと思う。

通信不良

チームワーク中、通信が切れて(私のWifiが時々切り替えをすることがあるみたい!?)ちょっと面倒なことになった。新規事業を決めるためのアイディエーションに一部参加できず。。メモは残されていたが、やはり参加(ストーリーで見ること)していないとわかりずらかったかも。 チューターの奥山さんに手伝っていただいて、元となっているZoomに接続後でないとチーム分けのzoomに入れない仕組みということもわかった(一所懸命後者のzoomURLを叩き続けていた)。ありがとうございました。

チーム内のもやもや

この講座で事業モデル決めるための一連の作業をチーム内で行うこと自体は一通りできた(上記の通り私は一部参加できなかったが)。いつも頭がパンパンだが、今日の頭はやるべきことは決まっているので違うパンパンだった。働け私の頭!だった。(ちなみに前回までは覚えろ私の頭!だった。)頭の中では「ってーことは?」をなん度も繰り返していた。 でもチーム内では「これどこからどれくらいお金取れるのかな?」はぼんやりしていた気がする。進めているものがなんとなくしっくりこない感じは皆あって、端っから「先生にガツンと言われよう!」っていうことになった。

ガツンではなかった、一瞬だった

講座後の座談会時間を先生の講評に当てられた。私のチームは3番目だったが、待てど暮らせど。。19時過ぎに埒開かないということで、奥山さんの計らいで2番目のチームが終わっていない中、参加させてもらって一緒に見させてもらった。
その時の画面にPDUピラミッドがあったのを見て、あ!うち作ってないじゃん!って、話を聞きながら慌てて用意するも、何も埋まらない。。ダメなのは分かってはいたが、Developerが不在。PlatformerになっていないのでDが不在というより、Dになっていた。。

今回の案は合作ではあったものの、ベースが自分ということもあって、私が先生に特攻隊長として進まねばならないんだな、と弱気な決意とともに、話が途切れるタイミングを見計らって突進。弱気な別の原因は(全くもって自分の言い訳なのだけど)私は他の案を推していたことだった。弱々しく突進してみると即死しました、瞬殺。。(泣)いいんです、予期していたので。

言い訳が続きますが、実は先生の質問に答えはあったものの、様々な忖度や諦めが働いて、沈黙してしまったものもあった。でも先生は理解しようと質問していたので、正直に全部言うべきだったと今は反省。そんな余計なことをしても、先生にはお見通しだっただろうな。
結局のところ、うちの案は

  • 新たにハードを作るのはNG、ソフトで考えよう

  • もっとシンプルに概念化

  • 社会課題を考えるのは悪くないが、極端なケースは広がらない

  • 最大公約数または汎用性を考える

  • 私たちの希望する未来と、会社の「これで成長できる」の合致を考えて

などなど。
他にも細かくは何がダメか、どこを考えるべきか等いっぱい教えてもらったので、考える方向はもう少し狭まった。
根本の考え方自体は悪くないと言う言葉もいただいたから、そこからちゃんとビジネスとして成り立つ形を目指してもう一度考えたい。

大変だけどこのリサーチ作業、私は結構好きかも。

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ヘッダのイラストは
Loose Drawingさんの、付箋紙を整理するビジネスマンのイラスト をお借りしました。 ありがとうございます。


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