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「女性を守るトランスの会」趣意書

 私たちは、性別違和を感じている者を中心に、女性の権利を守ろうとしている人間が会員となっている集まりです。

 私たちは、「性自認」という概念が社会制度に導入され、性別を自己決定できるという考えが伸展していくことは、女性の権利法益を奪うものであると考え、ここに懸念を表明します。
 特に女性スペースの安心安全という法益の侵害、女子スポーツが危機に陥るなど、女性が獲得してきた権利と地位が脅かされ、女性差別が拡大することを望みません。

 私たちは、性別不合(いわゆる性同一性障害の後継概念)当事者の権利と女性の権利とが共存する社会を目指します。
 また、その治療にカウンセリング等の精神療法や投薬が行われるよう望みます。

 私たちは、性犯罪を女性にとって最も劣悪な犯罪であることと位置づけています。
 男性より性犯罪をうけたとき、裁判となっても苦痛であるセカンドレイプ、また司法が被害者を「無防備な女性」という偏見で加害者側が有利になる問題が起こるのも周知です。女性は被害者であるにも関わらず弱い立場だけで不当に扱われています。
 また、被害者女性の立場や被害者が男性の場合など、偏見により加害者が不問になるという不条理な事柄が多く発生する事について正当に加害者側が裁かれる男性優位ではない社会の構築を望みます。

 私たちは、身体的な性別は2つであることを前提にして、伝統的性規範の解体を目標とし、性別に関わらず自由な格好が出来る世界を導きたいと考えます。

 私たちは、主観的な「性自認」を尊重するあまり、女性の権利法益をないがしろにした社会がどのような社会なのか、国民皆に考えていただきたい。
 その上で、主観的な「性自認」ではなく、身体違和感と診断を確実にした明確な定義を定め、女性の権利法益を守りつつ考えられるよう、熟議されるべきことではないでしょうか。
 今日の性自認に関しては声の大きな活動家やトランス思想に染まった政治家の意見や論議ばかりが取り上げられています。
 個別の問題についてそれぞれ具体的な議論をする必要があるはずであるのにそうなっておらず、女性の権利向上が増々遠のいている。
 この事に強い懸念を持っており、少しでも改善できるよう望むところであります。

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