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349位:MC5『Kick Out the Jams』(1969年)|【ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)】

このnoteでは、2020年に8年ぶりに改訂された『ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選』のレビューを翻訳しています。本日はこちらのアルバムです。

349位:MC5『Kick Out the Jams』(1969年)

<レビュー翻訳>

 “Kick out the jams, motherfuckers!(ジャムを引っ込めろ、クソ野郎ども!)”。それはロックの究極のヤジだ。ロブ・タイナー(vo)と彼のアナーキストの仲間たちによってデトロイトにてライヴ録音されたこの『Kick Out the Jams』で、彼らはロックンロールは市民的不服従の必要な行為であるという信念のもとに、身悶え、叫んでいる。その証に、本作はミシガン州のデパートで発売禁止になっている。MC5は、本作が録音される前の夏、1968年にシカゴで開催された民主党大会に抗議するイッピーたち(編注:1960年代、米国でベトナム戦争に反対した政治的、反体制的な若者のグループ)のために演奏した唯一のバンドであり、そのことは彼らが頼れる左派であることを示した。
(翻訳:s.tsujimoto、 原文へはこちらから)

<ランキング比較>

参考として、この500枚のリストで「このアーティストの作品が何枚ランクインしたか」と、前回版(2012年版)とのランキングの比較についても調べ、以下にまとめています。

【2020年度版】
『Kick Out the Jams』の順位:349位
MC5のランクイン枚数:1(本作のみ)

【2012年度版】(前回版
『Kick Out the Jams』の順位:294位
スティーヴィ・ワンダーのランクイン枚数:2(本作以外は、446位:『Back In The USA』)

<メモ>

山口智男さんによるコラムがおもしろかった。

ザ・ストライプスによる「Kick Out the Jams」のカバー。



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