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353位:カーズ『The Cars』(1978年)|【ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)】

このnoteでは、2020年に8年ぶりに改訂された『ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選』のレビューを翻訳しています。本日はこちらのアルバムです。

353位:カーズ『The Cars』(1978年)

<レビュー翻訳>

“カーズのファースト・アルバムのタイトルは「グレイテスト・ヒッツ」にすべきだって、僕らはよく冗談を言っていたんだ。”とギタリストのエリオット・イーストンは語った。彼らのデビュー・アルバムは、ボストンのニューウェイヴ・シーンの一角を占めるに充分アーティスティックかつパンチの効いたもので、しかも大半の曲(「My Best Friend's Girl」、「Just What I Needed」)がラジオでオンエアされるにふさわしいほどキャッチーだった。リック・オケイセック(vo,g)が2019年に亡くなったとき、イースンは“アイロニーのセンスをもったポップ・ミュージックで大成功を収めることが目標だったなら、ミッションは達成されたよね?"と、彼にふさわしい賛辞を贈った。
(翻訳:s.tsujimoto、 原文へはこちらから)

<ランキング比較>

参考として、この500枚のリストで「このアーティストの作品が何枚ランクインしたか」と、前回版(2012年版)とのランキングの比較についても調べ、以下にまとめています。

【2020年度版】
『The Cars』の順位:353位
カーズのランクイン枚数:1(本作のみ)

【2012年度版】(前回版
『The Cars』の順位:284位
カーズのランクイン枚数:1(本作のみ)

<メモ>

リック・オケイセックが亡くなった2019年にアップされた、ローリングストーンの追悼記事が読みごたえありました。荒野政寿(「クロスビート」元編集長/シンコーミュージック書籍編集部)氏による13000字におよぶコラム。

バディ・ホリー風の唱法やハンド・クラッピングなど、いにしえのアメリカン・ポップスを思い出させるパーツもちりばめたレトロフューチャー的な解釈のロックンロールは、78年当時の“ニューウェイブ”という感覚をわかりやすく体現していた。

↑記事(https://rollingstonejapan.com/articles/detail/31989/3/1/1)より


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