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354位:X・レイ・スペックス『Germfree Adolescents』(1978年)|【ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)】

このnoteでは、2020年に8年ぶりに改訂された『ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選』のレビューを翻訳しています。本日はこちらのアルバムです。

354位:X・レイ・スペックス『Germfree Adolescents』(1978年)

<レビュー翻訳>

ロンドンのティーンエイジャーで、多文化にルーツを持つ少女、ポーリー・ステイリーンは、歯に矯正器具を付け、派手な蛍光色の布で身をまとい、サックスの爆音のなかで「Oh Bondage! Up Yours!」をはじめとするアンセムを叫び、"私はポーザーだけど、そんなこと気にしない! 私は人々に注目されるのが好きなんだ”と高らかに歌った。X・レイ・スペックスの爆発的なパンクロックのデビュー作は、当時アメリカでは犯罪的なことにリリースされなかったが、80年代から90年代のインディー・ロックのアンダーグラウンドで口コミを通してカルト名盤となり、スリーター・キニーやビースティ・ボーイズなど多くのアーティストに影響を与えた。
(翻訳:s.tsujimoto、 原文へはこちらから)

<ランキング比較>

参考として、この500枚のリストで「このアーティストの作品が何枚ランクインしたか」と、本作の順位の前回版(2012年版)との比較についても調べ、以下にまとめています。再評価

【2020年度版】
『Germfree Adolescents』の順位:354位
X・レイ・スペックスのランクイン枚数:1(本作のみ)

【2012年度版】(前回版)
『Germfree Adolescents』の順位:掲載なし
X・レイ・スペックスのランクイン枚数:0

<メモ>

歌い回しや英語の発音が、まさにセックス・ピストルズ直系という感じでカッコいい。この時代のパンク・バンドに、サックスが入っているというのが面白い。




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