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このままでは終われない

4月から通っている
「ART&COPY」コースも6回目となり、
残すはあと2回となった。

毎回一生懸命課題に取り組んでいるものの
なかなか結果が出ず、
おまけにその流れで出した公募でも結果が出ず、
正直めちゃくちゃ落ち込んでいる。

(時間もお金もかけても、
 返答は「無言」だからなぁ…)

過去に通った講座では
何度か優秀作に選ばれたりもしたけれど、
今回そういうことは全く起きない。
「年のせいかなぁ」などとも思ったけれど
同年代の人がガンガン結果を出している。

なんというか、もはや
「落ち込んでいる」という次元ではなく、
「このまま死ぬんじゃないか…?」
「こんなんでこの先家族で食って行けるのか?」
といった不安で軽く(?)頭が
おかしくなったり……。

…そんなあれやこれやを抱えて
講義へ向かおうとした出がけに
妻の同僚がコロナに感染したことが判明し、
妻は濃厚接触者ではないものの
念のため初のオンライン受講となった。

(その後その同僚さん以外は無事と判明、
 幸い同僚さんも重症化はしていない模様)

リアル受講よりも視界が狭まる
大変さはあったけれど、
その分必死に話を聴いてメモした感はある。

この日のゲスト講師は
CMプランナーの鈴木智也さん。

講師・阿部広太郎さんにとって
学生時代からの親友・制作のパートナーで、
下記リンクの阿部さんのnoteには
鈴木さんへの思いが綴られている。

鈴木さんと阿部さんのコンビは、
まさに「ART&COPY」のお手本に見えた。

どんな関係性の二人でも
「仕事の場では敬語になる」ということは
よくあることだが、
タメ口による「友達」の距離感で
語られるからこそ、
よりその信頼関係や制作のリアリティが
伝わる講義でもあった。

そして、デザイン科出身で
グラフィックもできればコピーも書いて、
肩書きはCMプランナーで……と
自分からすれば
「何でもプロとしてやれる人」に見える
鈴木さんが、様々な道のプロと
「組んで、つくる」ことについて
熱く語られていることは、
とても刺激になった。


特にその中で、鈴木さんが話されていた
・絵と言葉の適度な距離が、読後感を生む
・両者の距離が遠いほど、人は想像する

という点については、そのコツを得たくて
この「ART&COPY」に通ったと言っても
過言ではないので、この先コピー生の相方さん
(そしてその後組むコピーライターさん)と
お互い強く意識して
進めて行きたいと再認識した。

自分自身、これまで課題に対して
一生懸命向き合ってはきたが、
ほぼ毎回

「自分のやってることって
『ちょい足し』レベルじゃないか?」

という疑念が晴れず、
それを「掛け算」にするためにも
自分は自分に対して、
そして相方さんにも自分に対して
「絵と言葉の距離は適切なのかな?」と
妥協なく問うてもらうよう
努めたいと思った。


…今回、講義前は前置きのように
だいぶ鬱々としていたのだが、
鈴木さんと阿部さんによるリアルな体験や
そこで得た制作時の要点などを色々と聴けて、
「まだまだやれることはあるぞ」と
だいぶ気持ちが前向きになれた。

手掛けられてきたお仕事の実例を見て
励まされる部分も多かったし、
そこには人柄もにじみ出ているのだと思う。

自分もそういう人間になれたら、
そして誰かにとって
「組むと嬉しい」人間になれたら、
そして鈴木さん&阿部さんのように
「いいコンビ」に見えるようになれたら
いいなと思う。

「ちょい足し」ではなく、
「掛け算」の人間になれますように。

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